ポジ熊の人生記

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アニメ『サイコパス(PSYCHO-PASS)』全シリーズ感想

ここではアニメ『サイコパス(PSYCHO-PASS)』

1期・劇場版・2期

について所感を述べています。

確実なネタバレがあるので、それが嫌な人は閲覧を控えてください。

この記事のスタイル

 

Wikipediaなどによる引用文は一切ありません。僕が見たサイコパスの印象だけで全てを語っていきます。

 

サイコパス1期感想

SF、刑事ものです。

未来の世界を舞台に、犯罪捜査を進める刑事を中心に物語は進みます。

 

犯罪者はあらかじめ数値としてその係数を測定され、100を超えたものは潜在犯として刑事の持つ『ドミネーター』という特殊拳銃で撃たれることになります。

 

100~299はパラライザーというモードで麻痺させられ、300~はデストロイモードで即時処刑されるのですが、このシーンが壮絶かつ特徴的といえます。死にざまは細胞が膨れ上がって破裂する感じです。

 

全てのシステムを統括しているのが『シビュラ』と呼ばれるもので、これが物語の核となります。

 

僕は主人公は以下の3人であると考えています。

・アカネ-新米刑事の女の子

・コウガミ-ベテラン刑事

・マキシマ-超頭のいい犯罪者

フルネーム、肩書は省略します。

PSYCHO-PASS - Wikipedia

詳細はこちら参照。人物解説ページへ飛びます。

 

マキシマは犯罪係数が測定できない免罪体質者と呼ばれ、シビュラの統べる社会に反旗を翻します。コウガミは過去の因縁から、マキシマを殺すために執念を燃やし、アカネは法を守るためにシビュラとマキシマの間で揺れ動き、成長していくのです。

 

基本的に最初はシビュラのシステムだとか正体が不明なので、そこが不可解で楽しみがあり、相まってマキシマも不気味で良い味を出しています。

 

シビュラの正体が判明してからは、それはそれで面白く、今度は今まで極悪人だったマキシマに感情移入できる人も増えてくるのではないかなと思います。理想の社会だと感じていたシビュラが統べる世界をディストピアと見なす人も出てくるかもしれません。

 

1期を見終わっての感想は「こんな社会は窮屈すぎるだろ」でした。

 

僕は、この世界をディストピアとして見たのです。「シビュラ滅びろ!」と始めは思ってましたしマキシマに肩入れする自分がいました。

が、劇場版と2期を見たらちょっと考え方が変わりましたねぇ。

 

最終的に1期はコウガミさんが物語を終わらせる形で幕です。ハッピーエンド・・・と表現するにはちょっと違うかな。実際にその目で確認してください。

まだまだ続く感が半端じゃないので、そのまま劇場版なり2期の鑑賞に突入することになるでしょう(笑)

 

なお、恋愛要素はほぼ皆無。シリアスな部類といえます。

 

サイコパス劇場版感想

主人公は以下の2人

アカネ-すっかり新米じゃなくなったハイパー刑事

コウガミ-強いんだけど今回はやられ役

1期後に「どこいったの」的ポジションだったコウガミを中心として物語は進行します。

 

舞台はなんと日本の外。シビュラシステムを海外輸出するモデルケースが進行していて、その中で犯罪にコウガミが関連している可能性があるとのことで単身アカネが海外へ潜伏するというもの。

 

背景は置いといて、この映画の見どころはドミネーターではなく重火器を使用した有人戦闘だとか無人化したドローンによる戦闘シーンではないかと思っています。

 

コウガミさんは反政府ゲリラの指導者として活躍しているのだけど、劇中では捕まってボコボコにされたり、割と不遇な状況におかれています。ちょっと可哀想だった、もう少し活躍させてあげればいいのに。反面、アカネはそんなに痛い思いはせずにインテリ情報戦をメインに戦っています。

 

見どころは重火器やドローンの戦闘シーン、あとはギノザ(ロン毛)という刑事とコウガミの因縁が爽やかに断たれるラストのシーンではないかと。

 

あ、あとマキシマ君が友情出演します、お化け役ですけど、ここは個人的にすごく嬉しかったです。

 

最後の最後でオチがアカネに容易く説得されて民主化に歩を進める一国家という不自然さも感じました。尺が足りずに急展開しすぎなのかも。これは2期も一緒です。倍の時間を使わないと、もっと重厚なストーリーは描けないんじゃないかなー。

 

サイコパス2期感想

主人公は以下

アカネ-お馴染み無敵刑事

シモツキ-うざいけど愛せれば楽しい

トウガネ-最初はカッコいい、後半怖い

 

カムイという男がキーマンですが、上記3人にかなり焦点が当たっていますね。

 

シモツキはアカネと同じ公安局側の人間なのですが、他人の言動に左右されて安定性がなく、小市民的で気が小さい小物を演じています(馬鹿ではない)。対照的に冷静で知的なアカネに対してジェラシーを爆発させてキーキーいってるんですけど、ここら辺は理解していないとイラつきを覚える人も多そうです。

 

最初は「なんだこいつは」と本気で感じてましたが、2回目は逆に愛着が出てくる不思議な魅力を持っているのがシモツキです。

 

トウガネはポストコウガミかと思って完全に信用していたのに、途中から真っ黒けっけなキャラクターになってびっくりしました。まぁ背景を知ればそれはそれは悲しいキャラなんですけども。

 

アカネは今回も難解な事件で頭を悩ますことになるけど、凄腕の分析官であるサイガ先生に導かれて徐々にカムイの真相に近づいていきます。詳細なストーリーは語りませんので、実際に見てくださいね。

※サイコパス全シリーズの最高頭脳はサイガジョウジ先生だと僕は思ってます。

 

とにかく詰め込み過ぎかなって感じです、1期に22話に対して2期は11話、半分なんですよ。それなのにマキシマの事件よりも複雑な背景を限られた時間で語ろうとしているから混乱しやすいんです。物語が急展開過ぎて頭が追いつかない。

 

2期は3回くらい見ないと本当の意味で理解するのは難しいかも。Wikiも一通り目を通したのですが、整然とストーリーを説明しきれていないんです。

 

見どころはシビュラの喉元に新たな概念を突き付けたカムイのアンチテーゼです。

 

集団的サイコパスとはなんぞや、全能者のパラドクスとは。ここらへんを知ることでシビュラについての考え方も変わってくるのではないかと思います。

 

僕はシビュラは最大多数の最大幸福を実現するためにはそれなりに必要なシステムだと感じました、1期の頃は少し独善的だと感じましたが劇場版と2期のシビュラの振舞いを見る限りはこのシステムが真にディストピアにはならずアカネと新しい世界を作っていくのではないかなぁと想像しました。

 

総評

サイコパスシリーズは哲学的なんです。犯罪者とは、正義とは、そして人間とは。根底には愛も包含しているような深さがあります。ここがいつまでも僕を惹き付ける強烈なエッセンス、魅力になっているのでしょう。

 

作中でもマキシマを始め多くの人間が哲学者の言を引用し語る場面もあり、プロットの中に哲学が散りばめられていることが容易に想像できます。ニーチェ、ベンサム、パスカルなどなど、作中で登場する哲学者の名前を聞けば哲学門外漢じゃなくともサイコパスの魅力に後押しされて哲学の門を叩くきっかけになるかもしれないですね、それはそれで素晴らしいことです。

 

とにもかくにもミステリアスで知的好奇心をそそられる奥の深い名作だと僕は感じていますのでどうか観てない方にはこの世界を体験してほしい。

 

 

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