羆の人生記

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子供がいてもいなくても幸せになれる世界がいいな

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僕らは無意識のうちに「人生、子供を作らないと意味がない」とか「社会に貢献できない」って思ってる気がする。そういう影響は日ごろの会話でも表出して、例えば話題をふる際に「お子さんは?」とか何気なく聞いたりする。でもこれって、聞いた方に悪意がなくても、受け取った方にとってハラスメントに近い影響がある場合もあることは考えないと駄目だな。子供が欲しくても恵まれなかった人もいれば、欲しくない人もいる。

 

差別という名の暴力で打ちひしがれる女性のイメージ写真

子供が欲しくても恵まれなかった人に対して世間はわりと憐憫の眼差しを向けるけれど、やっぱりこの接し方も一種の差別で、根底にある「人間は子供を作って一人前」という意識を変えていかないと何も解決しない。某大臣の産む機械発言でも国の上層にいる国営の舵取りに近い位置にいる人でこういう思想を持った人もいるわけだから、草の根的に「人間は子供がいてもいなくても幸せになれるんだ」って意見を表に出して、徐々に変えていく必要がある。そのためにこうやってブログにも書くわけだし。

 

冒頭ツイートの方をきっかけにさせてもらったけれど、今まで自分が考えていた「子供がいないと不幸せ」とか「生物として不自然」とか、そういう間違った思想を今後正していくこと、このような場でも世間の「子供がいないと不幸」という根深い思想の変化のために発言していきたいなと思う。保守的な考えを持つ人はおそらく、死ぬまでこの「子供がいなきゃ駄目、作らなきゃ駄目」思想を抱いて生きるんだろなって思うし、なかなかそこは変えられない諦念は抱いている。しかしながら、まずは足場(自分)から、そして今後の日本を担う次世代に対してはヘンテコな意識を持たせないで、人は子供を作らなくても幸せに生きていけるんだってことを根気よく教えていきたい。

 

なかなか難しい話ではあるよね。少子化も、とかく子供を作らない若者などに矛先を向けがちで、こういう流れもスティグマを確実に生んでいる。少子化に対する影響の1ファクターではあるのかもしれないけれど、そこが主じゃなくて、そもそも子育てにお金がかかりすぎたり、日本人が貧しくなったという影響のが大きいんじゃないか。そもそも、成熟した先進国の辿る道はだいたい少子化なんじゃないか、だからこの流れは必然なんでは?とすら思ってしまう。なるようにしかならない。話が飛びすぎたけど、言いたいのは、少子化問題を子供を作らない人々に転嫁するなってことで。

 

まず今後、生きていく上で意識したいこと。それは誰に対してもまず「子供ありき」で話題を振ったりしないこと。そういう人たちが今まで世間のスティグマを受け続けてきたがゆえに、辛い思いをしているのではないか、という想像力を働かせること。個人目標ね。