カラオケ論。
誰かとカラオケに行くこと
- 飲み会の二次会
- 家族で
- 友人と
などなど、 誰かとカラオケに行く機会は少なからずあるものです。
- 恋人と
だとちょっとニュアンスが変わってしまうので除外します。
みんなどうですか、誰かとカラオケに行った際の光景は。自分が歌う場合は、一緒にいる誰かに歌を聴かせていますか?それならいい感じです。相手が聞いてくれて何らかの前向きな感情を抱いてくれれば。
けど、だいたいは自己満足になりがちです。自分の歌っているところを、熱心に聞いてくれたり興味を抱いてくれる人など、出会えるだけで奇跡みたいな存在ですからね。結局は自分の気に入った曲を歌って、それで終わる。
んで、実際に誰かが歌っている時にあなたもしくは周囲はどうですか。知っている曲、さらには好きな曲ならば終始メロディに乗って気持ちの良いリアクションを起こすかもしれません。が、ちょっと知っているあるいは全然知らない興味のない歌が入っちゃうと、キョロキョロしたり次の曲を探したりスマホを弄ってみたり、各自の自由電子運動が加速するわけですな。
ま、そんなもんなんですよ。他人の歌になんぞ、さほど興味はない。
無理に乗れ、というわけではない
知らない曲や好きでもない曲に、無理に合わせてマスカラをシャンシャンしろ、とは言いません。半端に迎合してストレスをためるくらいなら、それこそ次の曲を探したりスマホを弄っている方がまだマシってもんです。
もし、その素振りを見て「俺の歌に乗れねえのか、おおん!?」とかイキられたらそれはジャイアンの可能性がありますので、できるだけ距離を置いたほうがいいと思います。付き合う友人はしっかりと選びましょう。
ま、でも、前までは僕は自分が歌を歌っている際は、誰かが興味のない感じで過ごしているのを見ると少し寂しい気持ちになっていましたよ。「なんだ、結局は自分の歌になんぞ興味はないんだ・・・」みたいな?メンドクセエな、我ながら!
でも、今ではそういう気持ちはほとんどありません。だって、そうでしょう。考えてもみてください。自分が人の歌を聴いている時はどうですか。しかも、知らない、興味のない歌だったらどうですか。ずっと、興味のある素振りをして、乗れますか?無理でしょー!次の歌を探しちゃいますよね。
自己満足のメンツでカラオケに行くということは
都会の雑踏で同じ方向に進んでいる、にも関わらずお互いに誰かも知らずその後いちども縁がなく人生が終わるような、集団の中の孤独みたいなもんなんですよ。
それぞれが、それぞれに、歌いたい歌を歌う。周りは知らんぷりで各々の時間を過ごす。いったい何なんだ、これは。何のために誰かとカラオケに来てんの?
そもそもの話、ここに行きつくでしょ。どうして人の歌に興味もないのに、誰かと一緒にカラオケに来てんのよ!
って考えた時に、飲み会の二次会とかでみんなでカラオケに来ると、周りは別の話をしてたりするんですよね。合コンの二次会のカラオケなんかは、目当ての人の横に座ってチャンスを伺うサーバルみたいな人、いるよね。
まぁ、つまりだ。みんなでカラオケに行くというのは、決して誰かの歌を聴きたくて行くのではない。ある種のイニシエーションとして、宴会を1次会で終わらせないための間持たせとして、語り場として行くのだと。そう結論せざるを得ないわけであります。
じゃあさ、じゃあさ。
歌いたいなら、別に誰かと行く必要はなくねぇ!?
カラオケはひとりで行きたい
ここまで来るのに、随分と遠回りしました。が、ここで満を持して主張したい。
純粋に歌を歌いたいなら、カラオケはひとりで行くべきだ。その方が、好きなだけ歌って喉をからして、晴れ晴れとした気持ちで自動ドアを抜けて太陽の光を浴びることができる。
無駄にデンモク待ちをしなくていい。純粋に歌いたい!という思いが強ければ強いほど比例して「つか早く歌わせろ」こんな気持ちに、誰かとカラオケに行くとなる。
なにも、群衆の中で孤独を感じることをカラオケで体験することもあるまい。そんなのは日常で嫌ってほど経験してるでしょ。駅のホームでさ。なので、歌を純粋に歌いたい人はひとりでカラオケに行った方が良いよ。
人に聴かせないと寂しいかい?
そうか、寂しいかい・・・。
でも、ね。君の歌は、案外誰も聴いてないんだよ。
せいぜい、聴いててもAメロ、Bメロ、サビまで。興味がなければAメロで離脱してっから。観察してみたらわかるよ。
昨日ね、誰かとカラオケに行ってて、感じたのさ。「あれ、確かに他人がいるとその目線を少し気にして歌う自分がいるけどさ、結局これは大して他人が興味をいだくものではない。むしろ、自分が歌いたくて歌ってて、結局は自己満足なんだ。じゃ、ほかの人もそうなんだろうか?自分が歌いたい曲を、誰の目も気にせず気持ちよく歌う、これが目的なのだろうか。それじゃあ、誰かと来る意味って、いったい、なんなの・・・」と。ちょっとカッコ内の文字数が多くて気持ち悪くなっちゃいましたが、伝わります?
誰かと行くカラオケが面白くなる場合
ありますよ、僕にも。同じアニソンが好きで、一緒に熱唱して「やー歌った歌った!」的な、神輿を一緒に担いで訳も分からず盛り上がってしまうようなコンフュージョン的高揚感で満足するケース、ありますよ。
ここから解析できること、それは、誰かとカラオケに行くならば「同じ趣味趣向(音楽的な)を持つ者同士で」これが最大限に楽しむ秘訣なのではないかと。
極端な話、アーティスト縛りをするだとか。僕はミスチルが好きなので、同じくミスチルが好きな人とミスチル縛りで歌を歌いあえば好きな曲が続くしノリノリになれるので、終始楽しくなるような気がします。
アーティストで縛っちゃうと範囲が狭まっちゃいますから、男同士で行ってなおかつ女性アーティスト縛りをやる、とかね。アニソン縛りも面白そうだねー、ああ、なんだろう、書いててオラわくわくしてきたぞ!
・・・ま、誰かと行くのも悪くはないわな。今更だけど。
結局、酒の席もそうだけれども、気の合う仲間とやる。これが何よりも重要なことなのかもしれやせん。
歌を好きに歌うなら、でもやっぱりひとりが良いなぁ~。まぁ、ここで述べているのはあくまで個人の感想であって、自分の歌を聴いていようがいまいが、周りがマイペースにしていようがいまいが、ひとりよりも誰かとじゃないとカラオケには行かない、って人もいて当然だけれどもね( ˘•ω•˘ )