ポジ熊の人生記

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映画ナラタージュネタバレ感想とTwitterの反応

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映画『ナラタージュ』を見てきたので感想を。

その前に基本的な情報をおさらいします。

基本情報

原作

島本理生の恋愛小説

原作の受賞歴など

  • 「この恋愛小説がすごい!2006年版」第1位
  • 「本の雑誌が選ぶ上半期ベスト10」で第1位
  • 2006年の本屋大賞で第6位
  • 第十八回山本周五郎賞候補

主演

松本潤有村架純

キャスト一覧(役名-役者名)

  • 葉山貴司 - 松本潤
  • 工藤泉 - 有村架純
  • 小野玲二 - 坂口健太郎
  • 山田志緒 - 大西礼芳
  • 黒川博文 - 古舘佑太郎
  • 塚本柚子 - 神岡実希
  • 金田伊織 - 駒木根隆介
  • 新堂慶 - 金子大地
  • 葉山美雪 - 市川実日子
  • 宮沢慶太 - 瀬戸康史

ストーリー

大学2年生の春、泉(有村)のもとに高校の演劇部の顧問・葉山(松本)から、後輩の為に卒業公演に参加してくれないかと、誘いの電話がくる。葉山は、高校時代、孤独な泉に居場所を与え、救ってくれた教師だった。

卒業式の日に誰にも言えない葉山との思い出を胸にしまっていた泉だったが、再会により気持ちが募っていく。

二人の想いが重なりかけたとき、泉は葉山から離婚の成立していない妻の存在を告げられる。葉山の告白を聞き、彼の存在を忘れようと決意した泉は、自分を想ってくれる大学生の小野(坂口)との幸せに傾きかけるが、ある事件が起きるーー。

映画「ナラタージュ」公式サイト|Story

下調べなしで行ってきた(動機など)

何気なく最新の映画情報を眺めてて、原作の小説が名作の誉れ高い期待の映画だっちゅうことで「ほうほう、どんなもんかな?」と興味本位で見に行ったというのが動機。

あとは最近映画の感想記事も書いてないし、ブログのためにひとネタ仕入れようかなと考えたのもあります。こういう時、いつも「熱烈な原作ファンには申し訳ない」というライト勢ゆえの葛藤があります。3秒で消えるが

松本潤も有村架純もどちらも好きでも嫌いでもないので、映画を見に行く上で「この人が出てるから見たい(キラキラ)」という感情もなければ「この人が出てるのはNG」という気持ちもなし。有体にいえば無難なキャストなのかなと。

もちろん、原作は未読。

見る前のイメージ

「教師と生徒の恋、しかも不倫という2重の禁断ラブストーリー?まぁそこら中に溢れてる物語やんね」と割合すかした姿勢で臨みました。ただ、それでも何か心を動かされるものはあるのだろう、だってそれだけ評判が良かったわけだから。原作の島本さんが魅力的な文章を書くがゆえに、そのような評判になったという可能性もあるわけだけどもね。

見て一言

「見て良かった、何か元気になった、俺も迷わず前に進もう」

ですね。あ、一言になってないか。まぁいいや。

安直な禁断ラブストーリーかと思いきや、意外性があったりそんでラストは胸にしこりのない勇気づけられる感じで締めくくられているので、映画館の帰りは足取りが軽かったですね。見て良かったというのは投じた料金を差し引いても得るものが十分にあったっちゅうことですね。はい。

だらだら感想(ストーリー順)

社会人の泉が、大雨の日に夜遅くまで職場に残ってる場面からスタート。んで、こまっしゃくれた後輩に懐中時計のことを聞かれ、そこから泉の長い長ーい回想が始まるわけです。ちなみにナラタージュというのは回想って意味のようですよ。映画館出るまで知らなかった。

ふむふむなるほど、心が弱り切っている女学生を救った顧問の葉山。これだけ優しくされたらコロっといっちゃいますよね。んで、恋心を抱いてしまう。ついに泉は葉山に「恋人いるんですか?」と告げる。うんうん、ここまでは良い。で、葉山はどうも煮え切らない。やっと出てきた言葉は「かつて結婚していた」と。えーうそだろ、今でも結婚してんだろええ??などとスクリーンの前で眉間にしわを寄せるオジサン1名。

どうにも煮え切らないのですよ、この葉山っちゅう男は。泉の好意を完全に知りつつ、はっきりとした答えを返さない。もうね、みていてイライラする。なんでこんな奴を好きになっとるんだ、とっとと見切り付けて高身長イケメン爽やかで優しく実家も暖かい大家族の小野君に鞍替えしないんだぁ~!←これが中盤までの気持ち。

いやはや、それにしても泉は葉山が結婚していると最初からしっていたら、どうなっていたでしょうね?もしかすると、恋心を抑えて割り切れていたのかもしれない。・・・いや、早速覆しますけど無理でしょうね、気持ちを抑えるの。だって、映画の宣伝絵で「壊れるくらい、あなたが好きでした」ってのたまっちゃってるのですから。妻がいようがなんだろうが、ずっとずっと好きなまま生きたのでしょうな。うーん、おじさんには理解不能!

おじさんはね、やっぱり人のものには手を出さない。「いいな」って思っても「いやいや条件外でしょ」と心のプログラムが機械のごとく作動して相手への想いを断ち切ってしまう。ここは冷静ですよ。ただ裸で迫られたらどうしよう。でも、泉の場合は最初は葉山は結婚していないと告げられて、それで慕情を募らせていったわけです。もしこれをされたら、どうでしょうか?何年もつかず離れずで優しくされてメロメロんなって、それで「実は結婚してましたー!(テッテレー!)」なんてされようものならスレッジハンマーでドたまカチ割ってやりたくなるってもんです。それをですよ、この葉山という軟弱な優しい男はしてのけたわけです。この時の泉ちゃんの気持ちを考えたら、もうね、もうねぇ・・・。

あ、でもね。葉山は実は良くわからんのです。この男、まじで壊れてるんじゃないかっていうくらいに優しい。相手のことに親身になって、とことん優しくて優しくて馬鹿優しい。アニメの主人公にいるタイプ。とにかく献身的。だから、泉のことをもてあそぼうとしたわけじゃないんだと思う。妻とファイアー関係で色々あって弱り切ってる時期に、自分のことを頼ってくれる泉に力をもらって、そんで生徒以上友人以上彼女未満みたいなところに心が持ってかれたんだ。葉山にとって泉は大切な存在。もちろん、幸せになってほしいはず。けど、恋心は無い。自分が好きなのは(恋しているのは)妻だから。そんな心境なんだと思いますよ。

しかーし!僕的には納得できない葉山の言動がある。というのも、泉に対して妻がいることをなぜ最初から伝えなかったのか?という点。もうひとつは卒業していく泉にチューしたことだ。「恋ではない」とか言いつつなにしてくれてんの。好きでもない相手の唇奪ってんじゃないよ、そんなことしたら泉が骨抜きになるってわかってんでしょ?それともなによ、恋はしたくないけどチューやらピーやらはしたいっていうんか?カノピじゃなくてカノピッピでも男の本性をさらけ出すことは正当化できるっていうんかい?それにだ、どんだけ妻のことが忘れられないっちゅうても、そこから踏み出すまでどんだけ長いこと泉の心を縛り付けてんだよ。時々電話かけて心を揺さぶるし。ひでえよ、相手を幸せにしたい、でもほかの女(妻)に本当の気持ちがあるっちゅうんだったら、どうしてもっと早く泉を解放してやらんかった、この下衆!!!

はぁ、はぁ、はぁ・・・すいません少し落ち着きますね。

そうそう、小野っているんですよ。さっきもチラッと話した。この子はですね、泉のことが好きになっちゃうんです。でも、最初は振られちゃう。泉は葉山のことが好きだからね。けど、どうにも諦めきれない。ずっと好きだった。そんで、葉山と泉が仲違い?というか結婚していることが露呈してギクシャクしてですね、小野にチャンスが巡ってきたんです。この男、最初はめっちゃ優良物件だと思ったんですよ。優しい、イケメン、背が高い、一途、実家との関係良好、クリエイティブな趣味と将来展望。どうですか、人によっては涎垂らしちゃうくらいじゃないです?そこの貴女ですよ。しかし、裏切られましたね。僕の気持ちは裏切られちゃった。「泉ちゃん、フニャってる葉山などさっさと捨てて小野っちと付き合え、その方が絶対に良い!」とか考えてたんですよ、少なくとも小野と泉が付き合うまでは。

そしたらですねぇ~、どうなったと思います?小野君。こいつはとんでもないボダっ気がある。自己中心的で相手の言動を縛る癖がある。自分のことを名前で呼ばないと不機嫌になったり、無理やり自分の食いたいものがある場所へ泉を引っ張っていく、過去の男関係を冷静に聞けずに取り乱す、過去のアイテムを発見したそれだけの理由で夜道で危ない目に合っている泉を迎えに行かない、などなど。おっかねえ、なんちゅう狂気たい・・・。人のふり見てわがふり直せとはまさにこのこと。小野っちはとっても危険な男でした。みなさんも作品を見て是非ともわが振りを直していただきたい。男も女も同じ人間で、恋人にしたからといってそれは自分の所有物じゃないんです。立派な他人なんです。尊重してください。

で、結局なんですけど、泉と葉山は別れちゃうんです。最後はやることやりますけど、「物理的に」わかれる。しかし、ねぇ、そんな割り切れるほど人間なんてのは理屈で動いてないんです。恋なんてのは感情で動くもの。泉は葉山のことがずーーーっと忘れられないんです。社会人になっても。別れ際に葉山にもらった懐中時計の針は止まったまま。泉の針も止まったままですよ。葉山は時間が動き出したよ、奥さんとよりを戻すんだって。良かったね、葉山。しかし、泉は立ち止まったままですよ。それでいいんかい?

きっかけはふとしたことから。いつの間にか眠りに落ちていた泉は目を覚ます。会社のオフィスに淡い朝の光が差し込み、それを見守ってたかの如くこまっしゃくれた同僚の男性が「悲しい夢でも見ていたんですか?」と。なんと、ラスボス(謎)はこの男。「その懐中時計に文字が彫ってあるの、知ってます?」そこに書いてある文字を読む泉。そして、懐中時計は動いている。多分、同僚が動かした。オフィスから窓の外を見渡す泉の表情に迷いなし。きっと、この時点で泉の時間は動き出していたのだと思います。つまり、この同僚が全てを見透かして、泉の時計を動かしたのですよ。時間というのは不可逆で止まらないものですが、人生の時間というのは止まってしまいます。もう終わった恋なのに、いつまでも葉山を想い続けて澱んでいた泉のようにね。しかし、吹っ切ればあとは前に進むのみ。人生なんてそんなもんなんです。このガッチガチに凍っていた泉の心をラストで氷解させた同僚君に、僕はMVPを送りたい。んで、このあとに泉さんと同僚君のオフィスラブが始まるかどうかは、また別のお話っちゅうこっちゃね。

不倫の恋愛なんて良いことねえぞコラ

最後に雄たけびを上げます。

不倫恋愛なんてするもんじゃねえ!

僕はかつて不倫されたことがあります。発覚した時は威勢よく出ていった妻は、空き缶のように捨てられてブーメラン帰宅したのです。そのあとはグダグダになって別れましたけど。僕にも原因はあったのですが、それにしたって結婚しつつ肉体関係に及ぼうなどとは人外の選択肢であります。好きになるのはどうしようもないです、ただ自分の身辺は整理して事に臨みましょうよって話です。ケジメをつけられない大人なんて最低ですよ。葉山にしたってそうです。教え子に頼られて救われたのはいいけど、据え膳よろしくちゃっかり行為におよんでんじゃねえよタコ!と感じました。ま、それでも泉が葉山によって救われた、というのならそれは結果的に悪とは言い切れないのかもしれないですけどね。

あとあれだ、未だに不倫恋愛で自分の時計が止まっている人は、とっとと見切りをつけて時計を動かしてあげてください。ロジカルに考えれば簡単なことです、懐中時計の横のツマミをクリクリっと回してやるだけ。それで時計が動き出すよ。さぁ動かせ、とっとと動かすんだ!終わらないグダグダの不倫恋愛なんてのは相手が小物であることが多いです、というのは相手の幸せのことを考えるのなら別れるなり奥さんと離婚して相手と添い遂げようとするなり誠意ってものを見せるはず。そこを情欲と惰性に流されて「君のことは好きだ、でも・・・だから、もうちょっと待ってクレメンス」とか言っちゃってるやつと関係を持っている方がロスタイムですよ。あなたの人生、ロスタイムになっちゃいますよ。早くその関係を清算して、次のゲームを健やかにプレーしてほしいです。これは不倫された経験のあるおっさんの老婆心です。うざいでしょ?すまんな。

 

というわけでナラタージュの感想でした。まぁ、なんだかんだいって面白かったし、葉山も泉も前に進む勇気を持ってくれて良かった。壊れるほど好きになっちまった不倫恋愛の行きついたところが地獄とか、救いようがないもんなぁ。あと、小野君は少し禅を学んでそのボダを修正したら良い。座禅を組んで自分と向き合おう。相手との境界線をしっかり張れるように。

 

ところで・・・

襲われて辛苦で自殺した女の子の話、なんか人身御供みたいで良い気持ちしなかった。あれはなんなんだ、必要なのか(;´Д`)

 

Twitterの反応

さてさて、公開から2日が経過してどうでしょうか、Twitterの反応は!

ええ・・・どのへんで試されてたんだろうか。

一途な究極の愛は、不倫をも超えるとかそういった具合?

俺なんてただのおっさんやんけ、不倫でブーブー言ってんだから(;´Д`) 

 

なんつうかジモピーだからこそ読み切れる深さというか、そういうのあるよね。

 

まぁ確かに単純な教師と生徒の不倫ものとは言い切れない奥深さがないとは言わない。つか在学中に不倫関係にはなてないですから。いやこのツイ主が言いたいのはそういうことじゃないってのはわかるんですけど。 

 

は、葉山先生モード!?

確かに、最初に映画を見た時点では明らかに「泉モード」だったわけで、2回目以降となると映画の鑑賞も角度が増えてより深く味わうことができるということか! 

 

田 植 え www

 

いや田植えを揶揄したいわけじゃないんですけど、ナラタージュと田植えのミスマッチ間が凄い。番宣でハッピ着て宣伝する松潤がシュール過ぎて草を禁じ得ない。

 

以上、Twitterの反応!

 

 

浮気と不倫の違い 不倫の歴史 - ポジ熊の人生記

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