サラリマンブロガーのポジ熊です。
僕はネット副業で本業の収入以外に最大で月に13万円を稼ぎました。
現在は落ち着いて月に5~6万円といったところです。
今のところ、基本的にバレていません(親や限られた知り合いに限る)。
今回はサラリーマンが副業を始めるなら知っておくべきことを、経験談を踏まえてお伝えしようと思います。なお、会社に副業バレしたくない人を主なターゲットにしています。
まずは知っておくべきこと
生活が楽になる
ブログ収益は最初は雀の涙ですけど、軌道に乗ってくれば生活費の大半を賄うレベルに達することも可能です。
僕は開始10か月で月8万円を記録しました。調子が良い月でしたので今後はこうもいかないのでしょうが、現時点で最低ラインで家賃を支払える程度のブログ収益が発生しています。
一部上場企業でしか賃金の上昇は見込めないこんな情勢ですから、少しでも副収入はあったほうがいい。そんなときにブログというのは最適なのですね。
月に5千円でも、生活が助かると思いませんか?多くの人がブログで月に5千円を稼ぐことができないという統計が出ていますが、しっかりと目的意識をもって取り組めば、月に3万円程度なら到達は難しくない!ということを覚えておきましょう。
サラリーマンの強みは主たる生計の源がサラリーにあることに由来します。本業さえ真面目にこなせば、基本的な生活は保障される。そのうえでブログで少なからずの収益を得るということがいかにアドバンテージであるかを知るべきです。
ここでは未経験者が「はてなブログ」でブログを始めたとして、有料版ですらすぐに広告収入で賄えてしまうという事実もあります。
副業の存在を周りに話してはいけない
ブログアフィリエイトを例に。
社内規定で副業が禁止されている人は特に注意してください。周りにブログを始めたことを漏らしてはいけません。ちょっとお洒落なサブカルに参入したんだぜ!的なノリで周りに話しても、「何言ってんだこいつ」と見られてしまうのが関の山です。運悪く「え、それって収入発生するんだよね?」などと穿って見られれば、あなたの状況は急激に悪化します。
そもそも「ブログ」という文化がまだ大衆に浸透していないことを肝に命ずべきです。多くの人がその存在を知っていて、副業禁止にもかかわらず生活が苦しいのでしょうがなく始めているものとして認めてくれるほどブログの認知度は高くありません。それこそサブカルチャー、マイノリティな世界なのです。ブログの苦労話やSEOのことなど、100人に1人が知っていれば良い方ですよ。
僕の勤めている会社では、誰もブログのことを知っている人はいません。もちろん、僕が同僚にそのことを話していないからです。そもそも「ブログ」の何たるかを知る人が何パーセントいるのかどうか。もしかすると僕しかいないかもしれない、それほどにマイノリティです。そこで「月に8万円を得た」などと話そうものなら、瞬く間に噂話が千里を駆けて伝わってしまう。
どうしてもブログ談議に花を咲かせたいならブロガーオフ会で心行くまで吐露してください。そこではブロガーしか在籍しませんので、みなニッチでマニアックな話題でも共通言語として盛り上がってくれるはずです。
兎にも角にも、ブログのことは周りに話しては絶対に駄目ですよ、あなたのメリットになることなどほとんどありません。稼げば稼ぐほど「会社ではイマイチだけど、ネットでは俺はすごいんだぜ!」的な承認欲求の充足行為をしたくなる思いに駆られるのでしょうが、それで自分の立場が社会的にも悪くなることを考えると、ぐっと堪えるのがスマートです、冷静に考えれば解るはず。
むしろ黙って稼いだ方が、本業でストレスがかかっても「まぁこんなことは大した問題じゃない、私には別に生きる世界があるんだから」なんて救済にもなるのですよ。僕がそうです、仕事でそこまでひとかどに見られずうだつの上がらないコースにいたとしても、このブログさえあれば大抵のことは我慢できる。このように社会で生きる上で逃げ道にもなるのがブログでの副業なわけです。
確定申告について
会社で副業が禁止されている人が恐れるのは「副業バレ」だと思うのですが、これを回避する手段は、なくはありません。
サラリーマンは源泉徴収といって給料から所得税が自動的に天引きされる仕組みになっていますが、インターネットで得た利益は雑所得といって、年間20万円を超えると確定申告が必要になります。そこで特別徴収枠で申告してしまうと翌年の住民税にそれが加算され、会社の経理にばれてしまうのです。それを防ぐために自ら納付する形態をとる「普通徴収」とするための手続きをする必要がある。これは各自治体に応じてまちまちですが、とりあえず会社に副業がバレたくない人は税務署に問い合わせてください。
大事なことは脱税しないことです。どのような形にしろ、得た収入に対して適正な税収を得られるならば、国税にとってこれ以上ないこと。各自の社内規定なんぞ知ったことではないのです。ですから、所得を隠して後から露呈するようなことは避けて、しっかりと税金を納めて会社にもばれない道を探りましょう。
旭川市のダブルワーカー確定申告実例
※2016年9月5日聴取、ほぼ原文
なお、確定申告で特別徴収により本業の経理担当などにバレることを防ぐためには、どうすれば良いのか?こちらの記事を参考にしてください。
本業のサラリーと副業の稼ぎを分けて申告すればOK。前者は特別徴収、後者は普通徴収にすれば良いのです。困ったら税務署職員に相談。犯罪じゃないし脱税するわけじゃないんだから、きっと親身になって相談に応じてくれるはずですよ。
転職するための下準備になる
ブログは継続するとサイトがどんどん成長し、マネタイズも試行錯誤を繰り返せば月に10万を超える規模になることがあります。さらにその先の世界へ移行する人も少なくはなく、月に20万や30万、凄腕ならば100万や200万以上を稼ぎ出す管理者もいます。
こうなると本業のサラリーを凌駕した収益を獲得することになり、気を遣いながら心身を擦り減らすサラリーマン稼業にもサヨナラを告げることも、資金的には可能になります。
人間関係でうまくいかない、ストレスが超絶である、こんな訳ありなサラリーマンが転職する際の大きなバックボーンとなるのがネットの副業であります。その額が大きければ大きいほど、転職や退職する際の心理的ストレスは緩和されるでしょう。世の中はお金で動いています、先立つものは「金」ですからね。
自分でいつか適えたいと考えていた夢へ邁進する機会としても、副業ブログの収益は背中を後押ししてくれます。本業に従事しているから、追えなかった夢。それも、ブログで成功すれば実現できるかもしれない!と考えれば、素敵な世界じゃないですか?
自分のメディアを持てる
ここもブログアフィリエイトの話。
とりあえずブログを始めてみたらどうでしょう。本業で十分すぎるくらいの稼ぎを得ている人には無縁かもしれませんが、低収入でダブルワークに身をやつしている人などは、片方の仕事を辞めてでも注力すべき価値がブログにはあると思うのですよね。
月に5万や10万なんて夢のまた夢だと思いますか?ところがどっこい、この世界は努力を裏切ることは少ないのです。何せ、参入するプラットフォームが平易ですからね。その分、大勢の人に機会を与えているのですね。
もちろん、並みならぬ努力は必要ですよ、始めは血反吐覚悟で始めるくらいがちょうどいいのかもしれない。でも、全力で走ってふと後ろを振り返ったときに、自分が積み上げたものがいかに大きく重要なのかを、身をもって知ることができるはずです。
副業禁止でクビって根拠あるの?
「うちの会社は副業禁止だから。バレたらクビね。」
って上司に言われて副業をしたくてもできない人って少なからずいると思うんです。
「そんなの知るわけねえ。バレなきゃ良いんだよバレなきゃ( ˘ω˘ )」という鉄のメンタルで臨んでいる人もいるでしょう。
でも、心が丈夫じゃない人は怯えながら副業しなければいけないの?
ここでは「副業禁止」について迫ります。
第89条(作成及び届出の義務)
常時10人以上の労働者を使用する使用者は、次に掲げる事項について就業規則を作成し、行政官庁に届け出なければならない。次に掲げる事項を変更した場合においても、同様とする(以下略)。
上記は労働基準法の一部抜粋を引用したもの。
事業所ごとに就業規則というものが定められており、雇用者及び労働者はそれに従って労働させるまたは労働に従事することになります。
この「就業規則」というものの中で「副業を禁ずる」という条項があったとしたら、それに反することで雇用者は労働者を解雇できるのでしょうか?
就業規則で、労働者に対して減給の制裁を定める場合においては、その減給は、1回の額が平均賃金の1日分の半額を超えてはならず、また、総額が1賃金支払い期における賃金の総額の10分の1を超えてはならない(第91条)。
これは制裁規定をうたった労働基準法91条の抜粋引用。
減給でさえ厳しい上限を設けている中で、労働者を一撃必殺のクビにできる就業規則が、社会通念上認められるとはとても思えません。これは個人の主観を脱しないものではありますが。 (のちに判例でこの考えが甘いことが露呈します)
就業規則で定めた労働条件は、その事業場における労働条件の最低条件としての効力を持つ。就業規則に定める労働条件は、労働基準法に定める基準以上かつ合理的なものとしなければならない(第93条、労働契約法第7条)。
これは効力関係の記述。まぁ、就業規則ってのは簡単に無効化できるチャチなものでは断じてない、ってことです。ただ、後半の「合理的なものとしなければならない」において、「副業禁止におけ労働者の解雇」が合理的なものであると判断できるかどうか。ここは司法の判断次第としか言えない。
判例解説
過去の判例について解説しているサイトがありましたので、さらに要約します。
- XさんはA社に日中勤めて夜は0時までキャバレー勤務した
- 公務員じゃないから会社は副業を禁止できない
- けど夜いっぱい勤務するとか休養にならんし本業に差し支えるでしょ
- しかも会社に無断でやってるあたりもちょっと・・・
- だから会社がXを解雇することには妥当性がある
怖い(;´Д`)
基本副業は禁止できないけど、本業に差し支えるような副業を本格的にしたらいけない。できれば会社に許可とっとけ。
ってことでしょう。
すいません、さっきはツラっと「就業規則でクビになんてできるわけねえじゃん、合理性に欠くだろ」とか息巻いてましたけど、司法が会社の権限を認める範囲がでかすぎる。
まぁでもあれだ、本業がおろそかにならない、あるいは会社の秘密を他に漏らすようなザルな副業をしない限りは文句を言われる筋合いはないんだし、例えばブログを夜の1~2時間やって月に1万円の副業をやってることを、ひょんなことから会社にばれて「クビだオラ!」って言われてもそんときゃ会社を相手にして裁判の一発でもかましてやりゃ良いんじゃねえかなと個人的には思います。
でも、そうなると勝訴しても会社に戻ったら戦犯扱いは免れそうもないし、裁判費用だってかかるしね。ああ、事なかれ主義ってこうして醸成されていくんだな(-_-;)
まぁバレないようにやるのが一番です。
公務員については,法律で兼業が禁止されています(国家公務員法101条1項,103条1項,地方公務員法38条1項等)が,民間企業の労働者については,兼業を直接規制する法律は存在しません。
ここも参考になる。
副業するならこれを読め!関連書籍
これだけは知っておきたい「副業」の基本と常識
- 会社に知られずに副業するには?
- 「副業禁止」の就業規則に法的な拘束力はある?
- 専業主婦の副収入はいくらまで申告不要?
- 副業で稼いだお金は「何所得」になる?
などなど。ここを見ているあなたにはドンピシャの書籍だとは思いませんか。ブログだけじゃないですよ、FX、オークション、ライターまで・・・色々な副業を紹介してくれるのであなたに合った副業がきっと見つかるはずです!
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以上、副業禁止サラリーマンが副業で稼ぐ場合に知っておくべきこと!をお送りしました。とにかくバレたら駄目、こっそりやること。稼ぐのに自己主張は要らないからね。