羆の人生記

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文章が「書けるようになる」ためにはどうすればいいのか?

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文章ってどうやったら書けるようになるのさ?

「書けるようになる」を括弧で括った理由は、一言で書けるということを表せないからです。例えば

  1. 「美しく(文体的に)」書く
  2. 「大量に(文字数的に)」書く
  3. 「簡単に(要約的に)」書く

ではそれぞれ体得方法が違ってくる。上記は一例です。

 

ブログ相談で多いのが2の文字数的に文字が書けない、というものです。これは僕にも多少は論じることができます。雑記ブログ運営1年間でそれなりに培うことができましたから。

 

ここでは「ブログ運営で文字数を書けるようになる」にはどうしたら良いのかをメインに解説し、「書く」ことをもう少し掘り下げてみます。

書くことこそがトレーニング

単純に書けば、文字数も書けるようになってきます。

以下、僕が辿った変遷です。

  1. 500文字でも書くのに苦労した
  2. 最低1000文字の縛りを設けた
  3. 記事を多数更新しているうちに書くこと自体に慣れてきた
  4. 半年目でいつの間にか1000~1500文字は自然に書いてた
  5. 密度の濃い記事を意識する際は4000~5000文字のものも出てきた

ざっとこんな具合です、かなり粗削りな説明ですけどね。

 

単純に文字数を書けるようになりたければ「書き慣れる」しかない。いつも500文字程度で疲弊し、それで止めてしまうにも関わらず心中では「もっと文字数を増やしたい」とお悩みの方は、僕のように1000文字縛りをするなりして自分に鞭打ってでも文字数を増やしてみてください。いつの間にか書けるようになりますから。

 

なお、管理人が文章力を付けるために有効だと感じる書籍は

 

上記2冊です。

 

文字数はパワーなの?

SEO的に文字数が有利である、という説を目にします。僕はこれについては嘘と誠が半々だと思ってます。

  • 単純に文字数だけ多くても上位表示されるわけじゃない
  • かといって文字数が少ないから評価が低くなるわけでもない

これではどっちつかずで中庸であり、的を射ませんね。

  • 必要な文字数の増加は上位表示に繋がる
  • 文字数が少なくても訪問者のニーズを満たすものは評価が高い

少し真意に近づけることができました。

  • 読ませる文章や共起語を適切に含む量の多い文章
  • 無駄のない端的な箇条書きの有用な情報

これが現在、文字数とSEOの関係について僕が掘り下げられる限界です。

 

「面白くてなおかつ、読者のニーズを満たす文章が高評価?」

 

その通りです。

 

「端的で無駄のない箇条書きでも、ピンポイントで問題解決してるなら良い?」

 

ご名答。

 

このどちらのスタンスをとるかで、ブログのカラーは変わってゆくのだと考えます。

 

文章量が多くキストが塊となって黒々した見た目でも、それが読み物としての価値を十分に帯びているのなら強みになります。

 

文字数が少なく簡素ても、いつも無駄のない正解へ最短ルートで導いてくれるのなら、価値のあるサイトといえるでしょう。

 

逆に文字数を増やすために遠回しな表現をしつこく繰り返したり、文字数も情報量も少ないスカスカなページにしてしまうと、評価が下がってしまうことは言うまでもありません。

 

「書ける」ほうが有利?

僕は文字数云々よりも、ある物事を表現する際の語彙の豊富さに価値を見出します。例えば林檎を食べたとしても「美味しい」という基本的な情報に、いかに自分の主観を織り交ぜて表現できるかということですね。「甘さ」「酸っぱさ」「歯ごたえ」を始め、食べている時のシチュエーションなども絡めて情緒を出した表現ができるかどうか。

 

もう一つ例を出すと、起床して朝食をとり、ニュースを見て出社する。これだけで一連の流れは説明できているのですが、起きた時の体調や目に飛び込んだ景色について、カーテンを開けた時の部屋に差し込む光の様子や朝食の献立についての感想、ニュースで見た印象深い出来事や出社時の気の進まない暗い気持ちなどを、いかに「書く」ことで表現できるかもアドバンテージではありませんか。

 

「書けることが有利」というよりは、「表現する手段が豊富なほうが有利」こちらのほうがしっくりきます。小説にしてもそうですよね、日頃の何気ない情景すら、読み手がさもそこにいるかのような錯覚に陥らせる表現の数々。プロット自体は説明してしまうと味気ないですが、文章で表現することにより鮮やかに物語は着色されるのです。

 

書けば上達する?

文字数は確実に増えますが、どうも「美しく書ける」ようにはならないようです。

 

オウンドメディアで凛とした文章を書いているプロライターというのは、数多の推敲を添削者に受けながら磨かれてきた百戦錬磨の書き手です。翻って僕らのような個人の書き手というのは誰に添削されるでもなく、自分が読みやすいかどうかで文章を書き続けるのが一般的です。ここでは残念ながら「美しく書く」スキルが磨かれることはないでしょう。

 

自分が書いた文章を、公開後に逐一チェックして自分なりに添削しても限界はあります。どうしても自分の眼鏡でそれを見てしまうわけですから。プロライターを目指すような志を持っている方は、ブログでひたすら文章を書くよりもしっかりと添削してくれる赤ペン先生に師事したほうがずっと近道です。

 

・・・ですが、ここにプロライターには出せない「個人ブロガーのアク」が存在し、アクでもプロと戦うための武器になり得るのではないかと個人的には考えているのです。決して救われない話だけではないのですね。

 

プロは文章が綺麗で淀みがないんです、とにかく美しいのですよね。そこで勝負をかけようとしても仕事としてきっちり書いているプロと僕らアマチュアが張り合うにはあまりにも不利です。では何で勝負すればいいかというと「個性」なのですよ。どうも「個性」というのが昨今では胡散臭く取り扱われ気味なので気が引けますが、やはり「個性」と表現する以外に適切な表現がありませんので今回はあえて使います。

 

個人でも人気のブロガーさんはすべからく文章が流暢で無駄がなく美麗かといえばそんなことはありません、人によっては文章とすらいえないくらいに斜めの表現を駆使する方もいます。ですが、ものすごい数のファンを抱えていたり、有名だったりしますよね。これって、論理では説明のつかないパワーが働いていると思うのですよ。

 

かくいう僕も自分の文章が美しいとは思えません、ですが少なからずの人に読まれている理由は自分なりに文章に個性を帯びさせることができているからではないかと。これって「どうすればこの文章を書けるのか」という説明のできない部分なので、これ以上掘り下げるのは難しいですが、何とか言語化するのであれば「自分を出す」ですかね。

 

「自分を出す」文章を身につけるには、ひたすら書くというのは有効です。美しくはなれない、けど自分らしくなることは可能です。

 

読書って有効なの?

毎日読書してますけど、これがライティングに直結しているかといえば少々疑問ですね。なので「本を読めば書けるようになる!」というノウハウを謳うことについては少々懐疑的です。

 

かといって読書と書くことが無関係かといえばそんなことはありません。本を読むことで得た知見を、ブログの記事に反映させることも可能です。また、新しく身につけた語彙を記事内で実践することもできます。

 

ただ、この語彙についても使用は慎重を期す必要があります。読書中に知らない言葉が出てきたとして、つど辞書で引いて調べる必要がある。さらに「身につけた」状態にするのであればその意味をしっかりと把握したうえで記事内に盛り込んで初めて成したと言えるでしょう。

 

まとめ

  • 文字数を増やしたいなら書き慣れるしかない
  • 文字数が多い=高評価ではない
  • 表現力の豊かさはアドバンテージである
  • 書くだけでは美しい文章は書けるようにならない
  • プロライターと勝負するなら自分らしさ
  • 読書はライティングに直結しない(どう活かすかが要
  • 文章力に関する書籍は最初のうちに読んでおく

 

以上、文章が「書けるようになる」ためにはどうすればいいのか?をお送りしました。ブログの道は前途遼遠でありますぞ!

 

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