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ポジ熊の人生記

雑記ブログの育て方をメインコンテンツに、時事オピニオンや書評などを日々更新中です。

いじめでもマインドコントロールは使われる!逃げ場のない子供たち

社会 社会-人間関係


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いじめ

僕の小~中学校で受けたいじめについて、主犯格の男の子を思い出したのでつらつらと書いてみます。

喧嘩が強い

子供の社会というのはリーダシップや社会的地位で人の優劣は判断されず、喧嘩の強いものが専横状態となります。 少なくとも僕の時はそうでした。

 

いじめの主犯格をとします。彼は学校でも1、2を争う喧嘩の強さを誇り、何か小競り合いがあっても「やるのか、おう?」と凄めば誰もそれに歯向かう人はいませんでした。それを良いことに、基本的にはやりたい放題。気に入らないものは徹底的に糾弾します。

 

性質が悪いのは「弱いものを標的にする」ところ。ここを見ると本当の意味で強さは無いのかもしれませんが、物理的に強い相手ですので正す人がいないのです。教師や親に明るみに出るまでは、ある程度子供同士でのやりとりになりますので、ほとんどの案件を暴力でねじ伏せられてしまう。辛い現実でした。

 

頭が良い

国語や数学に関わらず、全般的にテストの成績は良かったですね。毎回、取る点数は全校でも上位クラス。しかも身体能力まで高いので自ずと成績表も良くなります。教師的には「できる子」に映るわけです。

 

勉強だけじゃありません。教師の前での振る舞いも実にしたたか。愛想をふるのは当たり前、歯向かうことなんてしません。もちろん、そのような場ではいじめの素振りは一切見せない。

 

何度か教師にSの蛮行を直訴しましたが、信じてもらえませんでした。「あの子がまさかそんなことをするはずがない」と。逆に僕の虚言を疑われるほどです。これにはやり切れませんでしたね。

 

親にも言えない

早いうちに親に訴えればよかったのですが、子供の間で「親に言うのは卑怯、負け犬」という風潮がありまして、僕も負けず嫌いだったせいか相談に踏み切れずにいました。とにかく耐えて耐えて。本当に限界にきてどうしようもなくなった時に1度、相談したことはありましたけれども、基本的に自分でしょい込んでいましたよ。

 

どんどん追い詰められていって最悪のケースに陥る悲しい事案が後を絶ちませんが、そういうニュースを見て思うことは「この子は家にも逃げ場がなかったのかな」ということ。心を痛めます。限界まで来たら、最後の砦である親にすがるのが普通です。その普通な環境ですら与えられなかった子の非業の死。

 

親に直訴して明るみに出てからも、その後の学校生活では辛いのですよ。「あいつは負けた。負け犬だ」なんてレッテルを貼られて、ことあるごとに皮肉られる毎日が待っているのです。弱者であることに変わりはありません。それが嫌で一人でしょい込む子も少なくないと思いますよ。

 

マインドコントロール

暴力一辺倒の馬鹿なら、まだ可愛げがありますし早いうちに芽を摘まれるものです。ジャイアンのようなタイプがわかりやすい。しかしインテリいじめっ子はこの型にはまらないのです。僕もひたすら殴られるようないじめなら、学校に行くことは止めていたでしょう。しかし、そうではなかった。

 

時にはこんな甘言もあります。「実はお前のことが好きなんだよ。あの時はひどいことをしてごめんな。今日もうちでゲームするから、遊びに来いよ」と。これを聞いて僕の心は毎回揺れるのですね。「何をいまさら、外道め!」という気持ちと、クラスで実験を握っているSからの誘いという、自分の立場を守れるかもしれないという淡い期待。その狭間で揺れ、結局は遊びに行くのですよ。

 

まぁ、大抵は身動きが取れないようにされて多数に棒のようなもので叩かれたり突かれたりして、己のふがいなさに涙するパターンが待っているのですけれども。じゃあ行くなよ、と思われるかもしれませんが、Sとの学校生活は永遠とも思えるくらいに長く続くのです。そのことを考えると、恭順せざるを得なかった。そんなに強くなかったのです。抗える腕力もなかったし。

 

帰り際にはまた甘言です。「みんな酷いな、俺はやめろって思ってた。負けるなよ」なんて。いやいや、お前が扇動していたのは馬鹿でもわかるよ、ふざけやがって!なんて思いつつも、その見てくれの優しさで僕の心はまた揺さぶられる。こんなことが何年続いたでしょうか。

 

その後

中学校を卒業して、やっとその呪縛から逃れた僕は、Sのその後をつぶさに知ることはありませんでした。

 

成人して間もなくのころ、一本の電話が。懐かしのSからです。「パチンコの玉を持ち出して換金する方法を知っている。一緒にやらないか」という犯罪行為への加担勧誘でした。さもありなん。もちろん、丁重にお断りしました。

 

その後のSがどうなったかは不明。とっ捕まったかもしれないし、まっとうに生きてるかもしれない。

 

弱い個体を守ってほしい

僕はまだメンタルが脆弱ではなかったので、心を病むことはありませんでした。それに最後の砦である「親」がいましたから。プライドを捨てれば生きていくことは可能でした。

 

しかし、生まれながらに打たれ弱く、暴力や悪意に晒されて心が駄目になってゆく個体もいるはずです。それとあわせて家庭への逃げ場が無くなったとき、小さな命が散る最悪のケースになりかねません。

 

子供のいじめというのは、未経験者が想像するよりもずっと陰湿で複雑です。僕の時のように、マインドコントロールを使いこなす狡猾でインテリないじめっ子もいます。ですから、少しでも危機感を持って決定的な対処を打ち出すくらいの覚悟を常に持って欲しい。これは教師にも親にもお願いしたいことです。

 

子供は無力なのですよ、自分の力で生きていくことは法的にも不可能です。いやなら止めろ、が現実的に難しい立場にいます。非常に閉鎖的な社会に生きている弱い子供たちを、どうか守ってあげてください。無理に集団に馴染ませようとするエゴも捨ててください。子供のために、独自の道を模索する労力を惜しまないで。

 

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