『超箇条書き』感想です。
現代は情報に溢れていて、それを読み取る方も思考ルーチンをできるだけ割きたくない。超箇条書きは膨大な情報を適切に調理して、読み手に美味しく食べてもらうための有効な手法であり、全ての書き手が身につけるべきメソッド!
ってのが頭にストンと入った良書|д゚)
内容は「箇条書き」なんて生易しいものではなかったです(笑)
この書籍を読むことで起きる変化
- ただの羅列で終わっていた今までの「箇条書き」が一新する
- 雑然とする内容を伝わりやすい形にする「構造化」を学べる
- 相手の思考を止めることのない、「自動詞と他動詞」を使い分ける技術が身に付く
- 曖昧になりがちな「体言止め」のリスクを学べる
- 時間軸を混在させないための「直列と並列」を意識できる
- まず伝えたいポイントを打ち出す「ガバニング」の技法を、スティーブジョブスを例に学べる
- 相手の心に強く訴える生々しい箇条書き「フック」の作り方を学べる
- 万能と思われがちな「アンサーファースト」を使うべきではないケースを知ることができる
- 相手に応じたコンテクストを意識して「MECE外し」を行うべきケースを学べる
- アメリカでは当然のように行われる「固有名詞」での具体的イメージ法を学べる
- 「で、それが何?」と言われないような「メッセージ化」を意識したものを作ることができる
- 目から鱗!具体的な「プレゼンにおけるNGワード集」を知ることができる
※以上一例
総評と感想
総評
相手のコンテクストに応じて、いかに伝わるかを考え抜いて書くことの大切さが痛切に理解できた!
感想
普段、ブログの更新をライフワークにする僕としては、とっても気になるタイトルだったんですよね、『超箇条書き』。
ライティングに関する本は、自分の趣味の質を上げるうえで大いに役立つものであり、食指が動いたらすぐ読んじゃう。
で、今回も心動かされた1分後にKindleにダウンロードして勉強開始したわけですが
あらら、2時間かけてぶっ通しで読み終わっちゃった(笑)
なんでこんなに読みやすかったんだろーって今考えたら、以下の3つがポイントだったんですわ。
- テキストだけで冗長になりがちな問題を、具体的事例や図を活用して解決している
- 淡々とした四角四面な文章ではなく、読み手を熱くするスタイルで書かれている
- 全ての書き手が参考とすべき濃厚な内容が記してある
駄目な例が修正を加えられて、見事な超箇条書きに仕上がっていく様は圧巻です。僕の今までの記事を推敲されたら、真っ赤っかになって返ってくるだろうなー(-_-;)
今回は具体例を挙げて詳らかに紹介していませんが、この本は間違いなくお勧めです。数多のライティング関連書籍が上梓されている中で、ここまで多くの知見を得られた経験は記憶にないのです。
だから、実際に手に取って読み進めてほしい。
そうすれば嫌でもあなたの中に大きな種が植えられることでしょう。あとはそこから芽吹いて花を咲かせる必要がありますが、それは今後の意識次第で変わっていくのだと思います。
「箇条書きが上手くなるの?」なんて気軽な気持ちで読み進めたのに、読み手が何を求めているかのコンテクストにまで焦点をあて、今までのライティングを根幹から見直さざるを得ないまでに僕の心を揺さぶった本。熱いです。
エントリーシートやプレゼン、職場の上司へのメールなどにも活用可能な『超箇条書き』のメソッドを、たった1冊にまとめ上げた著者は凄いなって、今改めて思うわけです。
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