羆の人生記

雑記ブログの育て方をメインコンテンツに、時事オピニオンや書評などを日々更新中です。

僕がアフィリエイトを頑張らない理由

スポンサーリンク 

f:id:pojihiguma:20180606202329j:plain

今日もブログの世界に参入する新規さんは大勢いる。その中で「お金を稼ぎたい」と考えている人は結構な割合でいます。

僕は現実で困難にぶち当たって、誰かに気持ちを吐き出したいという理由でブログを始めましたが、続ける中でアフィリエイトと呼ばれるものに出会い、それなりの収益をあげた過去があります。

やっぱり、魅力ですよね。ブログを書いて、それで金銭を得る。夢があると思います。けど、僕はどうしてもその道を追求できなかったのです。

以下、僕がアフィリエイトを頑張らない理由です。

お金がそんなに好きじゃないから

預金通帳を眺めてドーパミンが放出するタイプじゃないです。借金を返済しつつ、自分で美味しいものを作って食べて、読みたい本を読めればそれでOKかなってほどの欲求しかない。

余分にお金などいらない。これがアフィリエイトを頑張れない理由のひとつとしてあげます。

持論ですが成功しているアフィリエイターのほとんどはお金が好きなのだと思います。あればあるほど良いのでしょうけど、じゃあ○千万円を貯めて何をするか?というと、別に何も。とりあえず稼ぐ。こんな感じでしょうか。

人生、墓場で終幕です。ですので、お金も墓場まで行ければそれでOKなはず。自分が墓場まで行くためには、あとどれくらい必要なのか。もしその算段が出来ているとして、じゃあその額が溜まったとしたら、稼ぐのを止めて隠遁するのでしょうか。どうなのでしょう。

ほんと、つくづく思います。アフィリエイトで稼ぐには、お金大好きじゃないと駄目。今日はいくら稼いだ、昨日との比較はどうなのか、なぜ売れないのか、原因はどこなのか。重箱の隅をつつくかのごとく、PDCAを回して毎日毎日データと睨めっこしなければアフィリエイトで財を成すのは難しいです。

今の僕のお金に対するモチベーションでは、一生懸命になれない。アフィリエイトでお金を何が何でも稼いでやろうとは到底思えないのです。

もちろん、経済的な要素も影響しています。ぶっちゃけると、今の仕事で自分の墓場まで行ける収入の算段はついているのです。だから、余分に稼ぐ必要がない。別に、首都圏に繰り出して周囲と比較して優越感を充足したい、とかそんな願望はほとんどないのです。かといって日々着るものや食べるものに困っているわけでもなく、安心して寝れる場所がないわけではない。地元に骨を埋める覚悟はできています。

逆に、現在の生活では首が回らないような貧困に陥っている人は、アフィリエイトで稼ごうという気持ちが強くなるのかもしれません。または、結構な年齢で仕事を退職したはいいけれど、そのあとに定職に就けずレールへの復帰が難しい方などでしょうかね。こういう人たちには、是非ともブログを立ち上げて頑張って頂きたいなと個人的には思います。若くてやり直しも効いてバイタリティがある人が、お金を稼いでそれでもなおお金を欲する構図よりは、よほど健全に見えますから。

社会と繋がっている感じがしないから

商品を紹介して、報酬を得る。その商品を実際に使って生活が良くなった、だからほかの人にもその恩恵を受けてほしいと願って商品が売れるなら社会的にプラスの作用をもたらすと思いますが、自分が売って報酬を得ることだけを目的にして素性もわからんような商品を報酬額が高いというだけでべた褒めして提灯記事みたいのを書き上げることに、社会との正常な繋がりを見出すことはできません。

社会と繋がるというのは、自分が汗水流した結果、誰かが笑ったり助かったり、そういう実感を得て幸福感を得ていく形が健全だと思うのです。今の自分の仕事はまさにそういう感じで、日々仕事をしていて大きな充足感を得ています。この仕事に就けて本当に良かったと感じます。

しかし、どうでしょうか。物を売る。店頭で人間と対面して売るわけでもなく、自分が作って「これは便利だ」という納得のいく商品を市場に出すわけでもない。ただ、「現在は報酬がキャンペーンで2倍!」とかいう目の前に人参がぶら下がったかのような商品をあの手この手で訪問者に売りつけること。これって、果たして社会へのコミット感が良い形で生じるのでしょうか。疑問なのですよね。 

結局、「売れればOK」と考えている人は、自分が富めば誰が何をつかまされようが知ったこっちゃない、の精神なのではないでしょうか。これって、凄く無責任なことですよ。リスクのある商品を紹介する、それを買った人が被害を被る。けど、仲介したアフィリエイターは直接の責任がなくて涼しい顔。毎月振り込まれる報酬額を眺めて、笑みを浮かべる。それ、お天道様にしっかりと顔向けできる生き方なのでしょうか。

ま、とにかく。アフィリエイトでは社会に繋がっている感じがしない。だから、やりがいがない。こんなことでお金を稼ごうとするのであれば、汗水流して困っている人のために東奔西走したほうがずっと充足感があるってものです。

ブログで好きなことを書けないから

物を売るために文章を書くとなれば、それなりものもを書き上げなければなりません。だから、自分が本心で書きたい内容とはズレていくことが往々にしてあるのです。SEOを意識しすぎるものもそうですね。検索エンジンの上位に表示させたいがために、杓子定規なものになる。こういうのが面白くない。

マスコミもそうですね、人に見られるためなら、エモーショナルな部分に働きかけてお涙頂戴的な構成に仕立て上げる。それで世論を煽り立てる。けど、そういう場合に本質は霞んでしまうことが良く見られる。芸能人の情事なぞ、何がそんなに重要なのか。そんなものを電波に流して垂らすことに、いったい何の意味があろうか。意味なんてひとつですよね、TVを見ている人間の数を増やすためです。これって、物を何が何でも売る、に直結しませんか。

そもそもブログを書く理由は人それぞれで違うのでしょうから、一般的な定義はできないですよ。けど、僕にとってブログは金儲けの手段なんかじゃない。いち、地方の離婚歴2回の借金まみれなアラフォーのオッサンが感じることをあけすけにウェブに乗せて発信したいがため、ただそれだけなんです。そこに収益の増大なんて邪魔になるだけなんですよ。今回も吠えてますけどね、収益なんぞ二の次で。

最後に

ここはフォローの場になるぜ!

今回の記事はアフィリエイターを全否定するものじゃねえ。あくまでも、いちはてなブロガーがアフィリエイトに対して感じることをつらつらと書きなぐっただけ。それで激おこになって斧を飛ばしてくるなら、仕方ねえところだ。

そんで、ブログとPVの話ね。いやね、おじさんはブロガーに「PVなんて意味ない」とか言えない。何故ならブログを見てもらっているという確かな数字がPVなわけであって、それはどうでもいいとなると突き詰めればチラシの裏でもOKという理屈になる。けど、そうじゃないでしょ。ウェブに発信してんだから、人に見られたくてブログを公開してんでしょ。そうなればPVってのは、ただごとじゃない意味を持ってくるよねえ。

この彷徨えるご時世、現実世界じゃ物足りない承認欲求というものをブログに求めて、つまりはPVに求めてしまう。これって、別に業の深いことじゃあねえよ。いっぱしの人間として、認められたくて、それで追っかける数字がPVなんよ。だから、PVを気にする自分を否定しちゃならんよ。追っかけてもいい。いけるとこまで、いけ。

でも、これだけは言っておこう。あんたは、金が欲しいのかい?それとも、言いたいことを発信したいのかい?何のためにブログを書いているんだい?

ここらへんをはっきりさせとかないと、ブログライフも辛いものになっちまうよ。いつか、自分の本心と出会えて、方向性の定まったブログ更新をYOU達ができること、おじさんは願ってるぜ!