ポジ熊の人生記

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地方のおっさんが書く「覚せい剤使用してまで仕事する世界」への感想

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photo by https://www.photo-ac.com/

 

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覚せい剤を使ってでも仕事にって、どんな世界なんだろうか。

 

第二次世界大戦における旧日本軍は兵士にヒロポンを配布して戦場の恐怖を麻痺できるようにしていた...らしい。なにか、それに近いものを感じる。

 

もちろん、国が覚せい剤を官僚に配布して月に100時間や200時間のオーバーワークを強いたわけではないのだろう。しかし、そこまでに件の覚せい剤で逮捕された官僚を追い詰めた労働環境を敷いたのは、ほかでもない、国である。

 

こういった官僚のオーバーワークについては、組織内で実情を目の当たりにしたわけでもなければ、知り合いに官僚がいて心の声を直に聞いたわけでもない。官僚の「か」の字も縁のない、地方のおっさんが感じることを率直に書いているだけに、この記事は過ぎない。

 

ただ、思うことは、

 

せっかく東大出てエリート官僚になったのに、ブラック労働の末に覚せい剤でお縄とか切なすぎるんじゃない?

 

ってこと。月並み、というか子供じみた感想になってしまうけれど。

 

僕は彼を自己責任と責めきれない。官僚になった彼を、違法薬物使用まで追い詰めたのは先ほど述べた通り「国」だ。官僚というエリート街道に入ってきた彼に、高い高いところから景色を見せて「御覧なさい、これが、これからあなたの動かす国ですよ。誇りをもって死ぬまで働きなさい。ただし、退路もなければ落下防止の柵などないよ」と、安全なところから嘲笑っている一部既得権益者がいる。直接見たわけじゃないけど。いると思うんだ。

 

「覚せい剤を使ってでも仕事に行かなければ」麻薬で逮捕された経産省キャリア官僚の悲壮な叫び (1/2)

現場の官僚は死屍累々なのに、嬉々として育休しまーす!の小泉センセ。帰れないのは無能な議員が無駄な仕事増やすからだろ。大本営は毎日宴会、前線はヒロポン打って突撃玉砕…やりきれん。

2019/09/03 12:45

 

少々過激だが、このブックマークコメントは的外れではないし、共感できる。大本営は確かにいて、最前線で命を削り、犯罪にまで手を染めざるを得なかった構成員を生み出している。

 

こんな腐った権益構造を持つこの国が、変わることはあるのだろうか。今、牛耳っている元老院のような連中が年を取って死んだとして、次の世代は果たして腐った権益構造を再び構築しないという保証はあるのだろうか?こんなことは、長く続いてはほしくない。次の世代は、できれば変わってほしい。いや、市政の虫けらのような声だけど、こういうところでも発していって、草の根的にでも変えていかないと駄目なのかもしれない。もちろん、僕らが。自分の持っている選挙権で。

 

件の覚せい剤使用で捕まった方は、どんな事情があるにせよ覚せい剤を使用する正当な理由にはならないし、然るべき司法の裁きを受ける必要があると思う。同時に、その裁きと同等か、いやそれ以上の彼への薬物依存脱却の医療を提供すべく、社会は後押しするべきではなかろうかと。もちろん、みそぎを済ませた彼への必要以上の呪詛や追い打ちは不必要。どうか、頑張ってほしい。そして、火中で身を焦がした「被災者」として、官僚の黒い労働環境や組織構造を、勇気をもって世間に訴えてほしいとも思う。 

 

終わりに...高卒で地方出身の自分は、都会や東大、官僚なんて無縁で、毎日田舎のサイクリングロードや丘をロードバイクで駆け回る牧歌的生活を送っている。でも、こういうニュースを見ると、自分がいかに恵まれているかが痛感できる。出た大学や職業がステータス、とはいうけれど、結局、ライフワークバランスを極度に欠いた生活というのは、最終的に不幸にしかならない、ということを教えてくれる。

 

今、いる場所を大切にしたい。