とにかく記事を書けば(文字数は1000程度で)アクセス数は増えるか?
この疑問に対して僕が経験から学んだことを、整理して述べていきましょう。
- 「多更新は正義だ!」そんな時期が私にもありました
- ニーズリサーチで光明
- ここまでのまとめ
- ブログ記事数がアクセスUPに直結しない理由
- 多更新に意味を見出すのなら
- 目的へ向かう手段の見直しを!とにかく継続しよう!(あとがき)
- 追記
「多更新は正義だ!」そんな時期が私にもありました
『ポジ熊の人生記』はサイト開設から早いもので4か月目に突入しています。
※この記事を公開した当時の情報です!
炎上など紆余曲折を経て現在に至るのですが、運営に関しては試行錯誤を繰り返してきました。
当初のポリシーは「1記事1000文字以上、1日に可能な限りの記事を量産する」というものでした。それを忠実に実行して2か月が経過したとき、僕は頓挫します。
アクセス数が伸びない。
ニーズリサーチで光明
転換期です。ただ記事を量産する時代は終焉を迎えました。
ニーズのあるキーワードをリサーチすることでアクセス数を伸ばすことに成功したのです。
考えればわかることだったのですが、僕も意固地になっていた部分は確かにあります。「オリジナルの文章で量産していれば、いつか日の目を見る!間違いない!自分を信じろ!」的なね。
後述しますが、それは全て誤った考え方ではなく、当たっている部分もあった。ですが、「正体のわからぬものと戦う」という意味では相当不利であったことは否めません。
引用記事の内容に話を戻しますが、アクセス数を増やしたければ結局は「ニーズに答える」つまりは見られる記事を書く必要があった。
自分が良かれと「思って」書いた記事がニーズを満たしているとは限りません。それを「これは読まれる」なんて妄信するのは自分の押し売りにほかならない。
やはり何が求められているかもしっかりとリサーチする必要があるのです。そこで役に立つのが『キーワードプランナー』というツールなわけですよ。
※2017年1月14日現在は、有料版でなければ不完全なツールになりました。
これを簡単に説明すると、任意のワード(例えばAとしましょう)について、各月でどれだけ検索ボリュームがあるかを把握することができるのです。
Aについてのニーズだけではなく、それに付随したワードであるBだとかCも浮き上がらせることができますから、それらを含めた記事作りをすることで需要のある(PVの稼げる)記事を書けるというわけです。
ここまでのまとめ
- 当初は文字数さえ満たして記事を量産すれば結果が出る!と妄信して2か月間サイト運営を続けたが、まったくといっていいほど結果が出なかった。
- キーワードプランナーを使用することで需要のある記事を書けるようになり、PV数が伸びた
理解されましたでしょうか?
ここからが本題。
ブログ運営における記事量産(多更新)は、サイトの成長に直結しない理由を整理していきます。
以下に記述する内容は、「多更新ブロガーとして3か月以上突っ走ってきた経験則と、それまでに受けた助言の総まとめ」として捉えてください。なお、アクセスUPは「検索流入を増やす」という観点を主に考えましょう。
ブログ記事数がアクセスUPに直結しない理由
SEO的にはアドバンテージになりえない
SEO=検索エンジン最適化
かつて多更新はGoogleに更新頻度が高いサイトだと認識させ、インデックスを容易にするという誤った認識があったようで、現在でもそれを信じている方が少なからずいらっしゃる。
かくいう僕もそうでした。とにかく更新して「どうだ、僕のサイトはこんなに新鮮なんだぞ!Googleさん、見てよ!」ってな具合に突っ走ってましたが、神様がこちらを向くことはありませんでしたね。
要するにGoogleはコンテンツの内容を見ているのです。1日にいくら更新しようと、それが情報として石ころであれば拾わないということ。
内容で検索上位表示するのは現在のSEOの常識ともいえます。これは雑記ブロガーにとって突き刺さる現実といえます。僕だって、何度刺されてきたかわかりませんもの(笑)
※逆を言えば、ニーズに答える記事を量産できるブロガーは時代の寵児になれるポテンシャルを有しているともいえます。
なお、多更新サイトへのGoogleクローラー巡回は、不定期に更新するサイトよりも高頻度であると僕は認識していますが、ここらへんの真偽はどうなんでしょうか。ご存知の方は是非ともご教授願います。
ただ、巡回頻度がいくら高くても情報の精査を甘くしてくれるわけじゃないということは確かでしょうねぇ。クローラーはしっかりと記事の中身を判断してインデックスしているのです。
文字数が多くても、見られる記事とは限らない
1000文字以上、という縛りは悪くありません。文字数は確かに、最近のSEO情勢を見ていると重視されがちな要素なのは間違いないのです。ただ、やはり中身ですよ。
その記事は誰に対して書いているのか。
- 定期購読者(FAN)向け?
ならば肩肘を張らずに素顔の見える記事を書いてみてはいかがですか。あなたの人となりに惹かれてさらなるFAN増加が見込めるかもしれません。
これは「見せる記事」、能動的コンテンツ作成です。
- 検索エンジン向け?
それならばしっかりと需要のリサーチをしましょう。
その需要が世間で高まっていることを、あなたはどうやって知ることができますか?
あなたのニーズ=世間大多数のニーズ
このような方程式が成立すると思いますか?
もし思わないのであれば、然るべきツールで調査しましょうねというお話です。
これは「見られる記事」、受動的コンテンツ作成といえます。
さて・・・前者の場合ですと、言わずもがな、検索エンジンからの集客は予想できません。ニーズのリサーチをしていないので、当然ですよね。あとでPV数が増加したとしても、それはたまたまニーズと合致する部分がコンテンツに含まれていただけ。狙って発生させたものではないのです。
このことを理解せずに記事を量産し、多更新で結果を求めてもそれは「目隠しでマラソンをしている」ことに他ならないということ。寄り道をするにしたって、それが「寄り道(自己満足な雑記)」であることを意識して初めて健全なものとなるのですよ。
何か多更新が救いようのないものとして書きなぐってきましたが、捨てたものでもないのです。記事を量産することに何らかの意味を見いだせれば、それは無駄ではなくなる。その例を示しましょう。
多更新に意味を見出すのなら
セルフブランディングの手段として
『ポジ熊の人生記』がまさにコレ。
現在でも1日に7記事を更新中で、交流のあるブロガーからは「変態」と呼ばれています。本来であれば侮辱的言葉であるこれも、僕にとっては気持ちがいい。
なぜなら、この称号は「常人には成し得ない」の意を含んでいると捉えているからです。この時点でセルフブランディングとしては少なからず成功しているのでしょうが、それでもまだインパクトに欠けます。
そこで、当サイトにおいて、ある目標を定めました。それは…
「半年以内に1000記事を達成する」
ということ。
前人未踏・・・かどうかはわかりません。ペラいまとめサイトのコピーコンテンツであれば1日に20や30の更新なんぞは当たり前だし、僕が過去に運営していたまとめサイトなんかは50記事更新とか普通にやってましたよ。
そういう薄っぺらいコンテンツの話をしているのではなくて、1記事最低1000文字、多い場合で4000文字を超えるオリジナルコンテンツでこれを達成できる人は、そこらへんにいるのか?ということ。もしいるのなら教えてください、僕はお友達になりたい。
要するにBIGな目標を高らかに宣言して、有言実行することでネームバリューを高めようという戦略なのです。このように明確な目標があれば、多更新もまんざらではないでしょ?
ライティングスキルの向上を目的として
ブログを開設した当初は文字を書くことに苦戦したものです。それこそ、2000文字の記事なんて書こうなら、その日はお腹いっぱいで更新できなかったものですよ。
今はどうでしょうか。この記事に関しては現時点ですでに3200文字を超えました。しかし、苦にはなりません。作業時間が長めには感じますが、文章を紡ぐことにフラストレーションを感じない。これはひとえに「書き続けてきたから」つまりは多更新にも関連してくるのではないかなぁと考えるのですよ。
別に多更新じゃなくたって1記事で5000文字を書けばライティングスキル向上に繋がるわけですからね、イコールにはならないと思います。
しかしながら、1記事1000文字と縛って多更新をすることはやはり多くの文字数を紡ぐことに直結します。それはイコール文章力の向上に直結するでしょうね。
心のデトックスとして
暴言や誹謗中傷に終始するような使い方をしない限り、文章を書くという行為は心のデトックスに繋がるであろうと確信しております。
おそらく脳科学的な部分もあると思うのですよね、書くことで自分の気持ちを表層意識に持ち上げて、それを俯瞰視することで冷静になれるだとか。手先を動かすことで脳の活性化にもなるよ!(笑)
ともかく、ブログを書くことは救われるということです。救われた僕がここは強く言いますよ。
吐き出したいことが山ほどあって、気持ちの整理も全然つかない!そんな人は多更新して自分の考えをひたすらブログにぶつけるのが良いでしょう。そうすることで、心が自然と軽くなってくるのを実感するはずですから。
ーー
以上、意味を求めれば多更新も無駄じゃない!をお送りしました。
目的へ向かう手段の見直しを!とにかく継続しよう!(あとがき)
目的をしっかりと定め、手段を模索・見直ししながら「とにかく継続しよう」
目的は何度も見直すと全体的にブレてしまうので、熟考の上での方針転換時以外はしないほうが良いですね。
逆に手段については、ことブログ開設初期においては知らなくていいくらいです。ある程度の事前学習をするにしても、なんせ経験しないと知れないことが多すぎる。例えば今の僕が3か月前の僕に会えたとして、あれこれ教唆して理解してくれるとは思えません。声をかけるなら「3か月続ければわかるよ」かな。まぁ身も蓋もありませんがねwけど事実なんですよ、コレ。
始めから定規を引いてブログを始めれば成功すると考えている人がいるのでしたら、こう言いたい。甘い、と。なまじ高度な「知識」のみを頭に入れてブログの世界に入った人は、その知識と結果のギャップに苦しむことが多いようです。
「教えてもらったことは実践しているのに、結果がでない;;」なんてね。当たり前じゃないですか、ブログは継続したものが勝つ世界です。始めから結果を出して、それを維持するほうが不自然なことなのです。
アクセスがなくて苦悩する時代を経験しないと、ブロガーとしての伸びしろに悪影響を及ぼす可能性だってある。苦労を知らないボンボンと一緒です!
継続のアドバンテージについてはドメインエイジに関してもそうですけど、なにより経験則によるものが大きいのですよ。SEOに関しては数多の関連書籍が上梓されていますけど、どれも明確な答えを与えてくれるものじゃなくて、ちょっとボヤけてませんか?
それは断言できないからです。日々Googleのアルゴリズムは変化していますし、何よりも各自の体感でしか把握できないことが多すぎる。ここにコンサルタントの難しさが潜在しているようにも思えるのです。
これ以上、小難しいことを羅列するつもりはありませんし、5000文字が近づいてきたのでまとめに入ります。
- 多更新はアクセスUPのアドバンテージに直結しない
- 多更新に意味を見いだせれば、無駄にならない
- 目的をある程度明確にして、手段は常に模索すべし
- ヘタな知識などいらんから、とにかく継続して経験すべし
追記
2016年9月13日
記事の量産、いわゆる多更新はアクセスアップに繋がります。では、この記事では嘘を書いたのか、いいえ、そういうわけではないのです。記事量産は成果が目に見えにくいのが特徴です。そのかわり、長期間を経て成果が出てくる場合が多い。これをロングテールアクセスと呼びます。
具体的には3か月~6か月程度でしょうか。突然、半年前に書いた記事がアクセスを集め、人気記事になるなんてことも、しばしばです。だから、必死に記事を書いている最中はそれはもう辛いのですよね、先が見えない。
ですが、ブログを継続して11か月が経過した今、僕は確かに実感しています。かつて大量に書き上げた記事が力強くサイトのアクセスを押し上げているということを。その中にはサイトの看板記事も多数あります、にわかに信じられませんが。
というわけで、今、必死に記事を量産している多更新なブロガーさんは、なにとぞ辛抱してそのスタンスを貫いてください。ブログは継続がアドバンテージです、そしてロングテールになりがちな雑記ブロガーはその傾向がさらに強まるのですから。念仏を唱えるかの如く記事の更新を無心に頑張ってほしい。