松岡修造氏は、こうおっしゃっていた。
「過去のことも未来のことも考えるな」
と。
「え?」ってなるかもしれない。「意味がわかんない」若者が聞いたらこう答えるかもしれない。
けれど、人生40年近く生きてきて、いろんな苦労をしてみると、この言葉はとても身に染みるのである。
釈迦の言葉に、このようなものがあるそうで。
身の毒は
取り越し苦労と過去の愚痴
誠(まこと)を尽くして今を楽しめ
これはどういう意味かというと、
終わったこと(失敗や後悔)をウジウジと思い返すな
始まってもいないこと(不安や心配)をモンモンと考えるな
今、ここを穏やかに、誠実に生きることこそが肝心だ
ということである。まぁ管理人の解釈がかなり入り込んでいるが、だいたい合っているだろう。
悩みっていうのは、およそ9割が「過去や未来のこと」なんだよな。あの時こうしていればーとか、この先どうなるんだろうなーとか。こんなことは、考えても無駄どころか、毒にしかならないと釈迦は喝破した。
確かに・・・例えば管理人が「2回も離婚してしまった」とか「あと2500万円以上借金あるけどどうしよう」とか考えてたら、1日でうつになる自信があるもんな。無駄だ。
間違った解釈として、未来のことを考えないのであれば今を刹那的に享楽的に楽しんだもの勝ちじゃね?うぇーい!とばかりに酒やドラッグ、色欲に溺れるのは間違い。そんな自分を、社会を破壊する不誠実な生き方をするのではなくて、当たり前のの誠実さを、当たり前に実践して日々を真っすぐに生きようよ、ということである。
それと、過去のことは考えるな、という部分に関しても似たようなことが言える。過去のことを参考にして、今打つ手や施策に反映するというのは当然、大事なことである。終わった失敗で思い悩む、というよりは過去の失敗を省みて、今に活かすというのが理想なのだろうね。
サムネで「怖い」と退かずに、ちょっと再生してみて。唐突に貼って申し訳ないけど、松岡修造氏の言葉である。文字で見るよりも伝わるかもしれない。それに、著名な彼が発信する言葉だからこそ、多くの人に届くかもしれない。
さきほどもチラリと書いたが、管理人は2回も離婚しているし、借金まみれだし、決して平たんな人生を歩んできたわけではない。だが、松岡修造氏や釈迦の言葉に励まされ、今を一生懸命に生きようというマインドセットを毎日のようにして、前向きに生きる努力をしている。おかげで、今のところ病むことなく健やかに日々を過ごせている。感謝。
こんな訳ありおじさんでも、過去や未来にとらわれないように生きようという考え方ひとつで元気に生きれているのだから、もしここを見て「私もそれを実践してみようかな」と思い立ってくれたら、大変にありがたいことであるし、僕自身もそれを願ってやまないのである。
世界の見方は角度を変えれば天国にも地獄にもなる。僕の過去の遍歴を見渡して、それが焼け野原であるのか、あるいはほかの人に経験できなかった貴重な経験・勉強ができたと見るのかは、自分次第、としかいいようがない。
釈迦の言葉は、この漫画で知りました。