ポジ熊の人生記

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アニメ「ひぐらしのなく頃に」「解」感想

ずいぶん前に、えらい流行ってたのは知ってました。ただ、それを実際に見て確かめようとせずに十年近くが経過したのです。で、いまさらになって「ひぐらしのなく頃に」を見たわけですね。

正直、舐めてました。ヤンデレの女の子が殺戮を繰り広げるような安易なスプラッター作品だと思い込んでいたわけですね。いやいや、深い。怖い。泣ける。各キャラクターに並みならぬ感情移入をしちゃう。すごいわこれ、化け物級のアニメだわ。

『ひぐらしのなく頃に』(ひぐらしのなくころに)は、同人サークルである07th Expansionが製作した同人ゲーム『ひぐらしのなく頃に』を原作として放送されたテレビアニメである。正式なタイトル記述は原作のゲームと同様、「な」を赤文字で表記する

ひぐらしのなく頃に (アニメ) - Wikipedia

見る前の印象

見る前の話ですけど。ヤンデレの女の子が殺しにかかるアニメ。これ印象というか先入観?持ってました。で、実際はどうだったかというと、これは合ってる部分もあったんですけど、そんなものはほんの一部のパーツに過ぎなくて、この物語はそんなチャチなものでは決して語れないんだなっていうのが今の結論です。 

まずは見て

「え、何このシーン??」

というところから度肝を抜かれます。ああなるほど、これがあの噂のホラーチックな要素なのねーなんて納得しながら。でも、あれ、怖いのは女の子じゃないの?なんて疑問に思いながら見進めるわけですね。

で、見続けて。見れば見るほど謎が深まる。「ん?このフラグは、どこで回収するんだろう」とか随所で思わされる。常に頭を捻りながら見なければいけないわけです。手放しでは見てられない。ひぐらしは、瞬きする間すら許さないほどに、随所にフラグが散りばめられているのです。

怖すぎぃ!!

怖い。

怖過ぎます。

何が怖いかというと、日常と狂気の狭間が怖いんです。今まで楽しく遊んでコミュニケーションをとっていた仲間が、突如として狂気じみた言動をとってみたり。平和と狂気のギャップが恐怖心を掻き立てる。

小学生の子供がせがむものだから、仕方なしに見せてあげたのだけど、日常と狂気のギャップに2話目でリタイアしました。「だから言ったじゃない、お父ちゃんでも怖いのにお前には無理だよ」という具合。

謎は深まるばかり

悲劇の終わり方をしたにも関わらず、何事もなかったようにまた日常パートが繰り返される。「あれ、こいつは死んだんじゃなかったっけ?」とか思ってるうちに、どうもこれはまた別の物語なんじゃないかなーとか想像したり。とにかく、「解」を見るまではこの世界の繰り返す狂気に翻弄されると思います。

フラグもある程度は回収してくれるんですよ。でも、謎は全然解決しない。見ている人が、「あ、これはあの時のあれだったんだな!うーん、でも、まだその謎が解けてないし」とか、考えれば考えるほどにドツボにハマっちゃう。それが、楽しいのです。解けそうで解けないパズルほど、面白いものは無いのですよ。

これはもしや、タイムリープ!?

ネタバレ御免。見ているうちに「これ、タイムリープものちゃうんか!?」とか思い始めます。涼宮ハルヒの憂鬱というアニメで「エンドレスエイト」という回がありますが、これは毎週ほぼ同じ内容を8回も流したという半ば伝説化された作品です。これに近いものがあるんじゃないの?

しかし、そうでもない。毎回、トチ狂う人物も違うし、それぞれでとる行動も相違がある。全てにおいて一緒ではなく、答え合わせをなかなかさせてくれない。でも、タイムリープに近いものはあるんじゃないの??

とか考えてたら、どうも登場人物の1人がタイムリープのような現象を繰り返していたようで。そこが物語のキーになっているんですね。これを知るまでは、皆さん苦労すると思いますよ。各話の整合性がぜんぜん取れなくて、いやいやあの時のこれとはちょっと事情が違うんじゃない?でもこの時のこれは同じだし・・・うーん、あーもう!!といった具合に、すっかり「ひぐらしワールド」にはまってしまうことと存じます。

「解」で一気に謎解きが加速する

「ひぐらしのなく頃に」のラストで、それとなく匂わせるシーンはあるのですけど。とある人物が物語の謎を解く大きなカギを握っています。その人物に焦点を当てたのが「解」なわけですね。

結論から言っちゃいますけど、「ひぐらしのなく頃に」だけを見てしまうと、「え、結局あの時のあれはどうしてこうなったん???」という疑問に包まれてもやっとしてしまうと思います。この作品は、「解」まで見て始めて腑に落ちるというか、全ての謎が解けるといっても過言ではないのですよね。

最初「ひぐらしのなく頃に」では、各人の狂気に翻弄されて「うっわ、めっちゃサイコでホラーなアニメやん」だけで感想は終わっちゃうのかもしれませんけど、「解」を見ることで「このアニメはこれほどまでに深いところを語っていたのだな」って素で思わされますから。

回りくどい言い回しは抜きにして、ぶっちゃけ申しますけど、とにかく「ひぐらしのなく頃に」は「ひぐらしのなく頃に解」を見終わって始めてその素晴らしさ・奥深さ・感動深さを知ることのできる作品ということです!

本作では各編がパラレルワールドになっている。それをそのまま連続アニメにしたため、例えば第4話で起こった悲劇が、翌週の第5話においては何事もなかったかのように物語が進む。以降も悲劇が起きるたびにリセットされ、パラレルワールドの次の編が始まるため、パラレルワールド自体がシリーズ全体の最大の謎のままであったが、第26話及び第2期の『ひぐらしのなく頃に解』において、パラレルワールドの謎が解き明かされる。

ひぐらしのなく頃に (アニメ) - Wikipedia

見なきゃ人生損する

単なるヤンデレ殺人鬼の少女がネタのアニメだと思っていたら、絶対損する!今すぐあなたは「ひぐらしのなく頃に」を見るべきだ!そうすれば、とてつもない恐怖を覚えるとともに「雛見沢村の真相はいかに?」という根源的な興味に取りつかれることでしょう。そして、どのような手段を講じようとも「解」を見ざるを得ない心境に陥ることでしょう。

「ひぐらしのなく頃に」まず1話目を見て衝撃的なシーンが目に飛び込みます。それで「うっわ、なになに、何が起きたのコレ!?」という具合に一気に引き込まれることでしょう。そのあとは何事もない平穏なシーンが続いて「これのどこが怖いの?」って油断しているあなたの心に突如襲い掛かる心理ホラーの連続。想像もできない、息を飲む展開が待ち受けています。

解けない謎、煮え切らない悲劇の繰り返し。でも、希望の光はあって、それは見ているあなたに是非確認していただきたいところです。

登場キャラクターの各人の狂気は、見ていて理解しがたい部分はあるのでしょうけれど、見進めていくうちにアセスメントがなされて、どのような生い立ちでどんな理由があって、今の状況に立っているかを知ったならば、きっと涙なしではいられなくなるのだと思います。

単なるヤンデレスプラッターだと舐めてかかって、完全に「ひぐらしワールド」に取り込まれた僕が、あなたをこの世界に誘いたいと存じます。さぁ、覚悟はいいですか?いちど見たら、もう止まりませんよ。もう、あなたも「雛見沢村」の住人なのですからね・・・。

 

アニメ公式

テレビアニメ「ひぐらしのなく頃に」公式ホームページ