羆の人生記

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インフルエンザ年越し闘病記~吸引薬イナビルとの出会い

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年末年始にまさか自分がインフルエンザに罹患するなどとは夢にも思っていませんでしたが、残念ながら現実になってしまいました(-_-;)

ここではインフルエンザとどのように闘病したか、さらに初体験の対インフルエンザ薬『イナビル』を処方された後の経過はどのようになったかを記していきます。

初日~油断

起床時に「あれ?なんか身体が重い」って感じたんですよ。この時点で風邪の走りだなってのは勘で気づきました。けどまさかインフルエンザだとは思わないじゃないですか?とりあえず栄養剤飲んでもうひと眠り。加湿器炊いて暖かくして。これで数時間後には「よっしゃ、退治したったわ!」なんて完全勝利に浸っていたわけですが・・・

この時すでに、僕の身体はインフルエンザに蝕まれていたのですねー。

すっかり治ったということで生活強度は変えずに散歩したり動き回る。昼を過ぎ、陽が沈むころには猛烈な倦怠感と寒気が。「なん・・・だと・・・?」もう完全にアウトな感覚です。今夜が山田になるのは明白でしたね。栄養ドリンクなんかで対峙できる相手じゃなかったんです。

38.4℃(20:00) 久々に見たぞこの数字。やばいな、今日は早めに寝なければならん。というわけで市販の風邪薬を飲んで22:00に就寝。

39.2℃(0:00) 猛烈な倦怠感とともに目が覚める。トイレに起きて布団から出た瞬間に身体全体がガクブル(シバリング)発生。「あー、これはもしかしたら...」いやいやもしかしなくてもアレですよね?って話。

40.0℃(2:30) 悪夢から目が覚めて体温測定。「あ、これは悪夢の続きなんだろ、そうなんだろ...」と、熱に浮かされながら自分を半ば騙す形で震えながら朝を迎えます。

2日目~イナビル先生

40.1℃(7:00) おいおい全然下がらん。家の中でダウンジャケット羽織って動かざるを得ない。とにかく寒いしだるい。不思議と自発的咳や鼻水は少ない、けど気道に刺激があると咳き込んじゃう。

覚悟決めて当番病院へGO。開院時間に合わせて行くようにしました、こんな体調で待合室で長時間いるのはあまりにもしんどいだろうと思って。

まずは看護師さんの血圧、脈拍、血中酸素飽和度、問診がある。39.4℃、これを見て看護師さん「あー...」ってなる。うん、わかるよ、それなんです。だから早く診断をおくれやす!お次はなんどやっても慣れない、鼻腔の奥の粘膜採取の儀。長い棒を鼻の奥まで突っ込まれて泣きそうになるあのキューーンという刺激を10秒間受け続けるという、Mっ気のある人なら癖になっちゃう検査です。僕はこれに耐えた、少し泣きましたがね!

再び待合室で若干待機したのちドクターに呼ばれて「インフルエンザAですね!」と元気よく言われる。それ待ってたんですよ、だってどう考えてもおかしいですもの、何したって熱が下がらないのだから。なんだろう、インフルエンザって診断されたんだけど凄いホッとする。自分が思ってたのと同じだったから。

その後、間を開けずに処置室に呼ばれ、看護師さんから『イナビル』の説明を受ける。なんでもこれは吸い込むタイプの対インフルエンザ薬らしくて、処方~5日間は自動で効き続けるという、ゲームでいえば課金型の自動スキルみたいなもんを得られるらしい。「ほんとかいな、それじゃー凄く楽じゃないの食後に毎回飲まなくて良いんだから。それより吸引型ってことは粉末?だとしたら思いっきり吸い込んだらむせ返って大変なことになるんちゃう?」というのが第一所感。看護師さん「吸引後はむせちゃうと、効果が上がらないので3秒間は息を止めて堪えてくださいねー☆」いやいやまって、余計ハードル上がりました(;´・ω・)なんて心配をよそに

イナビル

※病院でもらった第一三共株式会社さんのパンフレット画像

これの片側をプチッと潰したんだかズラしたんだかわからない所作をして「はい、吸ってくださーい」といわれ「えーい、ままよ!」と覚悟を決めて思いっきり吸い込みました。そしたら意外に異物が気管や肺に入ってくる感覚はほとんどない(凄く細かい粒子が何となく入ってるのはかすかに感じるレベル)ので驚きました。これはよほど気管が大炎症してたり敏感な人じゃなければ大丈夫っぽいです。続いて②のところもプチっとしてから吸い込みました。1つの容器で2回吸い込みます。で、なぜかそのあとに同じような薬をもういちど吸引したのでトータルで4回吸引したことになりますね。看護師さん「はい、これで治療は終了です」ってまじか、凄い時代になったもんです(;´・ω・)これで終わり...

帰り際に薬局で薬をもらいつつ、病院で看護師さんが発熱した僕の身体を触って「熱いですね...!」って言ってたけど、これもーちょっと別のシチュエーションで頂きたかったなぁなどと馬鹿な妄想をしつつ、このあとの生活指導を反芻しながらゾンビ帰途。

  • 安静
  • 水分補給

これが原則だそうです。ほかに特別、指導は受けませんでした。

その日はポカリスエットを飲みつつ安静仰臥。しかし、まだまだ戦いは終わってませんでした。イナビル吸引してすっかり終わったつもりでいたけど全然熱が下がりません。初日はまだ下がらないって本当だったんだね。39.9℃(18:00)オーマイゴッド。辛い...。39.4℃(0:00)そろそろ39℃台の発熱も慣れてきていっぱしの振動ゾンビになりきれるかなって思ってた矢先、次は熱以上に堪えがたい咽頭痛が襲ってきたのです。ちょうどベロの付け根の上あたり、上あごっていうんでしょうか、そこが激烈に腫れだしまして。もう唾を飲んだだけで鳥肌が立つくらいの激痛です。しかも厄介なのは、唾を飲み込まなくても炎症箇所がズキズキと痛みまくりで全然寝れないんですよ。これじゃ安静もなにもあったもんじゃないですね。あまりにも痛みから逃れられないので、得意のマインドセット「これは生きているから痛いんだ」を詠唱し、見事に気持ちを切り替えることに成功しました。でも痛ぇよ(´;ω;`)イナビルって喉から下の気道には行き渡るかもしれないけど、上の鼻方面はノーマークなんじゃないの!?なんて懐疑的になりつつ、明日は別の当番病院へ行く決意を固める。抗生剤くれ。

 

牛乳や乳製品にアレルギーのある人は、アレルギー症状(アナフィラキシー)の発現に注意が必要です。吸入する粉末のなかに乳蛋白が含まれるためです。

ラニナミビル:イナビル

おくすり110番様から引用です。

イナビルは吸入粉末内に乳蛋白が含まれているためアレルギー発現に注意が必要のようです。アレルギー持ちの人は医師へしっかりと告げましょうね。

3日目~解熱へ

38.4℃(8:00)まだまだインフルエンザ氏は元気いっぱいですが、どうやらイナビル先生が仕事を始めたようです。しかし、喉の奥がインフェルノ状態...満身創痍の一歩手前ですね。昨日よりもかなり遠い病院が当番医だったので、親にヘルプコールして車で送ってもらいまして。風邪をうつすことはしたくなかったので、マスクを厳重に着用しました。

当番病院内はマスクをつけたゾンビで溢れかえっており、まるで事後のラクーンシティを彷彿とさせます。ストーブの傍に寄りかかって瀕死になっていたお姉さんは自分のことよりも心配になるレベル。さて、先生に呼ばれた僕は事の経緯を簡単に説明し「イナビルを処方されたんです」と告げた時点で先生が「あ、これね」と机の上にいつでも発射準備OKなイナビルを指さししまして。「なるほど、インフル判定した人に即座に浴びせるように手元に置いてあるのか。だてに当番病院じゃないな」って妙に感心しちゃって。しかもその先生、おじいちゃん先生なんだけどこちらの話をヒョヒョイと聞いてこちらとちらっと眼を合わせただけで「OK、抗生剤と痛み止めとうがい薬出しとくわ」と端的に申して診察終了。ベテラン感満載です。指導されたのは「それ、朝昼晩しっかりうがいして消毒しなよ」とのこと。うへえ、なるほど。イナビル処方されたからといって、消毒薬でうがいしないと喉は守れないのか...。

37.0℃(18:00)すごい、みるみるうちに平熱へ戻っていく。さらに指導のとおりうがい薬で一生懸命にうがいし、抗生剤を飲んでいると喉も楽になってきて、あの満身創痍状態はどこにいってしまったのか、というくらいに回復することができました♪

4日目,5日目のポイント

安静です。

処方されて2日目からはどんどん熱が下がってきて楽になるのですが、「よっしゃ、もういける!」などと張り切って動いてしまうと熱をぶり返してしまうそう。なので、どんなに熱が下がっても油断せずに、発症から5日間はしっかりと静養することがポイントです。

経過における考察

  • 発症から2日目で検査したので陽性判定が容易だった
  • 2日目でイナビルを処方されたので解熱に向かう経過が速かった
  • 3日目の咽頭痛を見越して抗生剤やうがい薬を最初の病院でもらっても良かったかも
  • 日常においても、うがいは継続的にした方が良い
  • 4日目や5日目で無理をすると再び発熱する場合がある(僕は5日目に掃除して少し熱が上がってしまった)

あったほうが良いもの

うがい薬

3日目に処方されたうがい薬はポピヨンヨード使ったものだった。

朝昼晩にしっかりと。

 

マスク

病院へ行くときなど。人に移してはまずいので。

基本的に通勤通学せず人混みへ出かけない、どうしても外出しなければいけない時には着用必須。

 

飲み物

お茶でも水でも良いのだけど、解熱期間にたくさん発汗するので、電解質補給考えて僕はポカリスエットにした。・・・んだけど消費速度が予想以上で直ぐに底をついて無くなり、困りましたね。ある程度買い置きしておいても良いなって思います。

 

アイテムについては最低限、上記3つは抑えといた方が良いかなと。あとは暖かい格好をして安静に過ごす! 

 

お粥・ウィダーインゼリー

id:yumiDLife様からの情報により

お粥とウィダーインゼリーも紹介させていただきます。

風邪の時は消化に良いものを食べて消化器への負担を減らすのは有効ですね。

 

尿瓶

おまけ

こういう時は尿瓶が超便利です。特に独り暮らしで体調最悪になった時にベッドや布団から出るのが困難な場合、これが手身近にあれば粗相を回避できるのです。もう見栄もへったくれもなく、なりふり構わず活用しましょう。こういう時の為に尿瓶はある! 

 

臨床症状や予防について

A型またはB型インフルエンザウイルスの感染を受けてから1~3日間ほどの潜伏期間の後に、発熱(通常38℃以上の高熱)、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが突然現われ、咳、鼻汁などの上気道炎症状がこれに続き、約1週間の経過で軽快するのが典型的なインフルエンザで、いわゆる「かぜ」に比べて全身症状が強い。

インフルエンザとは

国立感染症研究所様のHPより引用しました。今回の経過を考えれば、もろにこのケースですね。上気道炎症がこれに続き...のあたりはドンピシャって感じです。

 

予防としては基本的事項として、流行期に人込みを避けること、それが避けられない場合などにはマスクを着用すること、外出後のうがいや手洗いを励行することなどが挙げられる。

こちらも同HP様から。

予防に関しては基本中の基本事項ですが、外出後のうがい手洗い励行ですね。

人混みはちょっと心当たりあって、12/25にクリスマスカップルウォッチのために街を散策したんですよ。少しでも幸せをわけてもらおう!と考えていたのですが、まさかそこでインフルエンザをわけていただいたわけじゃあるまいね(;´・ω・) 

 

ってなわけでインフルエンザ闘病記をお伝えしました。まだ5日目なんで終わったわけではありません。なので油断せず、完治に向けてお外へ行きたい気持ちを抑えて静養しようと思います。

 

みなさんも、インフルエンザには気を付けてね。

 

ワクチン接種は重篤化や合併症には一定の効果があるみたいですよ。

感染や発症そのものを完全には防御できないが、重症化や合併症の発生を予防する効果は証明されており、高齢者に対してワクチンを接種すると、接種しなかった場合に比べて、死亡の危険を1/5に、入院の危険を約1/3~1/2にまで減少させることが期待できる。現行ワクチンの安全性はきわめて高いと評価されている。

インフルエンザとは

 

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