※注意!記事内には、いくつかグロい画像があります。
銀歯の下で歯が腐っており、それを抜いた、という話を時系列と感想を交えて書いた記事です。
- 発端は銀歯が取れたこと
- 銀歯を直すついでに、不具合のある歯を相談した
- レントゲンを撮ると驚愕の事実が
- 歯が腐っています
- 歯の臭いが酷くて悩んでいたのはもしかして
- 銀歯の下はこうなっていた
- 腐った原因は「神経が無かったから」
- インプラントを視野に
- 紹介状にて腕利きの口腔外科医のもとへ
- 口腔外科初日は歯の淵を削ってもらってQOL↑
- 口腔外科医は名医だった
- 抜いた歯
- 抜いたら口臭が無くなった
- インプラントはまた別のお話
発端は銀歯が取れたこと
銀歯がとれた、は不適切な表現かもしれない。けど、話し言葉ではこう言うよね。
要は歯に乗った銀の蓋が取れちゃったんですね。
それで、翌日に歯医者へ行ったんです。
この銀歯が件の腐っていた歯ではありません。
銀歯を直すついでに、不具合のある歯を相談した
銀歯は治りました、2回の診療で。
んで、1回目の診療で「どこか、ほかに気になる歯はありませんか?」と聞かれたので、以下のように答えました。
右の奥歯が、硬いものを噛んだ際に痛みがある・・・というか噛んだ気がしない。
これが主観的な症状ね。表現が難しいんだけど、なんていうのかな、手ごたえがないんだ。普通は食べ物を噛むと、「噛んだ」感じがするじゃない。あれがない。そのかわりに、無理やり噛んでいるような歯茎に直で伝わっているような感覚がある。
レントゲンを撮ると驚愕の事実が
右の奥歯、レントゲン撮りました。
そしたらね、なんか診療室の雰囲気がちょっと変になって。
歯科医と助手?さんが「見た目ではわからないのに...」となにやら深刻な。ヤメテ。
で、きましたよ、写真を持って。
「ポジ熊さん、大変なことになっています。」
た、大変なことにっ!?医療従事者的にこの切り出しはありなんだろうか・・・なんて驚きつつも静かに沙汰を聴きましたところ
歯が腐っています
「銀歯の下で歯が腐っています。これでは、噛めないのも当たり前ですよ。」
もうね、気分はこれだった。(元ネタ)
腐ってますって、マジか・・・
いや驚くよ、僕は腐った死体でも何でもないので、生きている人間として己のパーツが「腐っています」言われたら・・・もう・・・笑うしかない。
実際に笑ったんだけど、歯科医も笑ってた。
いや笑い事じゃねえし!?
歯の臭いが酷くて悩んでいたのはもしかして
ちょっと話は戻るんだけど。
歯が腐っていた事実を知る2、3か月前くらいからか。
どうもね、右の奥歯あたりが異常に臭かったんですよ。
どれだけ一生懸命に歯を磨いても駄目。
ドルツのジェットウォッシャーで水流しても、1、2時間後には再び臭みが復活。
いったいこれはどういうことなの・・・なんて悩んでたのよ。
歯科助手いわく「あー、それは間違いなく腐った歯の仕業でしたね!」とのこと。なんというこったい、とほほ・・・
でも、これでエンドレス歯の臭いから解放されると思うと、ちょっと嬉しい。
ちなみに臭いの性状は歯周病をほったらかしにしたような臭いでした。
銀歯の下はこうなっていた
世界、不思議発見!で辿り着いた秘境よろしく、そこに広がっていたのは巨大な地下クレーターだったのです・・・
↓グロ画像出ます注意↓
わかりますか、これ。
歯科助手さんに撮影してもらったんですけど。
奥歯が、中身がすっからかんになって、外側の歯だけが残っているという異常事態。
コロッセオか!!!
腐った原因は「神経が無かったから」
ここまで腐って蝕まれていたら(虫歯だけにな、やかましいわ)かなりの痛みを伴って、とっくの前に歯医者に駆け込んでてもおかしくないはず・・・
それはね、早い段階で歯科医に聞いてみたんですよ。「全然痛くなかったんですけど?」と。そしたら納得の回答が「そりゃそうよ、神経ないもの」と。
※実際には歯科医はこんなに無神経な言い方はしていません。
あはは、そうかい、神経がないか。
なるほど、皮膚感覚を失うと床ずれによる褥瘡が出来たりする、それと一緒で歯も虫歯が出来ているのに気が付かないで腐れるだけ腐ってしまったということか・・・!
インプラントを視野に
歯科医から以下の説明あり
- これからの方向として3つある
- 1つはブリッジを入れる
- 1つは差し歯を入れる
- 1つはインプラントを入れる
- ブリッジは左右の健康な歯を削ることになるのでおすすめできない
- 差し歯は1本だけというのは現実的じゃない
- ポジ熊さんはまだ若いし、残る選択肢は・・・
インプラントを暗に勧めているっちゅう感じでしたね。
ま、そりゃね。僕もこの若さ(30代)ですから?
インプラントで20~30万出しても惜しくないとは思ってましたよ。ってか、「歯が腐っている」って言われた時点で、もうインプラントはある程度は覚悟していたんだ。
紹介状にて腕利きの口腔外科医のもとへ
最初の歯科はインプラント施術を実施していないそうです。
なのでインプラントを手掛ける口腔外科医を紹介してもらいました。
ちなみに、この際に以下の助言がありました。
- インプラントは現在、多くの歯科が実施している
- 競争により価格が引き下げられる傾向にあり
- だが、一生の歯になるかもしれないので安いところはNG
- 腕の確かな口腔外科医にやってもらったほうが絶対に良いよ!
まぁ基本素直な僕ですので、歯科医さんのこの助言はほぼ全面的に受け入れました。んで書いてもらった紹介状の口腔外科医も腕利きなんだろうなーとかこの時点で妄信。危ないっちゃ危ない。けど、結果的には腕利きでしたね。後述します。
口腔外科初日は歯の淵を削ってもらってQOL↑
インプラントの説明を受けて、「次の診療で抜いちゃいましょう。」となりました。
んで、口腔外科医から「ところで、歯の淵が口内に当たって痛くないですか?」って聞かれて「痛いです!」って割と勢いよく答えてしまいました。
というのも、腐った歯が露出してからたった一夜を越えただけで、歯の淵の切り立った部分が口内を切り裂いて痛い、痛い・・・
最初の歯科医さんも、このことは予見して削ってくれても良かったのに。泣ける。
で、削ってもらったんですよ。丸みをつけた。たったこれだけで、咀嚼もスムーズになって、口内を傷つけることもなくなって。QOLがだだ上がりですよ。ほんと、たったこれだけですよ?歯って大事だな・・・
口腔外科医は名医だった
口腔外科2日目。
遂に歯を抜きました。
口腔外科の処置ってのは、時に大工みたいになりますね。
すんごい音もするし。
施術時間は30分くらいかな?
「今回の抜歯ですが、腐った歯とはいえ、基礎の根は健康だから抜くのは大変なんですよ」とのことでした。でも、そのあとに「僕らが大変ということは、患者さんはもっと大変なんです」っていうの聞いて、あ、この人は本物かもなって思った。
で、僕がこの口腔外科医を名医だと感じた部分は以下になります。
- 低姿勢で礼節あり
- 説明が丁寧
- セカンドオピニオンの説明あり
- 施術の際は、これから行うことを伝えてくれる
- 患者に寄り添う姿勢を崩さない(痛さ、苦しさなど)
- 麻酔が最小限の範囲でかかった
- 抜歯も、それほど痛みがなかった
- 場合によっては歯茎を切る、とのことだったが結局切らずに成功させた
- 施術後に即、痛み止めを服薬させるなど疼痛管理力が高い
- 麻酔の引きもスムーズだった
病院名や医師名はお伝えできませんが、口腔外科絡みでお悩みの旭川近辺在住者には、メールでも頂ければ紹介することは、やぶさかではございません。
抜いた歯
↓再びグロ出ます↓
これが、解体されたコロッセオ歯です。
粉々ですね。
「根」の部分が確認できます。
これはお願いして、自宅に持ち帰りました。
これからは、他の歯を大事にしよう、という意味で我が家の家宝にします。
抜いたら口臭が無くなった
当然ですが、口臭が消えました。
あれほど悩んでいた口臭が、まるで嘘のように。
なので、もし口臭で悩んでいて、どうしても解消されない人は銀歯の下の腐敗を疑ってみてはいかがでしょうか。
正直、歯が腐っててその腐敗汁を日常的に飲み込むというのは、消化器系の臓器にも悪影響があったような気がしてならないのですが・・・。心なしか、腐った銀歯の詰め物を取ったあとは体調が良い。
インプラントはまた別のお話
インプラントします。
けど、そのことについては別途、記事にしたいと思う。なんせ数か月先の話になりますんでね。
とりあえずの区切りとして、ログを残す意味で、今回の「銀歯が腐っていた編」でいったんお別れです。
最後に。
歯は定期的に見てもらいましょう。
違和感を感じたら、迷わず歯科医に相談しましょう、もしかしたら腐ってるかもしれませんし。