ポジ熊です。
ブログ記事を書く際に、避けて通れぬのが文章を書くことですよね。慣れないうちはもどかしく、ままならぬものだと思います。
今回は僕が文章を書くときに意識していることを、つらつらと述べてみます。
アウトラインを作る?作らない?
アウトラインとは、輪郭、大略、骨子やあらましです。つまり文章をどのように組み立てるかの基礎ですね。そもそも記事を書こうという動機はあるわけですが、では具体的にどのような構成にしようか?というもの。
僕の場合は作る場合と作らない場合があります。
今回は作っていません。具体的には見出しを予め決めず、思いつくままに書いています。その方式でも記事としてまとまりがでるだろう、という見込みがあるからです。これはある程度慣れが必要です。
翻ってアウトラインを作成するケースというのは、しっかりと調べものをしたうえで内容を体系的に書かねばいけない時などですね。こうしないと、記事にまとまりができません。その場合はまず初めに4~5の見出しを書き、それに沿います。
一長一短です、アウトラインなしは肩ひじ張らずに私見を交えて砕けた表現がしやすくなりますし、アウトラインありは当初の構想を逸脱することが少ないです。なので、場合に応じて使い分けてはいかがでしょうか?
ですます調か、断定調か
<例>
【断定調】
彼は「品行方正である」と評判だが、その裏で不正を働いている事実を誰も知らない。
【ですます調】
彼は「品行方正である」と評判ですが、その裏で不正を働いている事実を誰もしりません。
意味は同じですが、文末表現が違うと受け取る側に与える印象が大きく異なります。僕の場合はご覧の通り「ですます調」です。これには理由があって、サイトカラー的に「ですます調」の方が親しまれやすいと判断しているからなのですね。
メインコンテンツはブログ初心者向け指南ですから、そこまでエッジを効かせた表現にする必要はなく、むしろ優しい雰囲気を漂わせていたほうが親近感が沸くかな、と。
断言調だと全体的に引き締まり、語気に強みを帯びます。そのことによって権威性を高めたり説得力が向上する効果が見込めます。ただ、場合によっては上からものを言われているような気持ちになるかもしれません。
僕が「ですます調」を選択している理由は、万人向けを意識しているともいえます。かつて「もっと言い切って自信を持って書こう」と考えた時期は断言調で記事を更新していたのですが、読者様から「最近、とげとげしい」「偉そうに感じる」との意見を少なからず頂きましたので、考慮した結果、今の文章となったのです(;^ω^)
断定調、ですます調。サイトカラーに応じて使い分けてみてはいかがでしょうか。記事ごとに変える器用なかたも、いらっしゃるかもしれませんね。
2017/2/10 追記
断定調・ですます調は個人的には「統一したほうが良い」と考えています。
そのサイトごとのカラーというかコンテキストというのは、管理人が一人ならば統一されていないとリピーターは混乱すると思うのですよね。
昨日は穏やかなですます調だったのに、急に尖った断定調に変わると「この人、何かあったのかな?」なんて心配になるかもしれません。
僕も過去の記事を修正する際には、すべてですます調に変更しています。この作業がまた大変...(;´・ω・)
改行のタイミング
<例1>
北海道もすっかり冬の装いとなり、道路もみぞれ雪に覆われる日が増えてきました。家の中はいまのところセントラルヒーティングの恩恵を受けて温かいですが、師走の寒さが到来すればポータブルストーブに仕事をしてもらわねば、ひもじい思いをするでしょう。ですので、灯油の備蓄は北国の人にとって死活問題でもあります。また、風物詩でもある除雪が待ち構えています。どんなに雪の少ない年でも除雪から逃れられることはまず考えられません。ですので、北海道民はある程度覚悟を決めて降雪を受け入れるのです。除雪にかかる費用もばかにならず、除雪計画の作成から、市の職員は頭を悩ませているのだとか。
全く改行しないと、このようになりました。
では、これに手を加えてみましょう。
<例1改>
北海道もすっかり冬の装いとなり、道路もみぞれ雪に覆われる日が増えてきました。
家の中はいまのところセントラルヒーティングの恩恵を受けて温かいですが、師走の寒さが到来すればポータブルストーブに仕事をしてもらわねば、ひもじい思いをするでしょう。ですので、灯油の備蓄は北国の人にとって死活問題でもあります。
また、風物詩でもある除雪が待ち構えています。
どんなに雪の少ない年でも除雪から逃れられることはまず考えられません。ですから、北海道民はある程度覚悟を決めて降雪を受け入れるのです。
除雪にかかる費用もばかにならず、除雪計画の作成から、市の職員は頭を悩ませているのだとか。
どうでしょうか、多少は見やすくなりましたか?
改行の判定は以下の3パターンです。
- エディターで3行以上になる(1文節3行以内を目安に)
- 文節と関連性が弱くなる(1行空ける)
- 文節と関連性が少し弱くなる(行間を空けずに改行)
PCでは気が付きにくいですが、スマホで見ると文節が3行でもかなり黒い塊に見えてしまうものです。今はスマホビューが主体となりつつありますから、文節を固め過ぎずに見やすくなるような意識を持つようにしています。
同じ言葉を繰り返さない
<例1>
多くの人に自分の文章を見てもらえることは大変嬉しいことであり、それが当たり前のことではないだけに、大変嬉しいことでもあるのです。
同じ言葉を繰り返しているので、文章にくどい印象を与えています。
<例1改>
多くの人に自分の文章を見てもらえることは大変嬉しいことであり、それが当たり前のことではないだけに、とても喜ばしいことでもあるのです。
例文が拙いので変化に乏しいですね(-_-;)
でも、例1よりは見やすくなったでしょう。
類語辞典などを駆使して、同じ表現を繰り返さないような意識を常に持つことにしています。文章を書き上げたら、自分で読んでみる。少しでも「ここは読みにくいな」と感じたら、修正する癖をつけると良いですね。
文節表現も同じ言葉を繰り返すと冗長になります。「です」が3つも4つも連続すると、読み手も疲れてしまいますからね。言葉尻りを少し変えるだけで、読みやすく加工することができるのです。
難しい言葉を多用しない
覚えたてで意味も知っているから、文章に使いたくなるのですよね。書いただけで頭が良くなったような錯覚に陥ってしまう、初心者あるあるでしょう。でも、読み手のことを意識するならば、簡単な表現を使うという意識も必要じゃないでしょうか。
あるとき、多くの読者さんが異口同音に「難しい言葉を使うな」と箴言してくれたことがありまして。ハッとしましたね。「うわぁ・・・インテリぶって覚えたての横文字乱発してたわ、そういや(-_-;)」なんて自己嫌悪です。
すべてひらがなで書くような極端なことをしているわけでもないのですから、わかりやすく文章を作ることを意識しても、何の問題もなかったのです。
ただ、一般的に難解な言葉でも、それを使わなければ物事を表現できないことって、ありますよね。そんなときは満を持して使うべきだと思うのです。じゃなければ、意味そのものが違ってきてしまうので。
そんな場合でも脚注などで解説するなどフォローしたほうが親切に感じます。
以上で「僕が文章を書くときに意識している5つのこと」を終わります。
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