羆の人生記

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あなたはスパイ向き?諜報工作員職業適性テスト10の質問

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あなたのスパイ適正は?

モサド(イスラエル諜報特務局)の伝説的諜報工作員であるロッソが考案した、この業界の職業適性をテストする10の質問から新たな知見を得られたので、紹介します。僕と一緒に質問に答えてみましょう。

諜報工作員職業適性テスト10の質問

設問と回答リスト、その下に僕が選択した回答とその理由を答えていきます。みなさんも自分がどの回答をしたかを覚えておいてくださいね。

-以下断言調-

1 スパイになりたい動機はなにか?

  • a 冒険
  • b 金
  • c 理想 

cを選択。スパイというのはリスクが付きまとう。単純にお金を得たいのであれば、ほかに安全な道が多数ある。よほどの決心がない限りはスパイになろうとは思わないため。

2 あなたは何歳ですか?

  • a 20歳以下
  • b 20~24歳以下
  • c 25~35歳
  • d 35歳以上
  • e 45歳以上
  • f 55歳以上

cを選択。現時点での年齢による。

3 あなたはどれくらい上手に嘘がつけるか?

  • a 嘘をつくとき、たいてい赤面する。
  • b ときおり、軽い嘘ならたいてい苦もなくつくことができるが、本当の大嘘をつくのはいやだ。
  • c 概して極めて説得力のある嘘をつける。
  • d 上手な大嘘をつくのが好きだ。
  • e 嘘はけっしてつかない。

bを選択。人を傷つけないための社交辞令的な嘘ならば日常的についている。それが社会で問題を起こさずに生きる処世術であるという自負もある。思うに、この選択をする人が過半を占めるような気がする。

4 あなたはどのくらい勇敢か?

誰か(たとえば、あなたよりずっと大きく強い男)が子供を乱暴にたたいたり、仔犬をいじめているのをあなたが見たと仮定する。その場合、あなたは

  • a 説得してやめさせる。
  • b たとえ腕ずくであろうと、どんな手段をとってもやめさせる。
  • c 警察に知らせる。
  • d 他人のおせっかいはしない。

cを選択。自分より明らかに強い相手に、腕ずくで挑んでも返り討ちに遭うだけなのでbは除外。aは自分の交渉力が高くないことを自覚しているし、相手がどんな粗暴さを持ち合わせているか未知数のためリスクが高いので除外。dを選択するほど冷徹ではない。

5 どうやって情報収集につとめるか?

自分の妻(夫、仲間)があなたを裏切っているのではないかと、あなたが疑っていると仮定する。その場合、あなたは、

  • a 探偵を雇う
  • b 親しい友だちに情報収集を頼む。
  • c 余人をまじえず、自分だけで慎重な調査を行う。
  • d ひと騒ぎ起こし、相手を脅迫して罪を認めさせる。
  • e 何もせずに、事態の自然解決を待つ。

aは金銭的理由から除外。bはそのような友人(諜報能力のあるもの)がいないので除外。dは失敗のリスクが高いので除外。eは場合によるが、それで事態が収拾しない案件であれば選択しないので除外。よってcを選択。自己流でも気取られずに秘密裏に調査する自信はある。

6 どの程度まで法律に違反したいか?

  • a 午前2時に、通行人のいないのをみはからって、赤信号を車でつっきる。
  • b 目的をかなえるためなら何でもする。
  • c いかなる場合も不法行為はしない。
  • d 確定申告の際に虚偽の申し立てをする。

c...と言いたいところだが、aを選択。午前2時に赤信号を突っ切ることはしないが、人の見ていないところでそれが法と合理性を天秤にかけた結果、明らかに合理性が勝り後に露見しないような場合であれば法を犯す場合も無きにしも非ず。それが誰かの重大な損益に関するものであれば、なおのことこのような選択をしてしまうかもしれない。

7 あなたはどれくらい良い友であるか?

親しい友があなたの助けを必要としているが、助けをあたえると、あなたはかなりな迷惑と出費を蒙ると仮定する。その場合、あなたは、

  • a 頼まれもしないのに援助にかけつけ、本人に相談もせずに動く。
  • b どうしたら最良の助けになれるか訊き、それから然るべく行動する。
  • c たいして迷惑をうけない程度の助けだけを与える。
  • d 残念ながら、たいしてお役に立てない、と説明する。

cを選択。自分の足元を揺るがしてまで、友人に助力を与えるようなことはしない。おそらくそのような行動をとれば、のちに後悔することがわかっているからだ。bを選択しようか迷ったが、これは相手から本音を聞き出せない場合もあるという不都合もあり、そう上手くはいかないだろうと考え除外した。d寄りの考えも持っている自分は、ドライなのだなと感じる。

8 あなたはどれくらいつきあいがよいか?

  • a 社交生活は好きだが、あなたのつきあいの範囲内だけ。
  • b どういう連中のなかに入っても平気。
  • c 知らない人ともすぐに友だちになれる。
  • d 内気で引っ込みがち、人づきあいがよくない。

cを選択。aと迷ったが、考えてみればつきあいの範囲でも最低限の社交に留まっていることを考えれば、社交生活が好きとは言えない。bは共通言語を持たない、明らかに趣向の違う団体に紛れ込んでしまうと、退屈してしまうので除外。dは性格上、明らかに除外できた。

9 どういう酒飲みであると自己評価するか?

  • a 大酒飲み。
  • b 軽度の酒飲み。
  • c つきあいで飲む程度だが、飲める。
  • d 一滴も飲まぬ。

一身上の都合でdを選択したが、従来はaであった。肝臓が弱くて代謝が極端に弱いなどの理由ではない。

10 あなたはどのくらい無節操であるか?

結果は手段を正当化するという格言をあなたは信ずるか?

  • a はい、無条件に。
  • b 手段や方法が違法であり、あるいは(または、同時に)不愉快であるときを除けば。
  • c ある種の状況のもとにおいてのみ。
  • d 場合に応じて判断しなければならない。

aは居直っているのかというくらいに清々しい選択であり、歩く朝令暮改と言われてもおかしくないような人が選択するのだろう。これは除外。bについて考えたが、最初に掲げていた理念が手段や方法により捻じ曲げられるということは少ないのではないかと感じた。ポリシーというのは、そう簡単に曲がるものではない、ということで除外。cはその状況が具体的に想起できないので除外、dを選択した。最初の理念がすべての場合に応じて後に変化しない、ということはありえない。当たり前にあってよいとは思えないが。

 

採点表

  • 1 a-25 b-15 c-5
  • 2 a-0 b-10 c-25 d-20 e-15 f-5
  • 3 a-5 b-10 c-25 d-10 e-0
  • 4 a-10 b-0 c-5 d-25
  • 5 a-5 b-0 c-25 d-5 e-10
  • 6 a-10 b-25 c-0 d-15
  • 7 a-10 b-25 c-10 d-5
  • 8 a-10 b-15 c-25 d-5
  • 9 a-5 b-10 c-25 d-0
  • 10 a-20 b-0 c-5 d-25

 

太文字は僕が選択した点数で、合計すると140点となった。あなたは何点になったか?

 

さて、次はこの点数から導き出せる職業適性を示す。

 

5つのカテゴリー(評価)

1 利己的なサメ 235~250点

  • ずる賢いが、賢明ではない。
  • 重要なポストにつけるかは怪しい。
  • 人の信望を集めない。

2 バネが伸びきっていないタフガイ 205~230点

  • 自分の欲しいものを知っている。
  • 事情が許すなら習慣に囚われないことも。
  • 地頭がいい。
  • 真の意味でのエリート。

3 習慣に従う一般層 105~200点

  • 普通並み、ほとんどの人がそう。
  • 習慣で身動きがとれない。
  • 出世競争を傍観する。

ちなみに、自分はこのカテゴリーに入った。特別ではなく、多数の一であり、習慣に従いながら社会で生きている僕にとっては納得の結果だったし、妙な安心感を覚える。職業適性も中央値に近いほうが社会では生きやすいと言えるし、ここは矜持としたいところ。なるほど出世に欲がないのは頷ける。

4 無害な弱虫 55~100点

  • ちょっと弱虫
  • 一生涯低い地位に
  • 休まず・遅れず・働きすぎず
  • 派閥抗争に巻き込まれることもない

5 高潔すぎる正義感 0~50点

  • 最も危険
  • 内部告発するタイプ
  • 組織を存亡の危機に導くことも

 

-断言調ここまで-

後記

今回、紹介した諜報工作員職業適性テストは佐藤優氏著『組織の掟』60p~80pを参照したものです。内容は先述どおりモサドの伝説的諜報部員であったロッソが考案したスパイの職業適性テストですが、筆者は書籍内で

 

ロッソは、モサドの人事局で新人採用を担当したこともある。モサドの人事評価について検討することは、日本のビジネスパーソンを評価することにも通じる。

 

と述べています。確かに、自分の適性を見るに、それは大いに感じるところだし、この適性検査によって新たな知見を得ることができました。書籍内では各職業テストの結果について、詳細にその特性を記しています。是非とも書籍を購入し、確認して頂きたいですね。

 

さて、あなたは利己的なサメだったか、無害な弱虫だったか、それとも多数が属する習慣に従う一般そうだったか。あるいは高潔すぎる正義感をお持ちの方か?身の回りにいる同僚はこんなタイプだろうな、なんて想像しながら観察するのもまた、面白いかもしれません。