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ポジ熊の人生記

雑記ブログの育て方をメインコンテンツに、時事オピニオンや書評などを日々更新中です。

車を手放す生活の1年、感じたメリットデメリット

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当方北海道旭川市在住で、1年間、車を手放す生活をしてみましたので、今回はその感想を書きます。

端的には「車なくても大きな問題にはならない」です、メリット群が際立っていますね。ただ、「大きな」としたのはそれなりに問題もあるっちゃあります。

経済的事由により車を手放す

現在で給料と月々の支払いがトントンなので、車なんて持っちゃうとパンクします。手放したことには合理性があると言えましょう、背伸びはいけない。

そりゃ車があったほうが便利ですよ、行きたい時に好きな場所へ行けるんですもの。けど、お金がなきゃどうしようもないよねぇ。

周りの反応はどうだったか

9割の人「無茶しやがって」

「車手放すの!?考えられん」でした。みんな、自分が基準なもんだからツチノコでも見つけたかのような目でこちらを凝視し、口を開けば「不便だろ?」と。いや、そんなことないです。

今考えると、驚いたことに自分の周りに車を所有しない大人は一人もいません。ここ、そんなに車必須の地域なのか?

旭川市は2つのバス会社が市内を巡っており、東西南北に延びるJRもあって、車以外の交通手段は割と多い方です。地下鉄張り巡らせた札幌市の中心部ほどではないですけど。

だから、車を持たないことにここまで不便を感じることもないような気がするんですけどね。それもまた僕の主観であって、親や家族のこともあるし仕事で必須という人もいるだろうから、一概には言えませんが...。

1割の人「ロハス生活いいね」「それもありかもしれない」

環境考えて車を手放すような崇高な志はなくて、単にお金なかっただけなんですけどね、結果的にロハスになってこのような評価を受けることは思わぬ副産物です。

あとは「田舎は車ないと生きていけない」ステレオタイプの思考をしない人も稀有ですが存在します。それもありかも、って聞くと人間の可能性を信じざるを得ませんね。

かといってその人たちが実際に車を手放すのかといえばそんなことはなくて、歳を重ねて認知力が低下するまで乗るんでしょうけど。思っても、実行する人ってのはさらに少数派なんでしょう。

メリット

お金が浮いた

いやはや、こんなにお金が浮くとは思ってもみませんでした。従来までの出費を試算すると年間で23万円だったんですよ。車本体の購入価格を入れると、もっと出費してます。これが0になるのだから、そりゃ楽ですよ。周りでやれ車検だ税金だ燃費だ、というのを聞くたびに車は金食い虫だなって実感します。

足るを知る生活を送るにあたり、車の断捨離は僕にとって必須でした。給料と出費のコントロールが容易だからです。月で燃費は変化しますし、車検でお金のかかる年が違うなどイレギュラーな要素が強いもんですから、計算がしにくいんですよ。対して現在は気楽なもんですよ、予想外のアクシデントでもない限りは安定です。

歩くようになった

「前世は伊能忠敬かな?」ってくらいに歩くようになりました。1日平均で15km弱です。嘘じゃないですよ。

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先週1週間のデータですけど、平均的な生活です。

通勤も退社も買い物も全て徒歩。冬の北海道なので1月、2月あたりは冬山登山みたいなスタイルになります。デパートに入った時の「人里に迷い込んだ雪男」感に慣れるまでが大変でした。

「歩くようになった」が直接のメリットではなくて健康だとか瞑想です。ここがメリット。「瞑想!?」って思われるかもしれませんが、歩きながら「右、左、歩行します」と頭の中でつぶやくとヴィパッサーナ瞑想に近い効果が得られる気がするんですよね、とにかく心が落ち着きます。たまにエッチな妄想が去来しますけど、喝破して追いやります(努力)。

伊能忠敬をまた出しちゃいますけど、彼が歩いた距離は3736日で43708kmといわれてますから、1日平均すると約11.699km。ですから、今のペースで歩き続けると約2914日で伊能忠敬さんが舞い降りる、8年間で彼のロールプレイが出来ちゃうんです。どうですか?どうもこうもないですかね。まぁー彼は険しいところを計測しながらの作業だったので、惚けながら歩いている僕とは一線を画すのでしょうけど!

参考:伊能忠敬 - Wikipedia

ところで、最初からこんなに歩けたと思います?答えはNoで、きつかったんですよ。足痛いし腰は重だるいしで大変でした。が、歩きまくっているうちに徐々に筋力がついていって今に至るんですね。人間、慣れなんですよ。1日2kmも歩かない人にとって異常な歩行距離かもしれませんが、歩くことがライフワークの人間にとってそれは日常動作の一部になる。だから20km、30kmと距離を伸ばしていけばそれも慣れになるのではないかと。限度はあるでしょうし、時間や加齢による肉体の減耗も考慮せねばならんでしょうが。

デメリット

他者への助力ができない

これが一番でかいですね、子供の世話だとか元の嫁さんに何かお願いされても「足ないし、ごめんな」こんな具合に断らざるをえないんです。歯がゆい思いはします。どうしてもな緊急事態はタクシーを使います。

でも、そこまで致命的と考えていません、車ないならないなりに考えることができるんです。たとえば先ほど述べたようにタクシーでも使えばいいわけでしょ?お金はかかりますけど、月に何回も緊急事態は起きないもんですからね。年間通してもタクシー代は1万円以下ですよ。

大きな買い物など荷物運搬ができない

まとまった買い物だとか家具センターから荷物を運ぶなどができません。物理的な問題ですね。これをクリアするには他社から車を拝借しなくてはなりませんが、保険の関係でハードルがありますし、何より人さまの車を運転するというのは抵抗が強い。

徒歩で大きな荷物を運ぶ、となると荷車を押して歩くという方法が考えられます。おぉ、これは味があって良いですね。

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※画像はイメージです

ま、大きな商品を買わなきゃいいだけの話なんですよね。家具ならAmazonでポチっとすれば自宅まで届くわけですし、食料だって買い置きせずにマメに買い出しすれば大きな荷物にはならないですから。何でもそうですけど、手持ちのカードをいかに利用して生活するかを考えればいいだけ。

総括

デメリットで「デートに困る」とか語ってマウンティングしたかったんですけど、登る山がないのでできませんでした、残念です。

で、これから車を持つのかどうかといえばおそらく「持たない」でしょうね。なにせ経済的に違いすぎる。固定費見直しはよく聞く話ですけど、持つ持たないにまでメス入れて車にかかる費用を見直すという人、少ないんですよ。9割の人が車を手放すことに理解を示さなかったことも、マジョリティの意思を確認するには十分すぎる証左でしょ。

でも、固定観念外しちゃえばいいんですよ、車ないと生きていけないなら、大昔の人はみんな死なねばなりません。時代は移り変わった、とはいえ現在でも立派な足を持ってるんですから、それを右、左と力強く動かして生きれば良いんです。

ライフスタイルや住んでいる地域(過疎地)、仕事の絡みで車をどーしても乗らなきゃいけない人、いると思うんですよね。そういう人が血反吐してまで手放すもんじゃない。ただ、手放せる人で、もしかすると「車無しでイケるじゃん」ってパターン、あるかもしれないなぁと。

この生活、スタートするなら肝心なのは最初ですよ。自分への誓約というか覚悟も必要なんですけど、周りで関わる方に「私、車手放します(キリ)」と堂々たる宣言をかました方が良いです。「あ、こいつもう駄目かもわからんね」くらいに思われればしめたもの、もう頼られることもありませんし、車乗りとして頭数に入れられることはなくなりますから。あとはひたすら歩いて無我の境地を目指すのです。

 

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