画像出典:シヴィザード ~魔術の系譜~ : 暇だからゲームの紹介しちゃうぞブログ
今から20年くらい前だったかなー。高校生の時に『CIVIZARD』とかいう謎のSLGにハマりにはまってさ。しかもそのゲームは大してメジャーじゃなかったし、難易度もやたらに高くて。それなのに毎日猿みたいにプレイしたのは何故なんだろう?
ということで回顧エントリーですわ。記憶がまだらなんで、ニュアンスが正確じゃないのだけど、そこらへんは許してほしい。
CIVIZARD~魔術の系譜~
Wikiすら存在しないとか、どうなってんの(汗)
リンク先にはゲームの概要やシステムについて、かなり丁寧に触れられている。僕と同じくこのゲームに魅力を感じてやりこんだユーザーなのだろうか。この時点で、何か凄くうれしい。あのへんちくりん個性的なゲームにハマったのは、僕だけじゃないんだーなんてね。ま、それにしたってWikiがないくらいだから、プレイ人口は少なかったと思われる。この記事の反響もなんぼのもんか、わかったものではない(笑)
けど、最近は記憶を呼び覚ましてゲームの話題を中心に書いているからね。この謎ゲーも僕のゲーム遍歴を語る上で避けては通れなかったのさっ!
おおまかなシステム
まずは難易度を決める。確か5段階あって、超簡単からクソ難しい設定にまでできた。プレイヤーはデフォルトの魔術師(8人くらいいたかな?)を選択することもできるし、顔のみ選択して自分でステータスやスキルを割り振って始めることもできる。僕はもっぱらこれだった。デフォルトの魔術師は偏りが酷くてねー。
ゲームはシヴィライゼーションを想像してほしい。開拓ユニットを作って新しい町を切り開いて、税収や技術を生産して自勢力を拡大し、他勢力と交渉や戦争を繰り返して世界統一を狙う。おや、誰かな、「シヴィライゼーションのパクリやんけ」なんて言う人は。いけませんねー本当のことグレーなことを公言するのは。そこは言わないでおいてください、頼む。
勝利条件は2ルート。1つは他勢力の都市を全て攻め落として完全に滅ぼす。1つは「支配の呪文」というのを完成させ、その詠唱を終えることである。
ゲーム開始~終盤まで一気に語る
大陸はランダムで生成され、さらに自勢力のホームとなる都市もランダムで決定。これがまじで容赦なし。例えば四方を全て海で囲まれ、食糧生産も技術力もままならない場所にドーンと置かれる場合もある。「ふざけんな」ってな感じでリセットをかける。
※縛りプレイとして、リセット不可でやってみるのも面白いかもしれない。
さて、何度かリセットして「まぁこれなら」という配置で始める。領内に鉱山や狩猟地などがあれば、のっけからアドバンテージとなる。ちなみに周りは探索しないとマスクがかかっていて暗闇である。なので、その大陸にほかにどんな敵(中立の蛮族もいる)やダンジョンが存在するか、わからないのだ。まずはこれらをはっきりさせて、領地の候補地を把握しておかねばならない。
市場や農場など、最低限の施設をホームに作成したのち、キャラバンなどを作って新たな街を作っていく。無事に2~3の町を作ることができればしめたもの、自勢力の運営は軌道に乗るといっていい。
だが、このゲームの鬼畜なところは序盤から発揮される。開始数ターンでホームに山賊などが侵攻し、場合によってはゲームオーバーとなることも。「おいおい、まじかよバランス考えろやwww」なんて笑いが起きる。で、再びやりなおし。こんなことは普通に発生する。難易度が高いほどこれが起きる。
また、大陸内を探索していて、早々にライバル魔術師(CPU)と遭遇することもある。こうなると勢力拡大の目の上のタンコブになる。敵のホームがすぐそばにあるのだから、その勢いも驚異的なのだ。しかも難易度が高いと、CPUは謎の恩恵を受けてプレイヤーの何倍もの軍事力を発揮する。こうなるとあっというまに潰される。外交をする余裕もない。どんなに少額を貢いでも「お前には失望した。よろしいならば戦争だ!!(ドーン)」とか三下り半を叩きつけてきたりなんかして「エーーーー!?」ってなる。この理不尽さもまた、たまらないんだよなぁ(笑)
そんなこんなでとりあえず、蛮族の襲来も回避するなり迎撃するなりしてやり過ごし、ライバルの魔術師も同じ大陸にいないかもしくはかなり離れたところにいるとして。それなりの期間を勢力拡大に集中できたとする。各町の施設もかなり整い、軍事力もそれなりについてきたようだ。
ここで船などを製作し、ほかの大陸の偵察に向かうのである。そこで目にするのは、馬鹿みたいに軍事力をつけたCPUの姿である。「おいおいまじかよ、なんだよこの軍隊は・・・帝国か?」っていうくらいに力をつけてる。大陸には溢れんばかりの軍隊が闊歩し、足の踏み場もない。
「駄目だ、これは自勢力をもっと鍛えねば・・・」なんて二の足を踏んでいる隙に何が起きるかというと
「○○が支配の呪文を詠唱し始めました・・・」
チープなCGと不穏なBGMがミックスされた演出が淡々と流れ、「ユー、このままだとホールドされてカウント負けだよ?」宣言がなされる。
やべえ、負けたくねえ。何が悲しくてこんな読み込みのクソ長いゲームを7時間も8時間もやってここまできたのかわからん。そんな呪文を完成させられてたまるか!!
まぁ、こんな感じで否応なしに戦争を余儀なくされる。こうなると敵の本拠地を攻め落とさねば詠唱の妨害はできないのである。しかし、本拠地がそう簡単に攻め落とせるはずがない。最強の軍隊、ありとあらゆるフィールド魔法がかけられ、完全なるアウェイ。そこを何としてでも攻め落とさねばならない。至難の業。
もうね、何度呪文を唱えられてゲームオーバーになったか、わかったもんじゃない。そのたびに絶望して「二度とやるか!」なんて悪態をつく。つくんだけどさ。
謎の中毒性で、何回も何回もやっちゃうんだよねーーーー!!
何なんでしょ、このゲームは・・・
くすぐられる要素がいっぱい
- マップから本拠地の場所から敵の配置まですべてランダム生成だから、同じ状況がまずない→何度も楽しめる
- 隠しダンジョンや裏世界に、CPU本拠地より強いモンスターが巣くっていたりして、それを倒すとすんごい報酬がもらえたり→冒険気分
- ランダムで現れる英雄を雇って、限界までLV上げたりアイテム与えたりしてギラギラに強化→愛着のわくキャラが出てくる
- 極めないと使えない魔法とか使ってみたい→1度じゃ味わいきれないやりこみ要素
うわー、これは中毒になるわけだ。おっかねえww
今からやるなら縛りたい(あとがき)
先述したけど、納得のいくマップになるまで何度もやり直すことは可能だからね。それだと面白くもなんともない。そうじゃなくて、難易度はマックス、しかも与えられた条件で一発勝負をかけてゲームをクリアする(つまりリセット不可!)。その方が燃える気がする。おそらく、ほとんどの場合がとん挫すると思う。それだけ難易度の高いゲームなのさ。だけど、だからこそそれを越えた時の喜びはひとしおだと思うのだよねぇ。
で、実際にやるかどうかといえば・・・う~ん、ロード長いのは何とかならないのかよwwwとりあえずロードが長すぎるんだ、馬鹿みたいに。プレステのはそうだった。PC版はマシなのかな。まぁ、またプレイしたくなってきたけどさ。
ちょい、みんなにもやってほしいわ、CIVIZARD。で、「なにこれふざけんなよwww」って言ってほしいわー。
終わり
追記 MoMってやつだったんですね
1994年にMicroproseよりPC版(英語)が発売。日本語版はPC版とプレイステーション版(タイトルはCIVIZARD)が出た。長らく絶版であったが、2010年に海外のダウンロード販売サイトGOG(http://www.gog.com)で英語版は入手可能となった。
先にPC版(英語)が発売して、日本に来たプレステ版である「CIVIZARD」を僕はプレイしていたんですねぇ。
ところで、日本語版は今でも絶版なのでしょうか。気になります...
↑素直にPS版をプレイしたほうが早そうですね(;^ω^)