羆の人生記

雑記ブログの育て方をメインコンテンツに、時事オピニオンや書評などを日々更新中です。

はてなブログ読者との距離感について

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某日、以下のような相談を頂きました。

いつも愛読させて頂いています。〇〇です。

今日は思い切って1つご相談があります。 全く急いでいません。お手隙の際にお返事いただけたら嬉しいです。

【相談内容】

スターやブックマークを付けて下さる読者さんへ、どう反応して良いやら迷っています。 はてなに来て〇カ月くらい、最近ようやく読者さん〇00人超えました。 少し長いですが、以下に補足いたします。

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はてなの読者さんの多くはブロガーさんですよね。 そこで読者登録してくださる理由には、色々な事が考えられます。

純粋に私の記事を購読したい方は、どれほどいらっしゃるでしょう・・・。

読者さんの中には、読者登録返し、ブックマーク返し、記事を読みにきてもらう(PVアップ)などの目的、あるいは情報収集目的もあろうかと思います。 どんな理由にせよ、そんな方々が時々スターやブックマークコメントを書いてくださる。励みになるし有難いと思っています。

だけど、どう反応すればいいのか悩んでいます。 私は最近、あまり自分から読者登録していません。 そこで、付けてくださったスターやブックマークを頼りに、時々ブログを訪問させていただき、数件記事を読んでスターを。 心が動いた時は簡単にコメントを書いたりしています。

特にマメに絡んで下さる方に対して、このスタイルを繰り返していて正直疲れてきました。(ブックマークは自分が良いと思える記事、本当に自分が好きなブロガーさん数人メインにしています。)

そんな事をする必要が無いのかもしれませんが、自分がされて嬉しい事でお返ししたいという気持ちもあります。 丁寧なコメントなどを頂くと、尚更そう思ってしまうのです。 ところが、読者さんがだんだん増えてきて、そのスタイルは時間的に無理になってきました。

Twitterの絡みがあるときは更に時間取ります。 もう、その時間があったら記事の1つも書ける勢いです。 でも冷静に思ってみると・・・。

実は私は、はてなに来る前からポジ熊さんのファンなので、ポジ熊さんが記事を公開されただけで嬉しい。 何の反応もなくても嬉しいのです。 過去記事を読むときもルンルン気分で読むのです。 そう思うと・・・ 「自分に付いたブックマークに、お礼のスターを1つつける」 これだけで十分なんでしょうか。

私は仲良しサークル目的でブログを書いていませんし、ホットエントリーは時の運にまかせたい派です。 だけど、相手の方もブロガーだと思うと複雑な気持ちでいます。 自分らしさを貫いた記事を、そして、読んで良かったと思ってもらう記事を書く事がいちばんのお返し。だけど、受け方は人それぞれだと思うのです。

ポジ熊さんは最初の1年、どのようにされてきましたか? そして、どうあるべきだとお考えでしょうか。

〇〇より

これについて回答します。

はてなブログの距離感は異常

なんの距離感かって、ブロガー同士の距離感です。 

はてなブログで始めると長続きする理由はコミュニケーションにある - ポジ熊の人生記

こちらでも書いてますけど、ほかのブログサービスと比べて、ブロガー間が近いんですよ。具体的にどういうことかと言いますと、公開した記事に「はてなスター」なる足跡を気軽に付けられる。これをすることによって、公開した記事主に通知が飛びます。「○○さんが△の記事にはてなスターを付けました」的な。一人が1個つけるだけで、通知がマメに飛んでいくのです。

あと、読者になるのも容易です。ブログ内に「読者になる」というモジュールを簡単に設置できまして、はてなアカウントを持っていたら、そのモジュールを2クリックするだけで読者になることができる。これにより、相手の新しい記事の更新通知を受け取ることが可能になります。距離近!

この「距離近」が、ブログを継続するアドバンテージになっていると思います。引き合いに出すのは少々抵抗がありますが、例えばWordPressの場合。ブログを公開して1か月~数か月は陸の孤島のような状態が続きます。実際に運営してみて、驚きました。あのお祭り騒ぎのはてなブログとは雲泥の差です。よほど大きな目標というか、ゴールを設定していない限り、読者の反応を糧にブログを継続するというのは難しいサービスだと感じました。対して、はてなブログはどうでしょうか。公開初日から、へたすりゃ数個のはてなスターが付くことがあります。インフルエンサーに見つけられたら、恐ろしいほどの反応を生むこともあります。これは、なかなか他では体験することのできない出来事でしょう。

ただ、良いことばかり、とは言えませんね。冒頭の相談内容にしてもそうです。読者同士が近いぶん、近すぎてどう振舞っていいのやらわからない状況に陥ることも十分に考えられます。それに、喧嘩するリスクもあります。または一方的に暴言を浴びる、などでしょうか。近すぎるというのは、そういうことです。メリットもデメリットもある。では、どのように読者との距離感を保てばいいのか。

読者との距離感の取り方

「距離感ってなんだよ、冷たいな」って思われるかもしれませんが、以下持論をば。

はてなブログってのはSNSの意味合いが強い。一人で呟くというよりは、双方向的なコミュニケーションの役割が色濃いのです。ですから、書いた記事に反応が強いのは自然なこと。それに対してどのように振舞うか、考えるかの問題だと思います。

純粋に、スターを付けてくれたり面白いって言ってくれるのは有難いですよね。でも、それに対して「相手のブログに遊びにいくべきか」とか「お返しスターやブックマークを付けるべきか」というのは、どうもズレている気がします。自分のブログを読んで面白い、と思ってくれたのなら、その時点で相手の目的は適っているというか、満足してくれているはずなんです。付いたスターに返答を求めるような行動をしているブロガーは、稀じゃないでしょうか。また、ブックマークについてはお返しをすることでブックマークそのもののシステムというか根幹を揺るがすことになりかねないので、お返しブックマークはお勧めできません。というか「止めたほうが良い」とまで言わせていただきましょう。自分にとっても、システムにとっても、お返しブクマは良くない。以下の記事を参考にしてください。

「はてなブックマーク」利用基準と不適切な利用法考察 - ポジ熊の人生記

お返し目的でブックマークを付けて回るユーザーは、少なからずいます。ですから、ブックマークを付けた人にルーチンでブックマーク返しをすることは、そういう不適切な利用をしている人の思惑通りになってしまう。だから、よした方が良いんです。自分の面白いと思えた記事にだけ、素直にブックマークをしていれば、何の問題もないわけです。

えっとですね、マメに読んでくださる熱心な応援者は一定数います。そういう人たちを無理につなぎとめようとするよりは、今の自分らしさを失わないようにブログを更新するのが健全ではないでしょうか。来るものは拒まず、去る者は追わず。いつもきているブロガーさんが、ある日ぱたりと来なくなる、なんてことは日常茶飯事ですよ。執着を手放した方が楽になります。

かといって極端にドライになる必要はないと思います。そういう、熱心な応援者がいるからこそ、日々のブログ更新に身が入るというのも事実なわけです。だから、反応を糧にして記事の内容を厚くしていくというのは王道だとは思いますよ。ただ、別個に、無理に反応していこうと考えると、やっぱり疲れちゃいます。だから、自然体でいきましょう。その自然体で紡いだ文章こそを、熱心な応援者は求めているんじゃないですかね?あなたが一生懸命書いたその文章、それを読んだだけで、きっと相手は満足しているはずですよ。「お礼がないから、心外だ!」なんてとられるようであれば、そういう反応はどうしようもないものとして諦めてください。

僕の読者との距離感

嬉しいです。

スター付けてくれたり、「いつも見てます!」って言ってくれると、すっごく励みになります。こういう反応が、今のキーボードを叩く力の源泉になっています。

心外なこともあります。

人格否定を伴う暴言だとか、そういう類のものには辟易することもあります。ただ、インターネットで考えを公開するのであれば、どんなものにも遭遇しえるのだろうなという覚悟はできています。また、ここで書くことは公の場での発言である、ということはできる限り意識しているつもりです。燃える時は、往々にして自分が悪いケースもありますので。

こういった様々な反応をひっくるめて、スターにせよブクマにせよ、個別に反応することは控えてます。そのすべてにこたえようとすると、疲れてブログを嫌になってしまうからです。発信は半ば一方的になるかもしれません、でも、反応はしっかりと見ていますよ。んで、自分に瑕疵があり、記事内容に修正が必要だなって素直に感じたら、直してます。そんな感じです。それが、僕の読者との距離感の取り方です。ブックマークに付いたコメントに、逐一スターをつけるようなことは、していません。耳目を集めるコメントに、フリーでスターが集まるのが、自然な形だと思うからです。(辛辣なコメントにスターが集まりやすい文化だなぁとは感じますが、それはまた別のお話)

 

ちなみに。僕とコンタクトを直に取りたいと願う方がいらっしゃるのでしたら、サイト内の「お問い合わせフォーム」でメールを頂くか、Twitterのリプライまたはダイレクトメールで語りかけていただきたいと存じます。