上記は朝日新聞デジタルが報じたもの。
内容はざっくり言うと国が「寿命伸びてるし年金も今みたいに払えなくなるだろうから、君たち自分で投資を学んで資産を増やして頑張れ」って指針案を示した、と。
それに対する世間の反応はもちろん反発、を越えて炎上しちゃいましたねー。
そりゃそうだ(-_-;)どんだけ苦労している人がこの国にひしめいているのか、想像したことがないのだろうか、国は。
ツイッターの反応
自分のアンテナにひっかかったものをピックアップ。
https://twitter.com/majimessimo/status/1131497441323126787
いや、ほんとそれな・・・。
年金は、現在進行形で取るもん取ってるんですよね。
いや、そりゃあ払わなかったら今の年金受給者は干上がってしまうだろうし、止めるわけにはいかないんだけれど。
しかし、原資がない人もいるだろうに(僕もそうです)、「投資で資産運用しちゃいなよ」って指針を示すとか、喧嘩売ってんのかよって思っちゃう。激おこ。
でも、奴隷根性が染み込んだ自己責任国家日本では、革命なんて起きないんですよねー。ふう。
年金崩壊にTwitterで愚痴ってるヒマあったら20代・30代は頼むから選挙行ってくれって話。この際誰に投票とか与党野党左右イデオロギーは一旦置いといて、世代別投票率を上げることだけ考えてくれ。もし国政で70%超えたら政権がどこでも若者を無視できず施策は劇的に変わる。頼む、投票行ってくれ。
— おすら (@N_othra) 2019年5月24日
選挙の結果だけで政治が変わるのは何も当選したのが誰かだけでは無いです。若者の投票率上昇は議員に対する最大の恫喝になります。投票に行く若者が増えて「老人ばかり優遇する法案を作るなら次はお前を落とすぞ」と言う人が増えれば、国会の顔触れが変わらなくとも政策が変わります。
— おすら (@N_othra) 2019年5月24日
高齢者が選挙にがっちり行くものだから、高齢者優遇の施策に偏重してしまうという話で、投票者が高齢者で埋め尽くされているのに、若者向けの施策を打ち出しても選挙には勝てないという状況なんですわ。
べつに高齢者を打倒せよ!とか分断が起きるような扇動をするつもりはないけど、バランスが悪すぎるんじゃないの、と思うわけよ。今の若者、苦しんでる人いっぱいいますよ。なのに、自分の持っている選挙権で風を吹かせる、ということを知らない。教育の敗北っぽい。欧州では選挙に行かない=特定の党が有利になる、ということを義務教育で教えるらしいじゃないですか。日本も、こういうところ、教えましょうよ。若い人に。
金ないです
金ないどころか、マイナスです。
借金抱えて、ひーひー言いながら生活してんのに、どうやって投資すりゃいいの?
積み立てNISA?iDeco?
積み立てNAISAで井戸枯れ状態なんですよ、我が家は。
しかし、こうして開き直ったところで確かに寿命は延びているし、なんとか老後を生き延びねばなりません。
では、お金がないなりにできる自助はないものか、というアプローチをしていきましょう。
金ないやつでもできる、おすすめの「自助」
禁煙
たばこ代は浮くし、心疾患や肺疾患、各種癌のリスクを減らせて一石二鳥です。
1日1箱なら500円として月15,000円、12か月で180,000円、30年で5,400,000円です。
+治療費が浮きます。QOLも上がります。パートナーも副流煙で健康被害を受けません。
お金がない人の自助としてTOPに位置づくのは文句なしで禁煙。
あ、いっときますけど、アイコスを始めとする新型たばこも普通に体に悪いことが科学的に証明されていますのでご注意を。
禁煙3か月続いたのでコツや参考リンクなど - ポジ熊の人生記
アイコスは体に悪い!本「新型タバコの本当のリスク」感想 - ポジ熊の人生記
禁酒
これまた酒代浮くし各種健康リスクも減らせるし、酒癖悪いやつは社会的リスクも減りますよ。
またヘンテコな計算始めると、1日200円+つまみ代300円の500円でたばこと一緒の計算で30年で5,400,000円です。馬鹿にならないんです、酒代とそれに付随する金。
病気のリスクも減らせるけど、それ以上に睡眠が正常になったり、肝機能がよくなって疲れにくいとかそういう大事な恩恵もあります。
もし禁酒が厳しすぎるならせめて晩酌やめましょう。
やめてみると、意外や意外、なくても1日ふつーに終わるようになります(笑)
晩酌を止めた理由と、止めてみて感じたことなどをダラダラと - ポジ熊の人生記
運動
運動は本当に大事ですよ。
歩くだけでも全然違う、というかむしろ歩くという運動は怪我もしにくいしマイペースで続けられるので超絶おすすめ。それと、どうやら脳は運動によって鍛えることが可能なようです。
太りにくくなるし、血圧もコントロールできるようになるし、脂質異常にもなりにくいという。理屈で考えれば、運動はしない手はないんです。素敵な人生を送るのに欠かせないのが運動。
運動が脳に与える好影響が想像の範疇を超えていた! - ポジ熊の人生記
野菜
「野菜かねかかるだろ、ふざけんな」って思う方、ちょっとまって。
スーパーの半額カット野菜でもOKなんですって。
1日1食でもいいから、野菜食べましょう。きっと、それで予防できる病気っていっぱいあるはずですから。
カット野菜が不味いって人は、モヤシをフライパンでにんにくと創味シャンタンで炒めるだけでも野菜だし、キャベツを千切りにして青じそドレッシングで食べるのも野菜だから。そんなにお金かかんないでしょ?
30代も後半になると、意識して野菜食べるようになりましたよ。お金がないから、いかに安く多種の野菜を食べるか。だんだん知恵が付いてきました。
スーパーの半額カット野菜で健康戦争を生き抜く - ポジ熊の人生記
独身男性でも手軽に食べれる野菜3選(大根おろし・トマト・きゅうり) - ポジ熊の人生記
読書
自助に読書をチョイスしたのは、脳への刺激による認知症を予防したり、読書で身に付いたリテラシーで超高齢化単身社会を生き抜く知恵を獲得できる!という観点からです。
テレビ・アニメ・漫画ばかり見てても、知識というのは身に付かないですよ。やっぱり、本を読まないと。
自分が苦労している分野を理解するための読書や、将来なんらかの武器としての知識が欲しい、という場合にする読書というのは、より有意義なものになるんじゃないでしょうか。
ただ、やっぱ、お金かかりますね。新書を読むとなると、対価を支払わねばならない。図書館で読めるのは、最新の知見ではありません。
紙ベースではなく、電子書籍で購入すると、いくらかは安いですからね。紙にこだわりのない人は、電子書籍がおすすめです。
個人的には読書に投じるお金というのは、確実な投資に勝る効果があると思うんですよね。新たな知識を得るということは、自分の識見を広げるということですからね。
ブログ
「は?」と思われたかた、すいません。この項は余談です。
ブログでもお金を稼ぐことができるんです。
人気が出れば広告を貼って月にいくらかの収入になります。
ものを売れば、マージンを手に入れることもできます。
こういうブログでのお金稼ぎも立派な「自助」に該当するんじゃないかなーって、僕は思うんですよ。
ただ、そういう話はここでこれ以上本格的にはやりませんし、情報商材屋でもないので、このあとでおもむろにセミナー誘導のバナー貼ったりとかはしません。
さり気なく関連する過去記事のリンクを貼りましたので、興味のある方はそちらも見てやってください。
「自助」という名の「梯子外し」が密かに始まった感のある政府指針に対する、地方の金がないサラリーマンブロガーの思うところを記載させていただきました。
以上!
<参考>
金融審議会市場ワーキング・グループ
「高齢社会における資産形成・管理」
報告書(案)
大元はここね。目を通してみるといいよ。
そんな間違ったことは言ってないんだけどね~。国が「自助」をあけっぴろげに言うあたりがもうフラグにしか感じないというか...