仕事すんごい忙しかった
2021年はとにかく仕事に忙殺された1年だった。
今年の春から新部署に異動したことにより業務量が爆増し、いわゆる家と職場の往復状態を生まれて初めて体験した。
改めて自覚することとなったのは、自分の肉体的・精神的な強靭さである。これだけクソボロに翻弄されつつも病気にならず生き延びているのは、ひとえに生得的なもののアドバンテージのお陰だと思っている。
まぁ、年輪を重ねると周囲が求める大人力だとか責任だとかは伴って積み重なるわけだし、遅かれ早かれこうなったのなら、齢40というこのタイミングで訪れたのならむしろ幸甚と考えるべきなのかもしれない。腰椎が良い感じにすり潰れた50代前半でこれをやれと言われれば、現状よりずっとハードモードだったことは想像に難くないわけで。
まだ懲りずに結婚するのか
さてさて、プライベートのほうはどうなのかというと、変わらずお付き合いをさせていただいている方とは一進一退を繰り返しながらも半歩くらいは前進しているのかな、というのが体感。まぁおそらく来年中には戸籍に何らかの変化が訪れると思われる。どうでもいい参考情報として僕は戸籍謄本をとると3枚出てくる。なぜそうなるかは想像にお任せするけどアンサーを言えば×2なのだ。
他人と人生をともにするというのは、とても重い。40になってよりその考えは深まった。同じ竈(かまど)の飯を食う、ひとつ屋根の下で暮らすというのはパーソナルスペースを少なからず共有しなければならんとか、そういう個々に備わった繊細さの問題もさることながら、命の重みよ。ペットですら重い。ジャンガリアンハムスターでも重い。それを、人間で、である。苦しみ、悩み、患い、そんで鬼籍に入り、荼毘に付す。この一連のことを織り込み済みで、背負いこんで生きねばならんというのは、軽く見積もってもやっぱり、重いものは重いのである。だから、今回はそれなりの覚悟、いやかなりの覚悟を決め込んでいる。
若い人はこういう感覚、薄いんでないか。割と気楽に命を考えがちではないか。だから「今どきの若いもんは」とか紀元前から垂れられている定型文をこんなところで示すつもりは毛頭なく、やはりそういう思いは経験値によって紡がれ、身をもって知ることで落とし込める感覚なわけだから、仕方ないっちゃあ仕方ない。だから、離婚率があーだこーだで気をもむ必要はなく、むしろ若さの勢いで結婚し、それでおしどり夫婦となれるなら結果オーライ、ダメなら離婚して次を探せばよろしい。フォーカスすべきはその間に生まれた次世代を担う子供たちであり、それを掬い上げる福祉なのだからね。
熱中野郎のジレンマ
かなり脱線したけれどプライベートの話はやや続く。趣味っちゅう趣味を今年は持てなかった。一時期は3度目のウルティマオンライン激はまり時期があったけど、あまりにも熱中しすぎて朝3時に起きて遊んだりした結果、激務との折り合いがつかなくてフラフラとなり、自省してアンインストールした。一時期はFF14を購入してプレイしてはみたものの、「あ、これはマルチで知り合いできたり、団体に所属したらアカンやつや」と、自分の熱中廃人警報が発令したため、今は退いている。おそらくこれもアンインストールだろう。
とどのつまり、自分は熱中しやすいのだろう。もし、面白いコンテンツに触れてしまったら、気づけば深みにはまりこんでいる。フツーの人は1時間やそこらで飽きて、また明日で終わる今日をできるのだろうけど、こちら没入して6時間でも12時間でもやってしまうものだから、ほかのことと折り合いがつかんくなってしまう。
趣味は欲しいし、日常に生きがいは必要なのだけれど、面白いコンテンツに行き着くと(リアルとの折り合いという意味の)身を持ち崩す状態になってしまうという、「熱中野郎のジレンマ」を抱えてしまっている。こればっかりは、現職を退いてすべてフリーな時間にでもならんかぎり、解決しないかもしんない。だって、そういう脳なんだから。
来年の話
相変わらず仕事でてんてこまいだし、係長になって今度は部下のこと面倒みなければならんし、懲りず結婚するかもしれんし、おそらく怒涛の1年になるのでは。ただ、まだ己の限界を見ていないので、果たしてこの脳と体がどこまで悪環境に耐えうるかのラインを見定めるには良い年になると思っている。
んで、ブログなんだけれども、今回こうやって4か月ぶりに更新しているのを見てもらえば察していただけるのかとは存ずるが、まぁなにせ時間はない。けれど、昔からの持論でブログなんてものは「書く時間がない」で更新が滞っているようでは結局ブログを愛しているとはいえず、好きな奴は朝起きたらPCの電源ONにしてエディター立ち上げるわけだから、こんなつまらん言い訳で長期未更新を繰り返すのは不本意じゃないわけ。理由の一つはやはりこうやって外部に与太話発信してでも反応を得ることでひとしおの喜びを得ることはできるわけだし、人生どん底時代に救ってくれたものでもあるわけだから止めたくないってことと、今でも定期的に読者になってくれる稀有な(褒めてます)方もいらっしゃるので、そういった方に役に立たないけど少し笑えるようなコラム崩れなコンテンツを、日常を切り取って伝えることができればいいなって思うからです。
それではここらへんで。