羆の人生記

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映画『ボクの妻と結婚してください。』ネタバレ感想

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映画『ボクの妻と結婚してください。』公式サイト

 

めちゃめちゃ泣きました。

 

映画を観終わってとりあえずの感想はこれ。

観に行くならハンカチ忘れないでください。

ではネタバレ感想、いってみましょう。

ネタバレあらすじ

修治:バラエティ番組構成作家

彩子:修治の妻

陽一郎:修治と彩子の息子

伊東:修治が見込んだ彩子の新郎役

知多:結婚相談所の女社長

 

  1. 修治は医者に膵臓癌の末期を告げられ、余命半年~1年と告げられる
  2. 彩子と陽一郎のためにできることはないか考える
  3. 彩子に新たな夫をあてがう(見合いさせる)ことを思いつく
  4. 知多の協力を得て素晴らしい人物の伊東と接触する
  5. 度重なる説得を経て伊東にお見合いを決断させる
  6. 彩子と別れるために浮気をねつ造
  7. 彩子と意図的に喧嘩別れに持ち込む
  8. 修治の残した荷物で彩子は修治の命が残りわずかということを知る
  9. 浮気工作で協力依頼した女優とのシーンを週刊誌に報じられる
  10. 伊東、失望するも、修治から本当のことを告げられて心揺れる
  11. だが、伊東は修治に「家族と過ごせ」と述べてお見合いを断る
  12. 伊東がお見合いを突如決断、修治・彩子・伊東の3人のデートが始まる
  13. 段階を追って彩子と伊東の2人でデートすることになる
  14. 修治の余命が近くなり、修治の希望で彩子と伊東の結婚式(模擬)が行われる
  15. 修治は笑顔で、自宅で逝去する
  16. 実は彩子と伊東は結婚するつもりがなく、彩子が伊東に「演技してください」と依頼してのことだった
  17. 彩子と陽一郎、仲良く楽しく暮らすシーン、そして伊東は「結婚を考えてみたくなった」との思いを述べるシーンで映画は終幕

 

ざっくり述べるとこんな感じですね。

 

スピーディーな展開

修治の末期癌について引っ張る展開もないし、割とあっさり序盤でそれがわかります。

 

そこからは修治の持ち前の明るさと構成作家特有の奇抜な発想で「妻の結婚相手を探す」シーンがコミカルに描かれる。

 

ヘンテコな心理描写で引っ張られることもないので、割ともどかしさを感じずに観ることができるのではないかと。

 

泣ける山

修治の病気が彩子にバレたあと

これが最初の山です。

 

浮気をねつ造する不器用な真似をしておいて、しっかりと荷物のメモで彩子にその計画がバレてしまいます。

 

そのメモに彩子が書き足した「あなたの命が足りないなら・・・」このあとのくだりは劇場で確認してください。

 

マジで泣かされます。

 

伊東の説得シーン

一度は失望された伊東に、体当たりで説得を挑む修治。

 

このシーンで胸が熱くなります。修治の本気の魂を、スクリーン越しから心にダイレクトに注入される感じ。

 

確実に揺さぶられますよ。

 

陽一郎との別れ

陽一郎と河川敷で遊んだあと

 

「陽一郎の子供がみたかったー!」と叫ぶシーン。

 

さらに「死ぬのは怖くない、彩子と陽一郎が不幸になる方が怖い」というセリフ。

 

陽一郎と抱きしめ合うシーン。

 

涙腺崩壊せざるをえない( ノД`)

 

模擬結婚式

最高潮に泣けます。

 

バージンロードをおぼつかない足取りで修治と彩子は腕を組んで歩きます。

 

そして伊東に彩子を引き渡した後に、修治は彩子の素晴らしいところを滔々と述べる。

 

「彩子は最高の女性です、伊東さんは幸せになります」と。

 

彩子も涙が溢れて止まりません。

 

ここが最高に泣けるシーンだと断言できます。

 

とりあえず劇場行って泣いてください!!

 

映画を観ていて気持ちの移り変わり

妻の旦那を探す?

おいおい、まじかよ。死期が近いなら妻にそれを正直に打ち明けて、少しでも嫁さんや子供と一緒にいてあげたほうが良いんじゃないの?

 

そりゃ彩子さんも怒るわ・・・

 

不器用すぎだろ!

彩子さんの新しい旦那さんをあてがうために、浮気までねつ造するとか暴走しすぎ。

 

それじゃ余計に彩子さんを傷つけるじゃん。

 

なにやってんだよ・・・

 

でもこれが修治なのかな

彩子さんと陽一郎君のことを誰よりも考えているのは伝わってきた。

 

さっきは「あほか!」って思ってたけど、これが修治にできる最高の愛の伝え方なのかもしれない。

 

彩子さん最高の奥さんだね

彩子さんは結局、修治についた「優しい嘘」により伊東と結婚する芝居を打った。

 

これ、すんごい優しいと思う。修治が笑顔で逝けたのは、彩子さんのお陰だよ。

 

こういう嘘なら、ついても良いんじゃない?って思った。

 


 

ってな具合で、映画観てたら自分の心が次第に修治に氷解されていって、最後はハートフルに終わるという素晴らしい体験できるよ!!

 

この映画で学んだこと

誰かのために頑張るという素晴らしさ

修治は余命宣告されたにも関わらず、まず思い描いたのは妻や息子のことだったんですよ。凡人だったら「死ぬのこええ!」で終始するじゃないですか。いやそれが普通なんだけど。

 

でも修治は、最後の最後まで愛する妻と息子の為に自分ができることはないかを模索し続けた。これって、利他的な行動のお手本だと思うんですよ。

 

物語の主要な人物に自己中心的で利己的な人はいません。みんな、誰かの為に頑張っています。

 

あなたは、自分のことばかり考えていませんか?

 

愛されないことに文句ばかり言ってませんか?

 

この映画を観れば、誰かの幸せを願う気持ちを強く思い起こすことができますよ。まずは利他的に、愛する人や親友の幸せを願いましょう。

 

良い結婚がしたいな

って素直に思えました。

 

劇中で見せる、修治の「結婚は本当に良いものです!!」というキラキラした眼差しを、是非ともその目に焼き付けてください。

 

お互いに想い合い、相手のことを常に考えて支え合う夫婦の姿が、映画の中では描かれています。

 

管理人は何度か結婚で失敗していますが、相手を思いやる気持ちが足りなかった自分の未熟なところが要因だと考えています。

 

あとがき

映画終わったら、ほっこり温まった心が心地よい最高の映画でした。これを観たら、あなたも誰かの為に頑張れるようになると思う。

 

・・・思うんだけど、「結婚しなければいけない」わけではないので、ここらへんは曲解したくないですね。この映画では良い結婚を勧めていますが、そうとも限らないケースがいっぱいあります。不本意な結婚をするくらいなら、一人でいたほうが幸せな場合だってありますから。管理人がその類の人間です(笑) 

 

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