毎日、言葉にしずらい焦燥感がある。このままではいけない、とかもっと成長したい、みたいな。正直、穏やかじゃないし、本当は1日、生き抜いただけでそれで良しとするマインドが欲しいんだけどねぇ。
— 羆 (@poji_higuma) 2017年4月8日
みなさん、何か焦ることありませんか?
え、言ってることの意味がわからない?うーん、そうか。なんというかね、その日1日を「いやー良かった良かった!」と締められず、(今日はこんなもので良いのだろうか)(何か有意義なことをすべきではないか)的なモヤっとした焦燥感に駆られる感覚です。これ、自分だけでしょうか?
プラスになることをしたい
運動
例えば10km走る、だとか。「これだけやれば御の字」みたいなハードルが自分の中にある。個々人によって強度は違ってくるのでしょう、ある人にとって1000歩歩くことが大躍進かもしれない。
その日、身体を動かしてないと納得できない節があります。ほとんどをPC前で過ごして家にこもってしまった日の夜なんかは「うわーーーー!」的感覚に苛まれるのでしょうね。これ、わかっているから、きっちり運動しますけども。
読書
本に目を通さない日はありません。別に本を読みたくない日もあるでしょうに、そんな自分のケツに鞭打ってkindle開く。そういう時は決まって「なんかツマんねえな」ってなる。不本意な行動はいけませんね。でも、何かその日は読んでおきたくなる。あ、本自体は好きなんですよ、もともと。
普段、アウトプット(主にブログ)しているものだから、新しい視点を獲得したいという欲求が常にあるのも一因だと考えます。駆け出しブロガーが日常でブログネタを探してしまうように。
焦りの思考は螺旋の如し...
生活サイクルの変化も一因か
散々、仏教観を頭に叩き込んだにもかかわらず、その日の最後に「生きてるだけでよかったー」という落としどころをメンタルの中心にもってこれないあたり、穏やかな心の敗北を感じざるを得ないわけです。生き急ぐ自分が、このままでも良いという自分を蹂躙する。焦燥感に駆られる夜を毎晩の如く演出します。
無抵抗で苦しみ続けるのも、全面降伏みたいで悔しいので、自分なりに焦燥感を分析してみました。
考えるに、生活サイクルの変化も影響しているのかな、と。春から知らない人間と職場を一にするようになったー、だとか(これはでかそうだ)。お酒を断ちましたよー、だとか(あ、これもかなり影響してそう)。ま、つまり今の生活にしっかりと根が張ってないのではないか?というのが自らの推察です。
ちょうど1年前の4月も生活サイクルが激変して、一時アパシーシンドロームみたいになった(感情消失)のは記憶に新しい。夏、秋を経て生活が安定してくる冬には焦燥感など起こすこともなく穏やかな日常を送れるようになってました。きっと、今はまだグラグラしてるのかもしれない。「これでいいのか?」という安定しない現在への疑念が渦巻いているのかもしれません。
みんな、環境が変わったこの時期って、焦りを感じませんか?
焦燥感の乗り越え方
どこかそわそわした感覚に襲われると、払しょくするのは簡単ではありません。その気持ちを放置していると、脳みそが何者かに乗っ取られて常に焦りモードでいなければいけない。これは精神的に負荷が強いですよ。なので、何らかの手段を講じねばいけない。
以下に、試した乗り越え方の効果を示します。
座禅
呼吸に集中する瞑想法を試してみました。10分、20分、30分。うん、駄目だね。付け焼刃的な処方では、心の焦りは払しょくできない。しっかりとした瞑想法を会得して、しかるべきやり方で臨まないと効果が上がらないのかもしれないです。あと、やるなら硬い床が良いですよ、沈むところは姿勢が崩れやすくって。
読書
面白い本に当たった際は、焦燥感は不思議と消えるのですけどね。生半可なものでは、すぐに日常生活に引き戻されてしまいます。もし、読書を焦りの処方箋にするのであれば、愛読書を決めておくといいかもしれない。「焦った時はこの本を読んで心を落ち着けよう」と決めておいて、書棚にいつでも取り出せるようにしておく。これだけでも安心感が違いますね。
「ありがとう」
魔法の言葉、ありがとうの登場です。自己暗示ってお手軽で効果が高いのですけど、安易に使いたくないのですよね。簡単に言えば自分を騙しちゃうってことですから。方法は簡単です、「ありがとう」って何度も念じて声に出せば良い。そうすれば走馬灯のように生きてきて関わってきたであろう人の顔が脳内に流れ、心が穏やかになります。
凄いですよ、この効果は。焦りなんて吹き飛びます。月並みな方法ですが、先ほど述べたものよりも即効性が高く、確実に心を静めてくれるのがこの方法です。昨夜もこれで焦燥感を吹き飛ばしました。色々と試して抵抗してみたのですが、最後はこの方法に行きついてしまいましたねぇ。
焦燥感の良いところ
そわそわするし頭疲れるしで良いことなしの焦燥感と感じますが、考えてみると良いところもあるんですよ。
成長の糧になる
原動力が「このままじゃいけない」です。現在の自分を認めず、前進したいというモチベーションが顕在した結果ともいえる。これを薪にして努力への焚きつけにしてやると、勉学や作業が捗ることがあります。上手く軌道に乗せてやれば、の話ですけどね。
過去にこの焦燥感を使っていくどか資格試験や特定のジャンルについての勉強を成功させたことがあります。
行動へのインセンティブとなる
「めんどくさい」という怠惰な心が完全に引っ込んだ状態ですので、身体を動かすには最高のコンディションです。今なら何でもできる、的なパワフルな状態にもなりうるというわけです。例えばこの状態で掃除を始めたならば、やる気の起きない時よりもバリバリと捗らせることが可能になります。
後記~仕事やってて良かった
みんな、どうなの?焦る?
気質なんでしょうね。
ローマは一日にして成らず~成功するための習慣を考える - ポジ熊の人生記
最近、生き急ぐ自分に言い聞かせるかのごとく、このような記事を公開しましたけど。なかなか一朝一夕にはいかないもんですね。気質ってのは頑固です、根っこみたいなもんですから。「OK、切り替えるぜ」ポチーとボタンを押すかの如くマインドをスイッチできるものではないんです。基本、生き急ぎ系なのでしょう。
いやほんと、仕事やってて良かったと感じますね、というのも何もしない日々というのはおそらく自分には耐えがたい苦痛なのでしょうから。仕事中はそれに集中して雑念を消すことができるんですよ、休みなしで作業を継続しても集中力が散らない。これはアドバンテージになってます。
たまに想像しますね、電池が切れるようにぶっ壊れる日が訪れるのではないかと。いつか、そうなってしまうのでしょうか。予測のつかない未来のことで思い悩んでも仕方ないので、その時はその時でまた考えれば良いのでしょうけど。
あなたも焦燥感に駆られて苦しんでいるのであれば...
今回紹介したような「ありがとう」の言葉を念じてみるのがお勧めです。もしくは、このようにブログで打ち明けて気持ちの整理をするのも良いかもしれません。身の回りに気軽に悩みを打ち明けられる人がいれば、話を聴いてもらうのも良策でしょう。
メリットの項で語ったように、それを原動力にして行動を起こすのもひとつですが、基本、穏やかじゃない精神状態です。上手いこと操舵して、自分の心を調律してやりましょう!