Twitterをやっていて、フォローされるというのは大変嬉しいものである。
なぜ嬉しいかというと、ネット上でのもう一人の自分である「ポジ熊」というアバターの発信する情報あるいは存在に何らかの価値を見出してくれてフォローしてくれているのだと思うし、そう考えると承認欲求が充足されているようで嬉しいのである。これはSNSに親しむデジタルネイティブ諸氏には共感していただける心情ではないか。
さてさて。
フォローバックしたあとにクソDMを飛ばしてくる輩に業を煮やすことがたまにあるのだが、皆さんはどうだろう。クソDM来ますか?
内容は例えばこうだ。
「PV稼ぐ方法ありますよ(笑)」
など。うるせえ馬鹿!!
感情的になっても話は進まないのでちょっと冷静になって考えてみる。
こういう輩はターゲットを絞ってフォローする。件のタイプのクソDMだったら、「ブログ」などのワードをツイートしているユーザーを狙うのだろう。この時点でTwitterの海には自分の体液が染み出し、狡猾なピラニアの如きクソDMerを呼び寄せてしまう。
フォローを受けたユーザーは、ルーチンにせよお返しにせよ、フォローを返す。いわゆるフォローバック、フォロバだな。すると、双方でDMができる状態、相互フォローの状態が出来上がる。こうなれば相手にとって、こちらの臓物に食らいつく、懐に飛び込んでくる準備は万全となる。
で、クソDM「PV稼ぐ方法ありますよ(笑)」が飛んでくる。
クソDMは多種多様で、昔はよく「海外移住に興味はありませんか?」というクソDMがよく来たものだ。そういうアカウントは決まって、プロフ画像が「明日へ向かってキラキラ」「本当は輝ける自分」「未知なるものへの挑戦」的な感じなのは、何か一定の法則性でもあるのだろうか、というくらいにそういう匂いを漂わせている。
こういう輩がいることをよくわかっていなかった頃は、丁寧に「こんにちは。海外移住には興味ありません、ごめんなさい。」と謎に謝ったりして、今考えると完全に謝り損である。ピュアで無垢で無辜でイノセントな駆け出しブロガーを狙った、白昼堂々の犯行。許されざる行為である。
ところで、輩どもが運よく情報弱者をフィッシングし、約束をとりつけてリアルでユーザーに会った場合はどうなるのか?過去にワードプレスでアフィリエイトを頑張っていた知り合いが、引っかかったフリをして行ってみたことがあるそうだ。その体験談は以下のとおり。
- まず綺麗なお姉さんが対応
- ファミレスへ
- 男二人組が出現
- お姉さんは帰る
- 男二人組に数時間にわたり商材の販売トークをされる
・・・昔からある詐欺と、手口がほとんど変わっていない。街中で声をかけるのを、Twitterでやっているようなものである。なんとも、進歩のない詐欺だ。しかし、こういう輩が跳梁跋扈できるということは、フィッシングされてしまう情報弱者も少なからず存在するということである。
クソDMの中にはよく「関東住みですか?」と聞いてくるものがあるが、これはリアルで会ってゴミを高額で売りつけるための、まずは相手の居住状況を確認する手段なのだろう。関東なら会いませんかー?という流れからの詐欺へ移行する。
こういう、弱い心に付け込んだ詐欺というのは、手を変え品を変え、昔から現在に至るまで連綿と続いているわけだが、管理人は断固、こういう輩は許すことができないし、フォローバック後に「キラキラしようぜ?」的クソDMを送りつけてきた場合は即ブロックを推奨するのである。
フォローバックがルーチンでできないのは、こうした理由もある。普通にブログ書いてます!とか一般のユーザーなら考えてフォロバしてるけど、明らかにキラキラした上昇志向でカモンベイベーなアカウントは、とりあえずフォロバを控えている。すまんな。