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ポジ熊の人生記

雑記ブログの育て方をメインコンテンツに、時事オピニオンや書評などを日々更新中です。

読書感想文マニュアル配布に賛成です、読書苦手な子供が救われる

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小学校が読書感想文の解答マニュアル配布 「基礎教えるのに良い」「個性育たない」と賛否 - Excite Bit コネタ(1/2)

こんな記事が話題になっています。端的に説明すると、子供の夏休み読書感想文の宿題に対し、学校側がマニュアルを配布したというのですね。それについて賛否両論あるようで。

中身はというと

https://twitter.com/teruhoriuchi/status/762286378436530178

これですね、シンデレラを読書した場合のマニュアルです。内容を確認しましたが、確かにこれは解りやすい。これに忠実に従って読書感想文を書いたのなら、もしかすると僕が下手に書くものよりも体裁が整ったものができあがるんじゃないか!?とすら思わされました。

 

これについて否定派の意見はこうです。

 

「こんなものがあると、画一化してしまい個性がなくなる」

 

ふむふむなるほど、最もですよね。自分の頭で悩んで、一生懸命取り組んで感想文を書いてくる生徒にとっては、あまり良いものとは言えないでしょう。文章を書くというのは、苦労すればするほどに才が実ると僕も考えており、このような否定意見を述べる人の気持ちは多少理解できます。

 

しかし、僕はこの読書感想文マニュアルには賛成なのですよ。

 

読書感想文が苦手な子供には福音となる

誰もが文章を書くのが得意、というわけじゃないでしょう。得手不得手はあります。もともと理系か文系かの気質も大いに関係してくるのではないですか。僕は小学校低学年から感想文の類は得意中の得意で、枚数指定がなかったら何枚でも書きまくるタイプでしたから、感想文はそれほ苦にはならなかった。

 

しかし、同級生の中には最初の1行を書いて手が止まってしまい、授業終了のチャイムまでアストロンを発動した勇者の如く、まるで石像のように微動だにできなくなる子も少なからずいたのです。別に本人はサボっているわけではない、本当に困っていたのです。きっと、読書感想文というものをどう書いていいのか、皆目見当もつかなかったのでしょう。

 

読書感想文の書き方は、当然授業でも教えるでしょうし、それを自分の中に落とし込める(理解できる)子は、それ以降は読書感想文に苦労せずに歩むのだと思います。しかしながら、生来的に読書感想文が苦手な子は、少しでも抽象的な教え方では全然書けるようにならない。逆に混乱を来して、ゴールのない迷宮に迷い込んでしまう危険性すらあります。

 

そんな迷える読書感想文弱者にとって、今回配布された読書感想文マニュアルはまさに福音となり得るのではないでしょうか。

 

実際にマニュアルを見て、僕でさえ「この通りに書けば、書評も体裁がとれるな」なんて参考にさせてもらう部分があるくらいでしたからね。

※まぁ、文章を10か月近く書き続けてきた自負もありますし、並みの子供よりは個性的で惹きつけるものを書く自信は当然ありますけれども。

 

ここから伸びる子もいるのでは

生来的に文章が苦手な子について言及しましたが、今回配布されたマニュアルに基づいて感想文を仕上げた結果、「読書感想文を書くのも悪くない」って思えて、ここから文章の世界に入れる子も少なからずいるのではないでしょうか。例えるなら、今まで得体のしれない、モヤのかかった世界の入り口で入るのを躊躇していたところ、その世界の歩き方パンフレットをもらって具体的イメージを得て入っていくようなものですよ。

 

マニュアルの内容についてですが、別に子供の思考を奪うような内容ではないのだし、そこまで害悪としてみなす必要もないんじゃないかと思うのです。シンデレラの感想文例にしてみても、物語の冒頭を抜き出す部分は画一的になるとして、そのあとは自分の思ったことや感じたことを書く必要がある。この部分は千差万別だろうし、思考が必要です。この部分だけを見たって「自分で考えて書いてきた」と言えるのではないでしょうか。

 

起承転結だとか、文章全体の構成を考える。この部分を半ば0ベースで相手に委ねて、そこから才覚のあるなしでドロップアウターが生まれてしまうような世界になってしまうよりは良いと思うんです。苦手な子は苦手なんです。書けないものは書けないのですよ。今回のマニュアルは、文章弱者を救済する措置に感じるのは僕だけでしょうか。

 

僕だったら、すんごい苦手な分野について、毎度の長期休みについて回る宿題があったとして。おそらくそれに対してはトラウマになりかねないくらい嫌な感情を抱くと思います。そんな中で、「これに沿ってやれば、体裁が整うよ」というマニュアルが配布されたら、これほど救われることはないと思うのですね。今まで、周りで得意なやつにガンガン抜かされていった悪夢の分野で、自分は劣等感に苛まれずに同じ土俵に立つことができるんだって、きっと感じるのではないでしょうか。

 

ーー

 

文章が苦手な人にとって、構成なんて想像もつかないのです。言語の基礎を知らぬものが、いきなりその言語の新聞を読めと言われているようなものです。まずは基礎がどんなものなのかを、解りやすく伝えるというのは悪いことではない。そこから努力して徐々にステップアップしていけるかは各人次第でしょうけれども、まず入り口で試金石の如く読書感想文の全てを子供に委ねるというのは、少々乱暴だったかもしれませんよ。特に文章を書くのが苦手な子供にとっては、それは恐怖だったに違いありません。

 

 

あなたは、読書感想文マニュアルというものについて、どう感じます?

 

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「長期休みの読書感想文は、これで完勝」

「誰かに読書の感想を伝えたい人へ読んでほしい」

「読む書く、の前に読んでおくべき本」

「読書感想文の座右の書として」

など、非常に評価の高いマニュアル本がこちらです。

読書感想文は、すなわち「書く力」をつける入り口でもある。兎にも角にもそこへ入らなければ、書くことすらままならない。

自分で出口のない迷宮を彷徨い、結果として本を読むことや書くことを放棄する。これではあまりにももったいない。

まずは世界の入り口を見つけていただいて、長い人生を豊かにするための読み書きの必携本として購入してみてはいかがでしょうか。 

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