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ポジ熊の人生記

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「今を生きる哲学」超訳ニーチェの言葉を読んで感じたこと

本-文庫その他


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本屋で何気なく手に取った『超訳ニーチェの言葉』を読んで感じた事。

構成

ドイツの哲学者ニーチェの言葉をまとめたもの。主な出展は以下の書物から。

  • 人間的な、あまりに人間的な
  • 曙光
  • 力への意思
  • 悦ばしき知識
  • 偶像の黄昏
  • ショウベンハウアー
  • 善悪の彼岸
  • さまざまな意見と箴言
  • 漂泊者とその影
  • ツァラトゥストラはかく語りき

 

ひとまとまりになった句にタイトルを付して、最後に出展元の書籍名を記載するという非常にシンプルなものに仕上がっている。「己・喜・生・心・友・世・人・愛・知・美」に大きく分かれており、全部で191ある。

 

所感

ニーチェの言葉は、色々なところで引用されている。アニメでいうと『サイコパス』では天才的犯罪者の槙島聖護がたびたび引用し、知性とミステリアスな雰囲気をさりげなく演出していたり。ほかにも数多の書籍で引用を認める。

 

名前は有名すぎるくらいで「哲学者である」ということくらいは把握していたが、実際にニーチェの言葉に触れるのはこれが初めてであった。どこかかしこまったイメージがあり、知るには敷居が高いように感じていたのだ。

 

だが、実際に見てまず感じたことは「わかりやすい」だった。どこか彼を誤解していたのかもしれない。そして全てにおいて前向きだ。難しく考える必要はなく、物事の本質に端的に迫る現実的な箴言が散りばめられている。

 

ひとまとまりが短く、理解するのに時間はかからない。そのシンプルさがゆえに、短い箴言でも自分の日常生活に照らし合わせて「なるほど」ど時々書籍を置いて考えさせられることもしばしばあった。「あのことは小さな悩みであるな」だとか、そういった気づきを良くさせられ、元気になれる。この書籍にはそういった力があった。

 

191の言葉を読みつくすのには、そう時間はかからない。読み終わるのはあっという間。その頃には、どこか気持ちが晴れやかになっていた。根本的な悩みなどは一切解決していないのだけど、悩みや勇気の根源は自分自身にあることを短い言葉で教えてくれるニーチェ。ここ最近、うつむきがちだった自分は、いつの間にかどこかへ消えていた。

 

この書籍は、多くの人に読んでもらいたい。シンプルで前向きで、そして元気を確実にもらえる本なんだよ、ということを自分の言葉を振り絞って書こうと決心し、ここに記事を綴っている次第。

 

 

どこか鬱屈として気持ちが晴れない生活を送っているあなたへ。是非ともこの書籍を手に取って、そして読み進めてほしい。解決の糸口は自分の中にある、この本はそう述べている。 

 

今を生きる哲学

ニーチェは今を生きることの大切さや、実体のないものに腐心しないこと、他人に振り回されず感情を制御することの大切さを述べている。どこかでこの考え方を聞知した気がして思い返してみれば、アドラー心理学に似ているということがわかった。

 

アドラーは言う、「今を一生懸命生きることの連続が人生だ」と。これとニーチェの箴言が被ることが多い。もしかすると、アドラーはニーチェの思想に強く影響を受けているのかもしれない。

 

ニーチェは言う。「遠くのどこかに自分がいるかもしれない、と考えて旅に出る若者が後を絶たないが、それはちがう。自分の足元にこそ全てが湧き出るものがあるのだ」と。ここに彼の言いたいことは集約されている気がする。

 

他人に振り回されず、感情に支配されず、自分と向き合って今という充実した人生を送ってほしい。ニーチェの思想は「今を生きる哲学」だった。

 

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