羆の人生記

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【メタ認知】怒りの抑制力を高める2つの方法

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今回は怒りについて。

きっかけはこちら。

これについての感想は

相手の態度次第じゃないの?

ですかね。

ウェイターが水をこぼして自分の服にかかったあとで、それを見て見ないフリをするだとか「サーセンwww」などふざけて謝るだとか。そういうのは正直どうなんだろうって思います。けど、相手が誠心誠意謝罪しているようであれば怒ることもなく追い詰める必要もないんじゃない?ただ、高価な服でクリーニング代がどうたら、スマホにかかって水濡れ故障しただとかそういうのは割り切って冷静に請求するモンはしたほうが良いかと( ˘ω˘ )

心の変化

成長と言えばおこがましいけれど、成長っちゃあ成長ですかね。

過去に比べて現在の怒りに対する感情だとか怒りやすさは変化しているんですよ。

怒りにくくなったり、逆に怒りやすくなったりね。

僕の場合は前者です。 

人生、色々な経験をするじゃないですか。特に悩んだり乗り越えたりするのは対人関係ですよね。社会に出たらなおさらそういう機会は増えて、新人さんは日々人間関係に悩んでいます。こうやってもまれていくことで変化していく。変化することの面白さが人間の心。だから尽きないし飽きないんですよね、心。

あとは自分を見つめる視点を持つこと。鏡を見るわけじゃないよ。物理的にっていうより精神的に、の意味合いが強い。

ってなわけで心の変化による怒りの抑制は2つの物事によって成長すると考えます。以下だらだらと述べるのでお付き合いを。

方法1:色々な経験をする

なんでも良いですけど、できれば他者との関りにおいてままならない状態となり、フラストレーションを溜めて悩みぬくようなケースが理想ですね。もしくは大失敗して周りの自分に対する目が大変厳しくなってしまっただとか、甘えられない状況に陥ったってのもGOOD!

これで怒りの抑制力が高まるかといえばそんなことはなく、これらを乗り越える必要があります。辛い経験を乗り越える。これです。艱難汝を玉にす、って言葉、聞いたことありませんか?

艱難汝を玉にすとは、人は困難や苦労を乗り越えることによって、初めて立派な人間に成長するということ。

艱難汝を玉にす - 故事ことわざ辞典

故事ことわざ辞典さんいつもお世話になってます。月間160万もアクセスあるって凄い。蛇足。

まぁあれですよ、国民的アニメでいうところのドラゴンボールで瀕死の状態になったサイヤ人が仙豆を食って復活したら戦闘力もアップしていた。イメージとしてはそれが近いですね。現実はどうなのかというと仙豆なんて便利な物はなく、苦しんで苦しんで苦しみぬいて少し悟りの境地を開いた時に初めて人間が変わるというハードな仕様なんですけどね。

これがまた厄介でねぇ、生まれつきもあるのだろうけどストレス耐性というのは人それぞれで、困難な状況に陥った時にそれに立ち向かわずに逃避してしまう人もいれば立ち向かった結果マジックポイントがゼロになって心の風邪(うつ)を引き起こしてしまう場合もある。周りのサポートがあるかどうか、個々人の精神力がどれだけタフなのかというのも大いに関連してくるんです。

けど、うん、やっぱり人間怒らないようになるには人間関係で揉まれてそれを乗り越えるのが一番の近道ですよ。あまりにもハードなやつを一発決めちゃうとダウンしてしまうので、些細な事案でいいから逃げずに自分なりに向き合って乗り越えると良いですよ。そういう小さな人間関係の悩み解説事例を繰り返していくうちに、ビッグウェーブにも耐えられるタフな精神力が身に付くはずですから☆

なお、物事の見方を変えて(パラダイムをシフトして)ストレスをストレスではなくする認知行動療法というのもあるんですが、我は浅学であり語る器もないのでここでは割愛するよ。

管理人の人間関係遍歴
  • 幼少期~学童期の被いじめ
  • 2度に渡る泥沼離婚劇
  • 職場での喧嘩etc

方法2:自分を見つめる視点を持つ

なんか嫌なことがあったら、悶々とするじゃないですか。

例えば職場の上司に不条理な駄目出し(人格否定を添加)されるとします。そしたら腹がたちますよね。それが普通です。

嬉しいときや悲しいときにもその感情が心をガッシリと掴んで主観的にハイになったりダウナーになったりしますよね。

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こんな感じ。

ここでは悶々としている人は主観で自分の感情に影響されています。この視点しか世界がない。だから怒りに染まればすなわちすべてが怒りに変わるのです。怒り色のサングラスをしているけれども、それが肉体の一部となって外せず、まるでこの世はすべて怒りで打ち滅ぼさねばならないものだと認識してしまう。

 

それをですね、こうしてやるんです。

 

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こう。

このイメージ図は、どちらも自分です。ただ、先ほど悶々としていた自分を一歩または2~3歩離れてそれを見つめる自分を作るのです。そしたらあら不思議。怒りが消えていくスピードが早いこと早いこと。最速では秒未満です。長くても数分になります。この視点を会得すると、怒りが恐ろしいものじゃなくなりますよ。「怒ったところで後ろから自分を見りゃ怒りなんぞ直ぐにおさまるっちゃ!」って心持なら、職場へ行くのも怖くないでしょ?

ただ、弊害はありますよ。喜怒哀楽全般が薄くなります。一時はアパシーシンドロームみたいになって大変でした。だって、嬉しさも楽しさもいまいち感覚が鈍磨してわかりにくいのですからね。ここがまだまだ悟りきれてないところなんでしょう。怒りは鎮火させて、嬉しさや楽しさは野放しにしてやればよい。そうすれば怒らずに生きやすいだけじゃなくて心の底から楽しい人生になるんでしょうけどねぇ~(;´Д`A ```

 

さて!

この「自分を見つめる視点を持つ」とは、どのようにして身に付くのか?

以下、思い当たる方法を書きます。

一人でいる

誰かと徒党を組んだり群れないで一人でいます。ほかの人がいたらその人が気になって自分と対話することが難しくなる。だから、単独になってください。あえて、一人の時間を作ってください。そうすることで色々と考える時間ができますよ。心を整理する時間が。そうすることで自然と自分を俯瞰視する力が身に付いてきます。多分。

散歩する

歩く禅ですよ。ただひたすら、もくもくと歩いてください。一歩一歩、自分の踏みしめる足音を耳に感じながら、歩きましょう。浮かんでくる考えをそのまま見つめてやる。怒りも悲しみも時にはあられもない妄想もあるでしょう。そういうのを、肯定も否定もせずにただ流してやるんです。哲学的思索にふけるのも良いですよ。「自分とはなんだ?」って考えながら歩いてると、いつのまにか空と自分の境界が曖昧になって、理屈ではないにしろ「あ、なんとなくわかった。スッキリ」ってなります。今日も12km歩きました。最近は平均して10km以上歩きます。

読書で視点を増やす

主に精神的なものをテーマにした書籍をお勧めします。こうすることで自分を見つめる視点を養うことができるのです。少なくとも僕はそうでした。まだまだ未熟とはいえ、以前よりも怒らなくなったのは少なからず書籍のお陰であります。

 

ってなわけで3つの方法を羅列してみました。

ま、これも経験で培われるんですよ、自分を見つめる視点というのは。だって、悩んだら考えるじゃないですか。そうしているうちに、自分自身を考え始めるはずです。このルートに至らないのは「あいつのせいで(責任転嫁)」「もしこうしていたら(非合理な後悔)」が原因です。そうじゃなくて、こうなるに至る原因は少なからず自分にもあるんだ、と。これを考えれるようになれば、袋小路なんてなくてそれなりの答えで乗り切ることができるはずですよん。そして、自分を一歩引いて見れるようになる、と。うんうん。

瞬間的に怒りがこみ上げるのはしゃあないけどね

それを消すには悟る必要があります。もしくは世の中の腹立たしい出来事に対してそもそもそれが腹立たしくないことである、という新たな視点を獲得する必要がある。でもこれ、よほどの苦労人でなければ難しい。やっぱり腹が立つものは立つんですよ。化学反応みたいなもんで、止められない。

じゃあどうすればいいのかったら、やっぱり怒りを抑制する力を身につける、これが無理のない頑張り方なんじゃないかなぁ~。

あ、ちょっと紹介させてください。僕が怒りをコントロールする上で参考になった書籍たちです。

しちめんどくさい説明はぬきにします。

これを読むと「人のせいにしなくなる」視点を持ちやすくなる。

 

これを読むと「変えられるものと変えられないもの」の視点を獲得しやすくなる。

人に嫌われるのは相変わらず嫌ですけど、でも基本を知ればそれも怖さじゃなくなります。 

 

これを読むと「怒るのはしゃあない、だから消火方法を身につけよう」ってなる。 

 

なんかもう色々とどうでも良くなる

(前向きな意味でな!) 

 

はい、というわけで紹介お終マイケル。

終わりに

今まで書いてきた怒りの関する記事は

こいつら。結構書いてる。興味があったら見てみて。

今回の記事で最も伝えたかったことは「自分を自分で見る」の部分です。

メタ認知(メタにんち)とは認知を認知すること。人間が自分自身を認識する場合において、自分の思考や行動そのものを対象として客観的に把握し認識すること。それをおこなう能力をメタ認知能力という。

メタ認知 - Wikipedia

こういうのってメタ認知っていうんでしょ?

でも、専門外だからそれを前面に押し出して解説するの難しかったから、自分が実践している方法でできるだけ伝えたかったんですよ。

職場の若者にこの考え方を勧めてるんだけど、どうしても入っていかないんですよね。やっぱり、亀の甲より年の劫ってところなんですかね。

人間は挫折したり苦い経験をして、それを乗り切らねば新たな視点は獲得できないのかもしれない。

けど、今回紹介した方法(一人でいる、だとか書籍とか)を導入してもらえれば、きっとそれなりの場所には辿り着くはずだから。それを信じて僕は公開ボタンを押すことにします。