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ポジ熊の人生記

雑記ブログの育て方をメインコンテンツに、時事オピニオンや書評などを日々更新中です。

『お金に強くなる生き方』書評 年収600万で上位10%という現実

本-社会系


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お金お金って守銭奴かよ!って思われるかもしれませんが、生きるも死ぬも金次第なこの国、いままさに大格差時代に突入した修羅の国でお金のことを考えるなという方が無理ですってば。

というわけでお金に強くなるために読むべき

この本から、「なるほど!」と思わず感得した内容を紹介します。 

年収600万で上位10%

給与所得者の平均年収は414万円*1、これは「平均値」であって一部の富裕層が値を釣り上げており、年収300万円台が中央値の妥当なラインです。

 

日本の労働者の年収上位10%には、年収580万円台の人が入りますので、年収600万円であれば「上位10%」といえるわけですね。

 

書籍内ではこれ以上の富を得ると税金を多くとられたり国や自治体に目を付けられてスポイルされてしまうだろう、と記載されていました。

 

確かにこれはその通りだと思いましたね、僕の場合は中核市で中央値より少々高い年収を頂いていますが、それでも支払っている年収にはそれなりの税金しかかけられておりませんし、今の収入を安定させるのならば無理な就業は不必要です。

 

高所得を得るために責任重大な部署で心を病んだり、月に100時間や200時間の残業でボロボロになった挙句に税金で持っていかれるよりはずっと幸せな暮らしをしていると自覚しています。

 

年収が300万や400万ならば暮らしていける待遇なのだから、世間で煽るような夢の暮らしに目がくらんで道を踏み外すことのないよう、自分の年収がいまどれくらいなのかを相対的に把握し、堅実に生きなさいよ!ということを教えてくれます。

 

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半径5メートルから堅実に

一発逆転の投資やギャンブルの夢を見るよりも、こんな時代だからこそ自分の身近なところから着実に地固めを行いなさい、ということです。ギャンブルや投資に関するお金の向き合い方や副業に関しては後述します。

 

僕は小さいころから臆病者でしたので、起業などは考えたこともありません。親がしっかりした仕事をして安定していましたので、野望を持たない小心者の道を歩んだ。それが現状に繋がっているというわけです。結果的にはオーライでしたね、こんな時代になったからこそ、自分の選んだ道は確かだったんだなって感じますもん。

 

ギャンブルにしても早々に手を引くことができました。友人に連れられていったスロットで1日10万円をスってしまって、「バイトで汗水たらして1か月働いた対価が、1日で水泡に帰す悲劇があっていいのだろうか?」と絶望的になったものです。それ以来、パチンコやスロットにお金をかけたことは一切ありません。荒療治でしたが、これも結果オーライ。

 

大きな夢はありませんが、生活していく中でお気に入りの服を買ったり、ITガジェットをそろえてみたり。そんなささやかな幸せを享受して半径5メートルの幸せの中で生きています。人生、堅実に生きたほうが良いなって小心者の僕は思うんです。

 

副業やっとけ

サラリーパーソンが現状のまま年収を増やすことが困難な時代だからこそ、副業というのは大変有効であると説いています。

 

かくいう僕もブログ運営で少なからずの収益を得て、生活が大変楽になっております。ここらへんは

サラリーマン+ブログ→社会的信用+金銭的余裕→最強 - ポジ熊の人生記

この記事に心境をつぶさに語っていますので参考にしてください。

 

自分でビジネスを立ち上げる場合に、お金儲けは以下の3つの手段しかないと佐藤優氏は言います。

 

  1. 他人ができないことをやる
  2. 人が嫌がる仕事をする
  3. ニッチな分野でのビジネス

 

僕の場合に置き換えてみます。

 

1はブログのライティングですね。これは誰にでもできることではないと自覚しています。というのも、雑記ブログでここまでの反響を得るには、ある程度個性のある文章を書くだとか、話題選びのセンスに左右される部分も大きいと思うのです。また、運の要素も多分にあるでしょう、始めてすぐにSNSで拡散されてサイトの認知度が飛躍的に高まったのも、運が良かったとしか考えられません。

 

2ですが、サイト構築というのは実に綿密でマメさが要求される作業であり、「人が嫌がる仕事」に類似している部分を含有していると思います。誰でもワンクリで月に10万円を稼げるならば、あっという間に飽和状態となり、すぐに廃れてしまうでしょうからね。適性を求められる項目ともいえます。

 

3については、「ブログで稼ぐ」というのはニッチといえることから該当すると判断します。だって、世間ではそれを実に胡散臭いものとして扱っているわけですから、つまりブログで収益を得る人はマイノリティなのですね。だから密かに稼ぐこともできるのですけれど。これが路上屋台で繁華街で稼ごうものなら、あっというまにバレてしまいますしね。匿名でもできる、というのがニッチ性をさらに高めているといえましょう。

 

これらのことを鑑みると、自らビジネスを立ち上げて収益を得たい場合の3原則は、あながち外れてはいないように思えます。なお、書籍で佐藤優氏は実体験からネットオークションで稼げるせどり的な手法などを紹介して副業への道を例示しています。インターネットで稼ぐのに手段はブログだけではありませんからね。情報はそこら中に転がっていますから、あとは実践あるのみです。

 

現在の年収に+して100万円を副業で稼いで生活を豊かにする!これは閉塞感漂う現代社会では切るべき舵ですよ。

 

ギャンブルや投資は可処分所得を考慮すべし

もしギャンブルや投資をするのであれば、手取り給料から家賃や水道高熱通信費等を全て差し引いて、残ったお金の半分を使うべきだと説いています。

 

僕はそもそもそんな危ないことはしませんが、ギャンブルや投資を全て否定するつもりはありませんし、上手くやれば資産を増やすこともできるのだろうと想像しています。ただ、身の丈に合わない投資をするなよ、と。そういうことを言いたいのだと思います。

 

 

漫画『闇金ウシジマくん』は読むと鬱になるのではないか、というくらいに破滅者をリアルに描いています。その中ではギャンブルにおぼれて闇金に手を出してまで依存する哀れな姿が克明に描かれており、所詮漫画と侮れないほど社会の怖さを知ることができる、と絶賛です。僕も全巻読破しましたけど、酒と女とギャンブルにだけは気を付けよう、と身が引き締まる心境になりました。

 

映画『闇金ウシジマくんPart3』ネタバレ感想 情報商材詐欺考察

 

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世の中お金がすべてなの?

ぶっちゃけ、お金がほとんどだ、と言い切ってますね。書籍内では。

悲しいですが僕もその考えに賛同します。

 

大事なのは「お金じゃないものもあるんだ!」と意固地になってしまうことは避けるべし、ということです。世の中はお金で動いているということをまずは大前提にする。そこから、ここまで述べたように資本主義の大格差社会を上手く生きていきなさいよ、と。そういうことをおっしゃってるわけです。

 

精神論じゃ立ち行かないですよ、いくら会社の為に身を粉にして働き続け、「この喜びはお金では得られない!」なんて自己陶酔感に浸ったところで、あなたの年収はどれほど変わるのでしょうか。せいぜい、賞与に多少の色が付くくらいで基本ベースのアップは雀の涙ではありませんか。

 

少し冷静になって、副業に精を出すとか現状にいかに幸福感を見出すのかを、精神論抜きで冷静に考える必要がある。世の中、お金が全てではありませんが、ほとんどがお金で動いているのです。まずはこの現実を直視しましょう。

 

おわりに

佐藤優氏の『お金に強くなる生き方』を見てこの記事を書こうというモチベーションはかなり熱量の高いものでしたね。というのも、僕が思い描く資本主義社会でいかに搾取されずに上手に生きていくか、という考え方を見事に言語化してくれたような書籍内容だったのです。これは本を紹介せねばいかんな!という気持ちにもなるもの。

 

ほんと、格差が酷すぎます。経営者は労働力を搾取する。佐藤氏はマルクスの資本論を主軸に語ることが多いですね。なるほど納得したのは以下の部分です。

 

経営者は商品の材料を安く仕入れれば、その分利益を多く得る。だが、いくら材料費が安くなってもその分を労働者に分配しない。給料は変わらない。ここに資本主義の搾取構造はあり、これは必然なのである。

 

以上、意訳です。どんなに利潤を得ても、労働者に配分せずに搾り取っているのが現在のこの国の体制です。ここを知っているか知らないかで、身のこなし方が全然変わってくると思いませんか?

 

無駄なサービス残業や給料に不相応な責任などなど。そんなに必死に頑張っても、あなたに富は帰ってこないのです。雇われというのはそういう宿命にあるのですよ。ならば、割り切ってサビ残など止めて開き直って定時で帰宅したほうが良い。そして、余暇を自分のスキルアップや副業につぎ込んだ方がずっと有意義なんですって。

 

資本主義社会も悪いところばかりではなく、誰しもがそれなりに稼いで暮らしていけるメリットもあります。この本は資本主義を目の敵として糾弾し、扇動するような内容ではありません。そうじゃなくて、こんな時代だからこそ、堅実に、上手に生きなさいよということをわかりやすく解説してくれる良書なのですね。

 

皆さん、是非とも一読ください。

これであなたの生き方が変わるかもしれませんよ。

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*1:2013年の国税庁民間給与実態統計調査による