Twitterで「地獄絵図」がトレンド入りしていた。
そういえば、台風が関東に上陸するとか言ってたな。
もしや関東が台風で大変なことに!?
#地獄絵図 がトレンド入りしてて「関東、台風でヤバいことに?!」とか心配してみたら、地方から見ると斜め上の地獄絵図だった。
— 羆 (@poji_higuma) 2019年9月9日
どうも、地獄絵図というのは月曜日の休み明けに台風が上陸した、にも関わらず普通に出社を命じられる人がほとんどで、でも台風は普通に関東にきて、電車が遅れて乗れない人が大量で、んで電車が動いたにも関わらず乗れない人が列をなしている・・・という地獄絵図だったようで。
しかも、どこかの電車では電車内で脱糞があったようで、においも大変なことになっていたとかいないとか。これを地獄絵図と言わずして何と呼ぶか、というのは確かに。
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もし自分がこの群衆の中にいたら、「俺は何のためにこんな酷い目に遭いながら出勤してんのかな」ってもの哀しくなるかもしれない。
台風が上陸して通勤時に危険なだけではなく、電車のダイヤも乱れに乱れることはわかりきったこと。にも関わらず会社の利益を重視して、社員の安全など二の次で出社を命じられる。
もしここに薄給が+されたら、絶望以外の何物でもない。
台風上陸の日まで出社を命じられ、地獄絵図の中を出勤する都心のサラリーマンたちは、いったい何を糧に生きているのだろうか。
こういうのを見ると、田舎に住んでて良かったなと思う。台風来ても仕事は休みにならないけど、そもそも車で出社するから電車とか気にしなくていい。満員電車というものが存在しない。多少、人間関係で煩わしくは感じるけれど、地縁があって仕事も安定していれば、中核市くらいの田舎がいちばん住みやすい、生きやすいのではないかと感じる。
ただ、今回の地獄絵図騒動を見て「じゃあ田舎においでよ」という話では解決しないだろう。こっちにきても、そもそも仕事がない。縁もない。都会にうんざりしたからといって、簡単に田舎に移り住めるのは五体満足で定年を迎えたシニアくらいのものだろうし。
明日からも、満員電車に揺られながら、台風が来ても出社を普通に命じられる都会で、多くの人は生きていくんだろうな。それで満足している人もいれば、不満足でも都会から出れずにじり貧で仕事をしている人もいるのだろう。
普段Twitterを使ってて、せっかく全国の声を日常的に目にできる機会を得ているのだけれど、こういう都会特有のおぞましい光景というのがどうしても目立っちゃって、「都会は住むもんじゃないね」ってなっちゃう。お金あれば最高だ、って誰かが言ってたけど。欲望も加速しそうだよね、都会。