令和元年末に右膝を脱臼して手術を受けた体験記です。
※数回に分けて記載します。
負傷発生状況
屋外階段で足を滑らせ右足で踏みとどまろうとしたところ、膝に抜けるような感覚があり、その直後に激痛を生じました。
しばらく歩けないほどの激痛が継続しましたが、休んでいると痛みが引いてきたため、右足をかばうように徒歩で帰宅しました。
午前中は痛みをごまかして生活しましたが、昼頃に膝の関節がパンパンに腫れて曲がらなくなり、整形外科を受診。
以上が負傷の状況です。
診察結果
診断
右内側膝蓋大腿靭帯損傷
先生「全治3か月です」
「マジでー」
ショックでした。仕事、どうすんの...
曰く、膝の脱臼は保存治療を選択する場合も多いが、僕の場合はまだ若いので根本的にしっかりと治しましょう、なので手術をしましょうということでした。ありがたい話なのか!?
受けた検査と処置
- 視診・触診
- 血抜き
- MRI
- レントゲン
MRIが時間長くて、悟りを開く手前までいった。
血抜きはそこまで痛くない。
どんな負傷か
以下はこちら
のサイトから画像をお借りして説明しますと
膝蓋骨(いわゆる「皿」)が、何らかの衝撃で脱臼すると、図のようにズレてしまうことがあります。モデルは左側なので、外側に脱臼していますが、膝蓋骨脱臼の多くは外側への脱臼です。僕の場合は右膝の膝蓋骨が外側に脱臼しました。
膝蓋骨の両側には大腿靭帯があって、内側にある靭帯がMPFL(内側膝蓋大腿靭帯)です。
外側に脱臼することで、MPFLが引き延ばされ、損傷してしまう。
以上が僕に起きた負傷の詳細です。おおむね、これのとおり。
・・・実は、このケガ、起きるべくして起きたのかなと。というのも、管理人は膝の脱臼癖があったのです。反復性ってやつですね。
過去にこんな記事を書いていたんですよ。サムネイル画像を利用したいから、ブログカードでリンクを貼りました。膝の形が違うの、わかりますか?
何度もやってたんです。ただ、今回のように膝に血が溜まるまでには至らなかった。だから、ごまかしごまかしでここまで来たんですね。
ですからみなさん、膝の脱臼をした場合は、早いうちに靭帯の再建術をやったほうがいいですよ。人体を損傷した場合ですけど。先生いわく、もっと早いうちに手術を受けられれば、軟骨の減りも少なくてよかったに、とのことですよ。
学業や職場などの都合もおありかとは存じますが、長い人生のQOLを考えると、やっておいたほうがいいです再建術。
入院まで
スケジュール等、病院側の都合があるので手術を受ける日は約1か月先となりました。長い...。
とりあえず職場に連絡。2~3日は休んで、様子見て出て来いと。鬼か。まぁ出てくるなと言われるよりは救われる仕事人間だからヨシ。
その日のうちに松葉杖2本と、青色でごっつい膝のサポーターをレンタルされ、とりあえずは帰宅。
なんだこのサポーター、モビルスーツの足みてえだ。
※ニーブレイスなる器具だそうです。理学療法士の先生から教えてもらいました。病態に応じて金具を入れて可動域制限することができるとのこと。
負傷直後は脱臼を防ぐためにニーブレイス装着を指示されます。全然曲がりません。歩きにくいです。でも、膝が守られている感覚は強い。あと、外歩いていると老若男女が避けてくれます優しい世界。
翌日には外しました(笑)こんなもん付けて生活できるか。
※手術後、再会します。
で、2~3日はやっぱり膝に痛みが残ってたんですが、それ以降はみるみるうちに具合がよくなって、2週間も経たずして走れるようになりました。これが保存的治療ってやつなんでしょう。
ただ、明らかに膝がヘタってます。2kmも走ると、痛みに近い違和感を覚えるようになりました。負傷前は10kmをこえなければ痛みは出なかったのに。根本的に直さないと今後の人生におけるスポーツに大きな悪影響を残してしまうことは必至。先生の言うことは聞いておくべきですね。
なお、手術前でもリハビリは受けておいた方がいいとのことで、何回かリハビリに通ってます。当然、足の運動は良好。そりゃそうだ、まだ切ってないし。
意義は「リハの先生と面識を持っておく、術後にどんなリハビリをするのかを今のうちに知っておく」というものらしいですね。なるほど。
MPFL再建術体験記その2(手術・尿道カテーテルの悪夢編) - ポジ熊の人生記
に続きます。