「ブログやTwitterに酷いコメントが寄せられて辛い」
こんな方、どうぞ読み進めてください。
ブログ初心者がぶつかる壁は、アクセスの伸び悩みだけではなく、むしろ最初に立ちはだかる強烈な障害として「暴言誹謗中傷ネガコメネガリプ(以下「暴言等」)」などが挙げられます。
僕もブログを運営して1年経過しましたが、未だにこれらの類をあらゆる方面から浴びていますので、その対処法について述べることでこれから障害にぶつかる方や現在ぶつかって心痛めるブロガーへの参考とします。
2018年10月31日追記
記事内"idコール"は、現在終了しています。
詳細はこちらの記事を参照。
言葉の整理と暴言等の受け方
暴言
礼を失した、乱暴な言葉。
誹謗中傷
根拠のない悪口を言って相手を傷つけること。
ネガティブ
否定的。消極的。
以上は広辞苑第6版を紐解いて引用したものです。
ブログ運営における暴言等の受け方は様々ですが、具体例を挙げるならば以下のようになります。
- ブログのコメント欄
- はてなブックマークコメント
- Twitterリプライ
- メールアドレスへの連絡
他にも多種のSNSがあり、そこでも暴言等を受けることはあるでしょうが、今回は僕の経験より上記のパターンで受けることを想定しました。
なお、自分が発した情報によってはそれに対する反応が暴言等ではなく箴言や庇いようのないコメントになっている場合があります。例えば特定のだれかを暴言等で攻撃したり、差別的色合いの強い内容であるとか、事実誤認の情報を流してしまった場合などが考えられます。
このように社会通念上その情報を発することで非難を浴びることを免れないような特異な事例ではなく、見方によってはそれが明らかに間違いかどうか判別しない行為に対する暴言等や、中庸なオピニオンを発しているにもかかわらず攻撃される場合などを想定していますので留意してください。
暴言は辛い
このサイトを立ち上げて半月もしないうちに暴言等を目にしました。この時は身体全体から汗が噴き出る感覚と絶望感・無力感を感じたものです。「自分の書いた記事のどこが悪かったのだろうか」と、半日も悩みぬいたのを記憶しています。
これはインターネットにおける双方向の情報発信というものに慣れてない人が陥りやすい特有の症状で、よほど神経が太くない限り慣れないうちは本当に辟易してしまうもの。
ここでブログを辞めてしまう人も少なくない。僕の周りのブロガーも、暴言等を受けて引退の道を選んだ人は何人もいます。それだけ、暴言等は相手のインターネット上におけるアイデンティティーを揺らがせる威力を持っているのです。
※今でこそ半受容の境地に至ってますが、それでも暴言等を受けて良い気持ちはしませんよ!
個別具体的にアセスメントしてみなければ、なぜ暴言等を受けたのかを解明することは難しく、一律には語れません。もしかすると、一般的に炎上しやすいテーマを何気なく書いたのかもしれませんし、誰かを貶める内容だったかもしれない。これらは庇いたくても庇いようのないケースです。
ですが、僕が心を痛めるのは「なぜこの人がここまで酷いことを言われなきゃいけないのだろうか」という場合。特段、偏っていないオピニオンに対しても、明らかな嫌悪感をむき出しにして喰ってかかる暴言者。それに負けて引退していく新規ユーザー。このような悲劇は、できれば見たくない。せっかく見つけた、インターネット上で自分が何者かになれる場所。そこを通りすがりの暴言者に潰されるなどは、さけるべき悲劇です。
畢竟、暴言等は避けられません。これは自由に情報発信できる時代が生んだ個人の暴力の発露であり、どのような意見に対しても暴言等はついて回るもの。その理由が義憤なのか私怨なのかが問題ではなく、自由に行えることこそが認めざるを得ない事実なのです。
では、これらに対処するにはどうしたら良いのかというと、自分の考え方を変えたり対処法を変えるしかないのですね。
暴言誹謗中傷ネガコメネガリプへの対処法
引退(転生)
引退してインターネットでの情報発信を諦めるか、まったく別名でブログを始めるか(転生と表現します)。一見、負けを認めて逃げたように映りますが、暴言等に翻弄されて消耗し続けるよりも潔い選択といえます。
ブログを止めても人生は続きますし、そこで絶望して生きることを止めない限りは勝ちでも負けでもなく転進なんだろうなと捉えています。
ただ、育てた自分のメディアを通り魔の一言で殺してしまうのは、いささかもったいない気もします。これはあくまでも私見ですが。
反撃(反論)
最悪の選択です。というのも、相手はこれがあると火に油を注いだかの如く2倍、3倍にして暴言等を苛烈にしていくのです。「エネルギーを与える」という表現の方が適切かもしれません。暴言等を述べた人間は、反撃を受けることで自分の存在意義を高めていきます。暴言等に反撃するということは、相手を肯定するに等しい行為です。
「最悪の選択」と述べましたが、暴言等を受けることを至上の喜びとする人も稀有ですが存在します。このように生粋のインターネットグラディエイターは積極的に反撃して論戦を好みますが、この記事に辿り着いて救いを求める人には縁のない世界です。また、それを行うにも突き抜けた論述が求められるのでハードルは低くありません。
見ない
暴言等を見ないようにします。一見盲目的ですが、これはむしろクレバーな選択ですよ。僕のようにセンシティブな性格の人は、この方法をおすすめします。
デメリットは時に有益となる箴言等までバイアスで排除してしまう可能性があるということ。これに対する対処法は「ご意見はお問い合わせフォームでお寄せください」と公言してしまうことです。これで本気で意見を述べたい人は正門からコンタクトを求めてくるでしょう。
お手軽なコメント欄で乱暴に意見を述べる人の有益性は疑いの余地があります。
スルー
「見ない」とほぼ同じ対処ですが、スルーは暴言等を見つつ無反応を貫くスタイルです。これはタフネスマインドが求められるので万人にはおすすめできませんが、できる人は最強です。今後も末永くマイペースに自分のメディアを運営していくことでしょう。
自分の適性を理解する必要があります、例えば僕は繊細で暴言等を見ると心を痛めてしまいますので先述した「見ない」をセレクトします。「スルー」を選択してしまうと、中長期的に精神を摩耗して、時には拗らせて「反撃」に至り、暴言者の思うつぼになる危険性すら伴ってしまうのです。
以上、対処法の例を挙げました。
僕は「見ない」と「スルー」をおすすめします。
反撃はマイノリティに与えられる権利です。「反撃なんて大人げない」と思われる方もいるでしょうが、僕は果敢に反撃する論客は嫌いじゃありませんし、自分に持ちえぬ才能を持った人ということで羨望の眼差しで見ています(笑)
各プラットフォームの閉鎖設定など
以下はてなブログをメインとした対処法へのリンクです、参考まで。
コメント一覧非表示機能について - はてなブックマークヘルプ
はてなブックマークは設置するけどコメント一覧を非表示にしたい方はこちら。
コメント承認機能など、コメント機能を強化しました - はてなブログ開発ブログ
はてなブログにおけるコメント欄のコントロールはこちら。
執拗な暴言等やIDコールを受けた場合のガイドライン確認はこちら。
twitterで嫌な相手に対する最高の対処法はミュートやリムーブやブロックではなくリスト管理である | クコシャカクドットコム
ネガリプ対処法はミュートやブロックよりもリスト機能が有効という参考記事はこちら。
おわりに
僕ははてなブックマークコメントや各記事コメント欄をあえて「自由解放」しています。時には凶弾も飛んできますが、それも含めて訪問者が見るためのコンテンツに組み込みたいからです。ですが、今後悪質なものが増えてくれば、コメント欄等は承認制または閉鎖という対応も必要になってくるかもしれませんね。
暴言等を受けた時に、僕の支えになっているのはそれを圧倒的に上回る応援者がいることです。庇ってくれる方もいて、大変心強いですが、どうか巻き込まれないように自分を守って欲しい。発信した内容について訂正や助言がある場合はTwitterDMやメールで連絡がくることが多いですね。その時は迅速に対応しています。こういう時、人の繋がりの重要さを実感しますね~。
追記:はてなブックマーク非表示機能の仕様変更について
コメント一覧ページをリニューアルいたしました - はてなブックマーク開発ブログ
去る平成29年8月21日にはてなブックマークコメントページの仕様変更が行われました。巷では「改悪」と名高い当該仕様変更については、以下の記事が参考になると判断し、ここに紹介させていただきます。
リニューアルされたブックマーク一覧ページが不便。今すぐ元に戻してほしい - はてな村定点観測所
当サイトで紹介した非表示機能を利用した暴言誹謗中傷の非可視化が、「部分的に」通用しなくなったということです。もし、見たくないのならその他のコメントもすべて含めて非表示にしなければなりません。
また、過去に任意のユーザーを非表示にしていた場合は、そのユーザーが書き込んだ場合は記事の作成者はコメントが見えない状態になるそうです。
僕は今後、非表示ユーザーをいったんすべて解除して、今後の状況を見つつどのように運営していくかを判断したいと思っています。具体的には
- 非表示を使わずにすべてのコメントを可視化
- 特定ユーザーの非表示を継続し、書き込まれた場合は見えなくなることもやむなしとする
- コメント欄を非表示にする
以上の3通りが考えられます。おそらく、しばらくは1でいくことになるのかなと。ただ、あまりにも暴言誹謗中傷が連投されるようでしたら、2または3の選択も考えねばなりません。
今回のリニューアルにより、非表示機能を使っていたユーザーは各々で方針を考えねばならなくなるのではないかと推測します。
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