羆の人生記

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居留守を使うと空き巣に「留守だ」と確認される危険性がある

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留守を確認し侵入する犯罪者

居留守は犯罪者の侵入を招くこともあります!

空き巣が留守を確認する手口で最も多いのは「チャイムを鳴らす」なのだとか。(詳細記事内にて)

居留守は悪?

僕はそうは思いません。親類縁者や顔が知れた間柄であれば良いのですが、得体のしれない相手がインターホンモニターやのぞき穴越しに立っていたら、出たくないのは当たり前ですよね。強盗かもしれない、押し売りかもしれないですし。

 

昔の田舎は鍵なんてかけてなかったし、逆に玄関を開けっぱなしにして今でいうと公開モデルハウス並みのオープンさを醸し出している家まであります。ここらへんは都会と地方の差が出ていますね。うちの近所は鍵をかけている家といない家が半々でした。(北海道旭川市参考)

 

郵便屋さんは困りますね。荷物を配達しなければ、不在票を投函するなどして出直さなければならない、これは明らかな二度手間です。できれば1度で終わらせたいし、そうできれば受け取る側と配達する側もでWINWINになるから、在宅者はしっかりと受け取りたいところです。とはいえ配達員を装った犯罪者の可能性も無きにしも非ずなので、配達トラックや制服、相手がしっかり名乗るかどうかは確認する必要があるでしょうけど。毎度疑うのも疲れちゃいますし、簡単な問題ではありませんね(;^ω^)

 

ま、とりあえず個人的には居留守は悪でないと考えてます。得体のしれない相手から、最高にプライベートな空間を侵食されないように自衛することは当然です。ただ、発注した商品を配送するような業者さんにまでその煽りを食らわす必要性もないんじゃないかなと。ここらへんは警戒しつつも滞らないよう、バランスの整った対応をすべきでしょう。カメラ付きインターホンは欲しい!

 

チャイムで留守を確認する空き巣

空き巣が留守を確認する方法は「インターホンで呼ぶ」が約46%※1で最も多く、マンション狙いの強盗犯の侵入口も「表出入口」からが約75%※2と、常日頃から玄関先を見守ることが大切です。   

※1:平成15年 (財)都市防犯研究センター JUSRIリポートから  

※2:平成24年 警視庁 犯罪統計書から

http://news.panasonic.com/jp/topics/2013/38296.html

 

半数近くの空き巣がインターホンでの在宅有無を確認し、7割以上が玄関ドアから侵入しているというデータがあります。つまり、チャイムが鳴ったからといって息をひそめ、居留守を使うと泥棒が侵入してくる危険性があるということです。恐いですね!

 

相手さんも「空き巣」と呼ばれるだけあり、誰もいない家を想定して盗みを働こうと考えているのは間違いないでしょう。しかしながら、想定外にも居住者と鉢合わせしてしまったときに逆上したり口封じ目的で危害を加えてくる可能性もあります。こう考えると、ただ居留守を使うのは危険を孕みます。

 

東野圭吾『手紙』では、冒頭で主人公の兄の剛志がお金持ちに家に侵入した際、留守だと思って侵入したら昼寝をしていた高齢者の女性と鉢合わせして凶行に及んだ、という描写がありますね。日中でも居留守だけでなくこのように生活音を出さない状況というのもありうるから危険です。

 

 

自衛のためにできること

考えうる方策を以下に示します。

相手が誰かを確認する

ドアモニターやのぞき穴で見ることは言うに及ばず、「どなたですか?」としっかり聞くことが大事です。これではもはや「居留守」にならないのですが、正面玄関や窓を破られて空き巣と鉢合わせするよりはマシです。

当然、相手は氏名や身分を名乗るでしょうが、得体が知れなかったり身なりが怪しければお帰り頂くか、おおもとの会社に電話してこのような従業員がいるかどうかまで確認する必要があるでしょうね。

在宅だとわかるようにする

バツは悪いかもしれませんが、生活音などをシャットアウトせず灯りも付けて「いるけど居ません」というスタンスを前面に押し出すことも有効です。

これにより空き巣はもとより、アポなしのセールスマンでも「ここはいるけど、対応するつもりはなさそうだ」と判断して去っていく可能性が高いです。これで強行突破するようなそぶりを見せれば、大声で助けを求めるとともに110番通報をしましょう。

催涙スプレーを相手の顔めがけて噴射する

油断しているとみせかけて、ドアをあけてから

相手の顔目がけて催涙スプレーを噴射します。

もがき苦しんでいる間に大声を出すか、警察に迅速に通報するのです。

 

過激に思われるかもしれませんが、こちらの命まで奪う覚悟を決めた相手に対して遠慮はいりません。生易しい発想では、殺されてしまいます。

なお、催涙スプレー撃退法は、そもそも催涙スプレーを自宅に常備していないと実行不可能です。以下の記事を参考にして、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

危機意識を高める

空き巣や強盗から身を守るための施策は、個人でしっかりと行い、危機意識を高める必要があります。特に若い女性の一人暮らしは日常の出入りにおいて居住環境情報がどこかに漏れている可能性もあり、より一層の警戒が必要です。

 

ほとんどの住宅や賃貸マンションには、ぞのき穴やモニターが付いているはずですが、これがないところに住んでいるのであれば何かしらの防犯対策を早いうちに講じたほうが良いでしょう。

 

我が家はモニターつき、しかもチャイムを鳴らした人間の姿まで記録してくれる機能があります。ここまで必要とはいわないが、最後の砦である玄関ドアの守備は鉄壁にしておきたいところですね。

 

なお、空き巣対策として振動センサーを使用することもお勧めです。振動センサーはRSコンポーネンツで購入することができます。

 

防犯カメラも有効。

 

おわりに

「割れ窓理論」をご存知ですか?

割れ窓理論とは次のような説である。

治安が悪化するまでには次のような経過をたどる。

  1. 建物の窓が壊れているのを放置すると、それが「誰も当該地域に対し関心を払っていない」というサインとなり、犯罪を起こしやすい環境を作り出す。
  2. ゴミのポイ捨てなどの軽犯罪が起きるようになる。
  3. 住民のモラルが低下して、地域の振興、安全確保に協力しなくなる。それがさらに環境を悪化させる。
  4. 凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになる。

したがって、治安を回復させるには、

  • 一見無害であったり、軽微な秩序違反行為でも取り締まる(ごみはきちんと分類して捨てるなど)。
  • 警察職員による徒歩パトロールや交通違反の取り締まりを強化する。
  • 地域社会は警察職員に協力し、秩序の維持に努力する。

などを行えばよい[3]。

割れ窓理論|Wikipedia 

何事も始めが肝心であり、重大な犯罪を招いた結果は、あらゆることの放置の積み重ね。

皆さんも自分の身を守るという意味で、日ごろの治安維持に努めることを意識しましょう。自分の家の周りを綺麗に保つなど、すぐにできることは少なくありません。

それを実施したうえで、今回紹介した自衛対策をしくことがより強力な防備となることは言うまでもなく。