ダニアレルギーで救急搬送される方もいらっしゃるそうですね。
今回は食品、特に〈粉もの〉に潜むあいつについて。
苦手な人、ごめんなさい。
小麦粉・お好み焼き粉などの粉物を常温で置いていて怒られたことがある
過去に友人らが家に遊びに来て、我が家の台所を使用していた時。
色々と料理やキッチン回りに詳しい友人が凄い剣幕で「あんた、粉物を常温で置いておくとか馬鹿じゃないの?死ぬの?」くらいの勢いで攻められて、一瞬腹が立ったけど知識は相手が格段に上だったのでいうことを聞いたことがあります。
それ以来、粉物は全て冷蔵庫にインしてましたが、常温に放置していたらダニが増殖して、それを食べると救急搬送されることもあるなんて考えもしなかったす(;´Д`)
ダニアレルギーは加熱調理しても防げない
加熱調理をしても発症を抑えることができず、重症化も懸念される。専門家は冷蔵保存など粉の適切な管理を呼び掛けている。
お好み焼き粉、ダニに注意 北海道内、アレルギーで救急搬送も (北海道新聞) - Yahoo!ニュース
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加熱して無害になるのは、生きたままおなかの中に入って悪さをする生物です。
今回のケースではダニそのものがアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)であったため、加熱しようがなにしようがアナフィラキシー(免疫過剰反応)を引き起こすことになったのですね。恐ろしや...
犯人は『コナヒョウダニ』
原因はコナヒョウヒダニ。人間のあかを食べ、お好み焼き粉に含まれるでんぷんや タンパク質 、とりわけ うま味 成分を好む。畳やじゅうたんに生息。袋を縛っても隙間から入り、湿度の高い場所で増殖しやすい。
お好み焼き粉、ダニに注意 北海道内、アレルギーで救急搬送も (北海道新聞) - Yahoo!ニュース
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袋を縛っても入り込んでくるとは、なんという厄介な・・・粉の中だけじゃなく、絨毯にも潜んでいて、家庭内のアレルギーの原因になっているようです。
うま味成分を好むとは、かなりの食通と見た!なーんて洒落になりませんね。片栗粉や小麦粉も、これでは危ないのではありませんかね?
粉物は冷蔵庫で保存すべし!(あとがき)
注意点として
《1》お好み焼き粉などは開封後、早めに使い切る
《2》湿度が低い冷蔵庫で保存する
お好み焼き粉、ダニに注意 北海道内、アレルギーで救急搬送も (北海道新聞) - Yahoo!ニュース
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早めに使いきれればいいのでしょうけど、一人暮らしとかだとなかなかそうもいきませんよ。なので、まずは確実に②の「湿度が低い冷蔵庫で保存」これを実施しましょう。
また、粉を使用中も開けっ放しにして放置するとダニが入りやすいでしょうから、こまめに封を閉じて管理したいところです。
アナフィラキシーショックは大変恐ろしい現象です。軽度では発赤や痒みで治まりますが、重度となると血圧低下によるショック状態に陥ったり、喉が腫れて呼吸困難となり、最悪の場合は死に至ります。
もしもの時は救急車を呼ぶことも必要ですが、まずは予防が肝心。家庭内に潜む恐ろしいダニから自分、そして家族を守るために適切な知識をつけたいものですね。
以上。