ポジ熊です。
ブログで収益化を図る上で多くの人が最初にトライするAdsenseというGoogleのASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)があるのですが、その収益性の高さが魅力的な反面、厳しい独自のルールがあってそれに抵触した方が過去に何度も警告を受けて肝を冷やしています。かくいう僕も3年間のブログ経験で4~5回は受けてまして。
今回はAdsense利用者へ「ポリシー違反とは具体的にどのような事例で判定されるのか」他サイト様含め当サイトの実例を交えて説明し、参考とすべく記事にしました。
※なお、内容は過去に公開したAdsenseポリシー違反警告系をまとめて編集していることも申し添えます。
- アダルト/テキストによる描写
- クリックの誘導
- 広告フォーマットに似せたコンテンツ
- 無効なクリックとインプレッション
- コンテンツを含まないページへの広告配置
- オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しない
- 報酬プログラムを提供しているサイト
- 「死」という言葉を使っただけではポリシー違反ではない
- 「Google Analyticsのキャプチャー画像(解析値など)をブログに掲載すること」は禁止
- 性的なジョークで警告が来た管理人の経験談
- アドセンス広告をスマホのTOP画面にデカデカと貼ると警告がくるかも
- アドセンスNG問い合わせまとめ【酒・タバコ・解析結果公開など】
- コンテンツのない404ページ
- あなたにおすすめの記事
まずは他サイト様の例から。
アダルト/テキストによる描写
今回「アダルトコンテンツ」と判断されたページは書評エントリーだった。
アダム徳永氏の著作「スロー***レポート」という本の書評。
きわめて真面目な書評だったのと、2010年に書いたエントリー、つまり2年も前のエントリーに今ごろ、という意味で二重に驚いた。
ただ、規約を良く読むと分かるのだか、Googleは「わいせつ」かどうかで判断しているのではなく、「性的表現」があるかどうかを問題にしていたのだ。
スロー***レポートは、本自体が***について取り扱ったものだから、性的か性的でないかと言われたら、書評も性的である。
ならばアウトも致し方なしか。
なるほど。
***の部分はお察し頂ければ幸いです。ノーマスクはリンク先の記事で確認してください。
「わいせつ」ではなく「性的表現」があるかどうかで判断される、とおっしゃってます。性的表現の有無で停止の如何はわかりませんが、後述する参考リンク先のどれかに抵触するおそれは十分にありそうです。
...いかに感銘を受けた書籍の感想について真面目に綴っても、それが性的表現を含めば広告停止になり得るということですね。アドセンスは真なる表現の自由については、一定の制約を受けるのです。
また、違反を指摘される記事は、新しくある必要はないということが解ります。2年前に書いた記事でも、広告停止の要因になるということです。恐ろしい話ですね。通報されたのか、地道に人間が確認して見つけたのかは、定かではありませんが。
参考:Adult content - AdSense Help
問題と思われる記事を削除してGoogleに広告再開の再申請を送ったのが11月16日
(中略)
申請から7日後の11月23日にやっとメールが届いた。しかし結果は「却下」
(中略)
書評とお酒のエントリー合計15本を削除して12月3日に再々申請
(中略)
再々申請から4日後の12月7日にGoogleからメールが届いた。結果、やっとOKとなり、広告が再開となった。
該当箇所のみならず、全体の点検について行って違反と思わしきコンテンツをすべて削除しなければ再審査は通らないという、厳しい世界。再開までに約半月を要しております。
クリックの誘導
今回、当ブログで指摘されたのは「ラベル違反」です。つまり、アドセンス広告の直前に、広告へ誘導するような文言があったということです。
(中略)
現在は「本書で紹介されている42の工夫のうち、特に意識したいポイントを紹介します」となっていますが、以前は「本書で紹介されている42の工夫のうち、特に意識したい内容を、10個のリストにまとめました」でした。 この文章をそのまま読むと、「10個のリスト」が直後のアドセンス部に書かれていると、勘違いしてしまう可能性があるのです。これが違反だと確信しました。
アドセンス広告上に〈広告〉〈スポンサーリンク〉と付しても、このようにアドセンス広告に誘導していると「みなされた」場合でも広告の停止を受けたという実例です。
恣意的なものは当然NGですが、このように意図せぬケースも十分にあり得ます。アドセンス広告周囲の文章構成には、注意を払う必要がありそうですね。
スクリプトで自動アドセンス挿入している方は、いつの間にか誘導になっているようなことにならぬよう、特に気を付けてください。
参考:AdSense プログラム ポリシー - AdSense ヘルプ
ラベル違反というよりも、クリックの誘導に該当するのではないかな?
約20時間の広告停止でしたが、長い20時間でした。
キャッシュのクリアを忘れたまま再審査請求して、違反改善が伝わらずに時間を要した旨の記述もあります。WordPressの仕様でしょうか?
広告フォーマットに似せたコンテンツ
これについては全くもってボクの解釈が誤っていたと言うことなのですが、リンクユニットをナビゲーションメニューに溶け込むように設置していました。
ナビゲーションメニューにアドセンス広告を入れてしまったようです。これは確かに紛らわしいですね。
参考:Ad placement policies - AdSense Help
ほかにもラベル違反など複数の違反箇所を紹介していますので、引用先の記事は参考になります。
結果としてちょうど10日ぶりに広告が配信されました。
複数の違反修正により、決して短くない時間を要しています。
無効なクリックとインプレッション
それはまだ私がGoogle Adsenseを申し込んだばっかりのこと。
ねこ「へー Adsenseってバナークリックしただけで、お金が増えていくんだー ふーん ほんとに増えてんのかなぁ、自分でクリックしてみよう
ポチッ(´・ω・`) ・・・
お、40円も増えたぞ!!すごいなこれ!! ポチポチポ・・・」
これらの行為を繰り返していた結果、1週間後くらいにこんなメールが来ました。
Adsenseアカウントにおいて不正行為の危険性があることがわかりました
自クリックによる不正行為とみなされて広告が停止された実例です。
参考:AdSense プログラム ポリシー - AdSense ヘルプ
どのような理由であっても自クリックは駄目ですよ、とおっしゃってます。こうなるとミスクリックが恐ろしいですよね(-_-;)
なお、アドセンスは復活しているようですが、そこまでの経緯は記事に記載されておりません。「管理人に直接聞いてください」とのこと。気になる方はDMしてみてはいかがでしょうか。
コンテンツを含まないページへの広告配置
違反箇所の特定と、修正。どうやらスマートフォン用のページにデフォルトで表示されていた「トラックバック一覧」のリンクが残っていて、このリンクをクリックすると「トラックバック一覧」のページへ飛びます。このページが「違反の例」として挙げられていました。違反の内容は「コンテンツ不足」でした。
形骸化したトラックバックリンクの先にコンテンツ量がほとんど無いページが存在し、そこにアドセンス広告を配置した結果、広告が停止された実例です。
引用先では画像で具体的にわかりやすく説明しているので、参考にしてください。
コンテンツを含まないページ(手続き完了ページ、離脱ページ、ログインページ、エラーページなど)に広告を掲載することは許可されません。
こちらがポリシー違反の根拠です。
各サイトで「○○文字以下は駄目、△△文字以上はOK!」などいろいろと謳っておりますが、根拠がないのでどれも信ぴょう性に欠けます。
ペラペラのページに広告を配置すると停止される危険性がある、ということだけは覚えておきましょう。
この方はすぐに審査して再開できたようです。原因がはっきりしていれば、迅速ですね。
オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しない
最近パクリサイトが流行ってますが、パクった覚えがまるでないです。
(中略)
引用することはあっても、ちゃんと引用先にリンク張ってるし、 ブログの文章は自分でちゃんと書いてます!
引用先の管理人様は「心当たりがない」とのこと。原因はとある記事の目次に芸能人の名前を並べたので、それではないかと仮定されてます。しかし、こんなことでポリシー違反となってしまうのでしょうか?
当該記事は下書きに戻して削除し、再審査を請求した、とのこと。引用先ではアドセンスが復活していますが、その後の経緯記載はありません。どうなったのでしょうか、気になります。
参考:Little or no original content - Search Console He
報酬プログラムを提供しているサイト
私、あの記事って、ただSEOがわからないとかインフルエンサーやブログ塾とかやる気はないとか言っていただけの記事ですよ? あの記事全体が、アフィリエイトの比較になるからダメということです。
(中略)
アドセンス収益などアドセンスに関する記事を書かれている方、アフィリエイトなどのブログ論を書いている方、自分だけは大丈夫と思っているといつか警告が来ることがあるかもしれません。
〈許可されない 〉
・報酬提供型広告クリックサイト
・報酬提供型誘導サイト
・自動誘導サイト
・「検索による募金活動」をうたうサイト
・報酬提供型検索サイト
ブログ論を書いているだけで広告が停止するのであれば、僕なんて完全にアウトな気もします。もしかすると、これから警告等がきて対応せざるを得ないのかもしれません。
ももねいろ氏は心当たりがないようです。何が抵触するかわからないので、手探りで対応していくしかなさそうですね。サポートチームとは10回以上もやりとりをしたそうですよ(-_-;)
このケースでは、該当記事のみ広告停止→当該記事を削除したために全体の再審査という作業はなかったようです。
「死」という言葉を使っただけではポリシー違反ではない
アドセンスを設置するサイトにおいて
「死」というワードを使用=即ポリシー違反とはならない
ことを実証します。
アドセンスポリシーの遵守
意思をWEBサイトで発信する側として常日頃気にしているのは、サイトに設置した「アドセンス」との兼ね合いです。
アドセンス広告を貼り付けて記事を公開するにあたっては、ポリシーに準拠したコンテンツ作りが求められ、違反するようなことがあれば広告の非表示やアカウント停止の措置が下されます。
真に自由な意思を発出したいのであれば、サイトにアドセンス広告を貼り付けなければ良いのです。
が、ここではあくまでもマネタイズと並行して意思を発出し、そこにユーザーを呼び込むことをコンセプトとしたサイト作りを行っている管理者を主体とします。
疑問
人間は死を免れず、誰にしもそれは訪れます。これは生物の宿命であり、古来より哲学のテーマとして扱われていますね。人生はいちどきり、だからこそ最期を思い描いて今を全力で生きれば、生は輝く。これは僕のポリシーでもあります。
自分の言いたいことをブログで可能な限り自由に発したいという気持ちは、理解して頂けると思います。「死」についても記事のテーマとし、それを公開したいと考えるのは普通のことなのです。
しかしながら、多くのWEBサイトでは「死をテーマに扱うコンテンツはポリシー違反である」と謳うところが多いです。中には「死という言葉を用いただけでNG」このように述べるところもあります。
これを鵜呑みにしてしまうと、「死」についての記事は一切書けないことになりますよね。では言い方を変えれば良いのでしょうか?
「臨終」「入滅」「旅立ち」
微細に表現を変えただけでは、結局は死を扱う記事となり、ポリシーから逸脱していると認定されてしまうのでは?
このような極端な判定を、アドセンスは行っているのかという疑問がずいぶん前からあったのです。
Googleアドセンスの具体的NGワードや禁止ジャンルは?その2 | オレ物語!!アフィリエイトで自由に稼ぐ渚ひろしのブログ
僕は「死」というキーワードは全く使いません。
前後の文脈などまったく関係なく ⇒全面的に使用はNGです!
グーグルアドセンスのNGワードまとめ!規約に反した画像も禁止! | 20代夫婦がパソコンで楽しく稼ぐ!~ユウとカナの新婚生活ブログ~
私は死という言葉自体を使わないようにしています。
上記3サイトは「アドセンス 死」でGoogle検索した結果、上位にインデックスされたものです。
ソースを提示し、「この部分に触れるのでNG 」といった書き方をしているサイトがないというのは、いささか残念です...。
サポートチームへの問い合わせ結果
上記はアドセンスサポートチームへの問い合わせ内容と回答です。
「自身の意見を述べる程度で、ネガティブな表現や内容が含まれていない場合は問題ない」
とのことでした。
個人や不特定多数に対して死を誘引したり、教唆するような内容は当然NG。また、「死にたい」などネガティブなものもポリシー違反になると思われます。
今回の記事テーマで考えると、内容はネガティブではないのでアドセンスポリシー違反にならないと判断できます。
※2016年12月7日現在、この記事で警告はいちども来ておりません。
禁止コンテンツ(暴力的コンテンツ)
・アダルト コンテンツ
・個人、集団、組織を誹謗中傷するコンテンツ
・著作権で保護されているコンテンツ 危険ドラッグおよび薬物に関連したコンテンツ
・アルコールおよびタバコに関連したコンテンツ
・ヘルスケアに関連したコンテンツ
・ハッキング、クラッキングに関連したコンテンツ
・報酬プログラムを提供するサイト(「報酬提供」サイト)
・Google ブランドを使用しているサイト
・暴力的なコンテンツ
・武器および兵器に関連したコンテンツ
・不正行為を可能にするコンテンツ
・違法なコンテンツ
問い合わせへの回答に「禁止コンテンツ」へのリンクが添えられたことを鑑みると、ある特定のワードを使用したからといって軒並みポリシー違反に該当するコンテンツとみなすわけではない、という意思が読み取れます。
「どのような単語を使ったか」ではなく「どのような内容のコンテンツであるか」これがポリシー違反のふるいにかかる要点ではないでしょうか?
「Google Analyticsのキャプチャー画像(解析値など)をブログに掲載すること」は禁止
「Google Analyticsのキャプチャー画像(解析値など)をブログに掲載すること」は禁止されています。
ご存知でしたか?
アドセンス利用規約第9条(一部引用)
9. 秘密保持
お客様は、当社の事前の書面による承諾なく Google 機密情報を開示しないことに合意するものとします。「Google 機密情報」には、(a)本サービスに関連する一切の Google のソフトウェア、技術および文書、(b)本サービスとの関係において広告媒体の実績に関連したクリックスルー率その他の統計、(c)本サービスにおけるベータ版機能の存在およびそれに関する情報、ならびに(d)Google により提供されるその他の情報であって、機密であると指定されるか、それが提示される状況において通常機密とみなされるものが含まれます
(後略)
この中で触れられている(a)及び(b)の部分について、前述Analyticsのキャプチャー画像公開が利用規約に反するとのこと。
これを見ると、Google Search Consoleの具体的数字を帯びたキャプチャーも駄目ってことになりますね。
画像のキャプチャーはNGだが、テキストで解析値を示すのは良いのか?
例えば「アナリティクス解析で11月第1週のPV数は○○でした!」これはNGなのでしょうか?加えて検索流入割合も同じように公開することはNG?
なぜ不安になったかといえば、このような手法で過去に何度もPV数などを公表しているのです。
もし「Analyticsの情報についてはテキストでも掲載禁止」だとしたら?ことを知らずに今後もどしどし公開を続けてたら?
googleプロデューサー「\デデーン/ポジ熊さん、アウトー」
と、なりかねませんよね。恐ろしいことです。
アドセンスサポートチームに問い合わせました
はっきりさせておかないと、怖いですからね。アドセンスには、こうして個人でも利用規約について気楽に問い合わせが可能なのですよ。
さて、2~3日はかかるものだとばかり考えていましたが...Googleサポートチームから早速の回答が!*1
とても丁寧な内容のメールでした。メール自体をそのままキャプチャーで公表するわけにもいきませんので、要約してお伝えします。
サポートチームの回答内容(まとめ)
「アナリティクスについては画像はもちろん、テキストでも掲載はNG。ただし、具体的な数値ではなく大まかな数値などに修正しての公開は特に問題なし。」
ポイントは「大まかな数値」
Analyticsでの解析結果、某期間に某サイトに集まったアクセスが「198,237PV」だったとします。
サポートチームの回答によると、「198,237PV」として公開することは規約違反に該当するとのことです。ですから、大まかな数字に修正して公表する必要があります。
さて。
ここで「大まかな」といえば、あなたはどんな数字を想像しますか?
私でしたら「200,000PV」と記載します。
少し背伸びしたようにも見えますが、閲覧者にわかりやすくて良いですよね。社会通念上、これは「大まかな数字である」と確信できます。
Aさんは「198,240PV」としました。1の位を四捨五入したのです。
この場合はどうでしょう。「大まかな数字」と言えますか?私から見れば大まかとは言えません。
Aさんは少しでも正確な数字を、と親切心で公開したのかもしれません。ですが、結果的に「大まかではない数値をテキストで公表している」としてアドセンスの規約に抵触し、注意や警告を受けてしまったら。それは残念なことです。
このように「大まか」というのは曖昧でありながら、「常識」を問われる要素ということが解ります。最大の広告主の利用規約に係る問題ですから、ここまで神経質になることも悪くはないでしょう。
修正作業
Analyticsのキャプチャー画像は全て削除
アクセス数やグラフなどの画像はありませんでしたが、リアルタイム解析の接続者数などで多数の画像を使用していました。
画像を消すだけで問題が解決できる記事もあれば、記事そのものを削除する場合もありましたね。トホホ...(-_-;)
テキストでの解析数値を概数化
前述の例「198,237PV」としていれば「200,000PV」と修正するなどの作業をしました。また、検索流入割合で「○○.○○%」の場合、小数点以下を完全に切り捨てて表記させました*2。
Analyticsの解析値(概数)をテキストで載せている記事に定型文を挿入
具体的には、記事冒頭付近に「※本記事に示すPV数やその他Analyticsにおける解析結果については、すべて概数(おおよその数)です。」という文言を入れました。
これはアピールです。アドセンスが「ここは数値が概数であることを公言しているし、事実、概数しか載せてないね。OK!」と見てくれるのを期待します。
修正作業は以上です。
「PV」や「Analytics」「アクセス数」などで記事検索し、一通りの修正は終わらせたつもりですが、不安なので何度か見直してみる予定です。
あとがき
いかがでしたでしょうか、今回の事実について。「そんなの知ってたよ!」とおっしゃる方は流石だなと感じます。
「いっぱい使ってるし、もう修正するのは面倒だ」とおっしゃる方もいるでしょう。そもそも、アドセンスを設置している方(記事)のみが対象なので、それ以外の方はバンバン貼りつけてOKですからね。
アドセンスを設置していても「構いやしない」とお考えの方、それはそれで良いと私は考えます。多くの記事を書きあげたあとにgoogleから警告を受けて修正作業にてんやわんやになるリスクと、過去記事修正作業の煩雑さを天秤にかけた結果なのでしょうから。
ブログを始めて歴史が浅く、かつアドセンスを設置しているブロガーの諸氏においては、利用規約の見直しに合わせた記事の修正を現段階で行うことは非常に有益だと思われます。
広告リスクの分散は当然、考えていかねばならないのでしょうが、最大の広告主と上手く付き合うことも重要ではないしょうか。
性的なジョークで警告が来た管理人の経験談
件の記事は削除済みです。
内容はガチガチのアダルトなものではなかったのですが、その中で管理人が見た煽情的な夢を曖昧な表現でジョークを交えてテキストにしたのですよね。アダルトコンテンツに抵触しそうなワードはほとんど使っていないにも関わらず、です。
記事内容は前半がパロディで面白おかしく書き連ねていました。あの手この手を駆使しながら直接的表現は避けていた、にも関わらずこのような警告を受けてしまったことに驚きを隠せないと同時に申し訳ない気持ちになりました。
警告の考察【露骨なテキスト】
- 性行為を取り上げた読み物や説明
- 性的なジョーク
- 性的コンテンツを扱うフォーラム
- URL 内の性的または不適切な語句
- 露骨な文章や過度の不適切な表現
これらを見る限りでは2か5が該当したと思われます。僕は最初は「2かな?」なんて予想してたのですが、記事を修正する作業で気が付きました。
記事末にアダルトっぽい(R18ではない)本のAmazonリンクを貼りつけているじゃないですか!
これって1の「性行為を取り上げた読み物」に該当するのでは!?
ということでAmazonリンクも削除。
こうなると、結局何が致命的だったのかはわからずじまいですね。わかったことといえば、その記事全体で禁則的なアダルト属性を持ってしまったということです。
警告が来てから行った処置
- 該当記事のタイトルを変更
- 危ない記述をざっくりと削除
- Amazonアフィで疑わしき商品を削除
- Adsenseに「修正しました」を送る
手早く行いました。
※僅か1時間ほどでペナが解けました
性的なものはジョークもやめておいたほうがいい
それがAdsenseです。
冗談半分でも下ネタはやめておきましょう。僕はまだ1記事だからここで事例を述べられますが、随所にこのような記事を散りばめてしまうとAdsenseをあきらめなくてはいけなくなります。
アドセンス広告をスマホのTOP画面にデカデカと貼ると警告がくるかも
NGだった過去の貼り方と、それに対する指摘
過去、当サイトのスマホファーストビューは以下のようになっていました(記事単位)
当時のスクリーンショットがないので、枠と文字で再現していますが、スマートフォンのファーストビュー(最初に目に入ってくる場所)に、でかでかと(336×250)のアドセンス広告を貼りつけていたのですよね。
これは収益性も高くお気に入りだったのですが、複数の方から「ポジ熊の人生記はスマホのファーストビューにおけるアドセンスの貼り方がアウトだから、遅かれ早かれ警告されるだろう。修正したほうが良い」というアドバイスを頂いたのです。
通りがかりの匿名ではなく、普段から交流のある知り合いの、しかも自分よりアドセンスに造詣の深い方からのアドバイスであったため、僕はすぐに広告の配置を見直したのです。
修正後の貼り方
以下のようになりました。横のサイズは大きな変化なしですが、縦のサイズは100と、かなり小さめに。また、ヘッダ画像の次にはMENU・定期購読ボタン・記事タイトルとサイトコンテンツが表示され、その次にアドセンス広告が来るようにしております。これにより広告配置のNG云々もそうですが、ユーザーがよりサイトを閲覧しやすくなった、いわゆる「ユーザビリティが向上した」とも言えるでしょう。
アドセンス規約では「スクロールしなければメインコンテンツが見えないようなファーストビュー広告の貼り方はNGである」と示しており、ヘッダの次のレクタングル大はこれに引っかかるようなのですね。ヘッダ画像もなしにレクタングル大をファーストビューにドドンと置いてしまっている人は、その時点で完全にアウトでしょうね(笑)
あなたのサイトは大丈夫?
自分の手元にスマホかタブレットがあれば、自サイト名で検索してサイトTOPはもとより、記事単位で広告の貼り方が露骨になっていないかを確認しましょう。GoogleクロームであればShift+Ctrl+iでPC上でスマホビューを確認することができます。これでもしファーストビューにレクタングル大がメインコンテンツを押しのけてデカデカと貼ってあるようでしたら、この記事を参考にして貼る場所を修正することをお勧めします。
収益を高めたい気持ちはわかるのですが、それ以前に警告がきてしまうと元も子もありません。警告を無視し続ければ、アカウント永久停止などの措置を受けることになりかねない、それは悲劇です。
アドセンスポリシーに準拠した利用方法を心がけ、アドバイスや警告などは真摯に受け止め、改善していきたいものです。
アドセンスNG問い合わせまとめ【酒・タバコ・解析結果公開など】
僕が今までに問い合わせたアドセンスサポートチームへの「規約違反」に関わるものをまとめて記事にしましたので、参考にしてください。
Q:Google関連ツールの画面をキャプチャーして公開することはNG?
A:NG!
回答日:H25/12/1
アナリティクスやアドセンス管理画面で表示されている具体的な期間を指定した数値を含む、スクリーンショット及びテキストでの掲載はポリシー及び規約上禁止。
具体的な数値ではなく大まかな数値などに修正して公開することは問題なし。
期間を具体的に示さず、かつ数値を概数に修正すれば公開は可能、ということになります。
NG例:H25/12/1~H25/12/7のアナリティクス解析による総PV数は43991でした~(^^♪
「具体的」というところに難しさがありますね。「12月の平均PV数は○○(概数)でした」これだって期間は具体的と言えば具体的ですし。かといって「12月の某日はPV数が○○(概数)でした」なんてのは情報とは言えませんからね(笑)白に近いグレーな考え方だと、期間はある程度具体的でも概数であればセーフなのかな?という印象。
Q:アルコールとタバコ関連は、どんな記事でもNGになるの?
A:ユーザーに直接販売を促す内容でなければ問題なし
回答日:H25/12/2
問い合わせた具体的記事内容
問①:「お酒を止めることにしたが、最後の酒を飲むぞ(市販のお酒の画像添付)」
問②:「地酒で美味しそうなお酒がいっぱいでした(地酒画像添付)」
問③:「禁煙を始める。今から最後の1本を吸う(火のついたタバコと、それを消す画像を添付。市販のタバコパッケージ画像もあり)
問④:「タバコは美味い!(口から煙を吐いている喫煙状況画像添付)」
問⑤:電子タバコ全般
問い合わせに対する回答
②④⑤については、特定のアルコール飲料やタバコのブランドを宣伝したり、販売先へのリンクを掲載するとポリシー違反である。イベントの内容について報告することを目的とした記事であれば問題なし。
①③についての回答がなかったあたりが肝のような気がします。つまり、それらが特定の銘柄を宣伝するような内容であれば、規約に反することは十分に考えられるということでしょう。僕は酒とタバコについて銘柄を画像でUPすることは控えることにしています(もともと断酒・禁煙状態なので滅多に機会はありませんが)。
なお、これは個人で判断したものであり、他のブログにおいて特定の銘柄を記事にしていることに警鐘を鳴らすものではないことを申し添えます。
Q:アドセンスにおける振り込まれた金額やCTRは公開しても良い?
A:キャプチャー画像をUPするのは駄目だけど、具体的な期間や数値を含まないものならOK。
回答日:H28/2/5
またしても具体的な数値のハードルに苦しめられるとは(笑)しかし、これは意外な結果でした。CTRも具体的数値でなければ公開はできるのです。「振り込まれた金額の公開は可能」というのは割と周知の事実かと思われますが、その他の数値においてもNGのキーとなるのは「具体的な期間、具体的な数値」というもの。これさえ押さえておけば収益報告や分析記事などを作る際に怖くありませんね。
Q:Dot-metrixなどアナリティクス連携ツールの解析画像をキャプチャーしたものを公開しても良いか?
A:NG!
回答日:H28/2/8
これについては少々残念でした(^-^; 間接的なデータであればイケると考えた僕が甘かった。
アナリティクスのデータを元にしたデータの公開はNG。つまり連携ツールの場合もキャプチャー画像は公開できない。
うむむ、中々に手厳しい。しかしながら、アドセンスサポートチームの担当者様は「ご要望に沿うことができかねる状況を大変心苦しく存じますが、寛容なるご理解・ご協力を賜りたく慎みまして(ry」という、僕にはとても繰り出すことのできない、この上ない丁寧な対応をしていただきました。ここについては大変、感銘を受けております。
記事中ではさも淡々とNGについて突き放すような記載をしていますが、これは箇条的に表現した結果であり、サポートチームの回答はとても人間味の溢れるものであったことを申し添えさせて頂き、この記事を締めます。参考にあれば幸いです。
コンテンツのない404ページ
Adsense警告を回避する方法を実例で学ぶ【ポリシー違反】 - ポジ熊の人生記
一番やりがちなミスが抜けてる。サイドバーのアドセンスはそのままだと「コンテンツのない404ページ」でも表示されるから規約違反。皆やってるから普段は厳しくないけど、一度ツッコまれると結構面倒なことになる。
2017/01/15 23:02
記事を削除したページに訪問者が来た際、ページにコンテンツがほとんどないにも関わらずサイドバーにAdsenseが表示されてしまうことで規約違反に該当するということです。これを受けないためには「404ページにも説明文などを盛り込む」必要があります。
はてなブログで404をカスタマイズする方法!ブログのアクセスアップ術 - wepli.2
こちらのサイト様で紹介している方法等を参考にカスタマイズしてみましょう。
ーー
以上、「Adsense警告を受けないために実例で学ぶ」をお送りしました。
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