僕は過食嘔吐することがあります。
今までそれについて真剣に向き合ってきませんでしたが、どうもこれは精神的に良くないことのようで、少し調べて勉強してみようかなと。
今回は過食症、過食嘔吐について調べ、自分のケースと比較します。
参考サイト食べることを止められない!過食症(過食・過食嘔吐)とは?
過食症
食欲をコントロールできず、異常な量の食物をひたすら食べる病気
- 過食と嘔吐を繰り返す場合
- 過食のみを繰り返す場合
の2パターンあり
僕の場合は「食べ過ぎた分を吐き出す場合」ですので、前者に該当しそうです。もともと体形を維持したいがための、幼少期のコンプレックスが災いしているでしょうから、結果的に体重が増えるような行動はとらないと思われます。
吐かない過食は「むちゃ食い障害」とも呼ばれる
これは正直怖いですね。体形コンプレックスじゃなくストレス起因である場合はこのような状態になるのでしょうか。創作物ではよく見る描写ですが、実際にあるのですね。こう考えると、肥満の人を手放しで揶揄できませんね。「デブは甘え」なんて言ったら駄目ですよ、背景も知らずに・・・
行動
自分の意志でコントロールできない
完全にコントロール不能ではありません。一人でいる時は食べ過ぎないように振る舞うことも可能です(それでもやはり、時々やってしまう)。最も危ないのは両親や友人と食事をしたとき。周りに流されていつのまにか満腹になり、吐くことが多いですね。
数時間以内の短いスパンで過食する
これは心当たりがありすぎる。早い時では10分間で食べ過ぎて吐くこともしばしば。行動が衝動的、ともいえそうです。
体重が急激に増減する
「過食のみを繰り返す場合」の不適切な行動で太っていくタイプはこれに該当するでしょう。また、食べたものをほとんど出してしまう人はガリガリに痩せていくのでしょうね。この場合は死に直結します。緊急度が高いと言えるでしょう。
嘔吐・下痢
嘔吐はデフォルトの行動でしょうね。下痢は急激に食べ過ぎて消化不良を起こす面から引き起こされるのかと推察されます。
症状
肥満
これは上記「行動」の項を参照されたし。
脂肪肝・糖尿病・心筋梗塞
生命に直結する、フィジカルに波及していくパターンです。経過はひとそれぞれでしょうが、死んでしまってはすべてが終わってしまいます。ここへ辿り着く前に、なんとかしたい。
むくみ・肌荒れ・口内炎・薄毛(脱毛)
前述の心筋梗塞リスクなどの循環不全で、むくみや肌荒れは起きます。また、嘔吐により電解質バランスが崩れてむくみを起こす可能性があります。口内炎は免疫システムが不調となる場合や、指で嘔吐を誘発した際に爪で咽頭を傷つけた場合に発生することもあるでしょう。薄毛は循環不全のほか、精神的要因が誘発している部分もあるでしょう。
逆流性食道炎・胃腸不良・歯が溶ける
逆流性食道炎はギクリとしましたね。今の過食嘔吐をなんとかしない限り、僕の晩年は食道がんだと考えています。そんな未来は不本意です。防げる不摂生を防がずに引き起こす疾患で死ぬなど、悔恨の念を生んでしまう。なんとかしたい。
生理不順・無月経
女性にとっては死活問題ですね。知人いわく、摂食障害(過食嘔吐)は女性のほうが圧倒的に多くて、僕のケースは稀だそうです。
抑うつ状態・反社会的行動・自傷行為
抑うつに関してはそこまで酷くはありませんが、やはり嘔吐直後は最悪の気分です。食べた命を無駄にしている自分に嫌悪感を催す。これはどう考えても精神衛生上良くありません。お天道様に顔向けできる生活を送りたいですよ。
反社会的行動や自傷行為ですか。確かに、自暴自棄になってヤケクソ的な行動を起こしてしまうこともあるかもしれませんね。僕の場合はお酒と合わさるとこういった傾向が表れがち。現在は断酒中です。それによりずいぶんと楽になりましたよ。
判断基準
アメリカ精神医学会DSMーⅣによると
むちゃ食い
- 2時間以内で普通の人よりも明らかに過食
- 食事中に食べることをコントロールできないという感覚あり
どちらも当てはまります。食べている最中に脳から「おい、もうやめろ」っていう指令が飛ばないのですよね。電車の運転手が目隠しして運行し、駅を通過する感覚かな?そんで吐いてバックしてやっとホームに戻る的なw
体重増加防止
- 自己誘発性嘔吐(喉に指を入れる)・下剤を飲む・断食・絶食・過剰な運動→不適切な代償行為を繰り返す
「喉に指を入れる」についてはは、このように改めて見ると悲しくなりますね。過剰な運動についても心当たりがありすぎます。一時期は30kmを毎日走っていたこともあって。周りからも狂人として見られていました。でも、その時の自分は全然気づいてないんだよなぁ・・・
定期的な不適切行動
- 平均して、少なくとも3ヶ月にわたって週2回は不適切な代償行為を繰り返す
一人でいる時は嘔吐が少ないです!なんて逃げ道を作ってますが、週に2回はやってしまう気がする。異常ですね。現在は人と接することが少ないからまだ良いかもしれないけど、外食する機会が多いと、とたんに不適切行動が増える予感がする。怖いです。
外見的自己評価
- 自己評価は、体形や体重の影響を過剰に受けている
幼少期からの肥満→過度のダイエット経験のことを鑑みれば、自己評価が外見で決まっていることは否めません。ほんと、思い当たることがあり過ぎて辛いです。自分の内面を認めて、それを抱きしめてあげたい。心の入れ物に腐心する人生にさよならしたいものです。
障害は特定の疾患中限定の発生ではない
- 神経性無食欲の期間中のみ障害が起こるものではない
思春期の多感な時期など、自分の外見を醜いと考えて引き起こす時期に起こるのみに非ず、といったところでしょうか。そうですね、僕も自分の体が醜いとは考えてませんし、むしろそれなりに逞しいと誇りにすら考えています。しかし過食嘔吐は続いている。そういうことでしょう。
治療法を模索する(あとがき)
今回は調べたことについて自分のパターンを当てはめて考えてみました。見ている方の共感は呼べても、それの根本的解決法などが示せていないのが心残りです。今後はこれら摂食障害をどのように乗り越えていけばよいのかを、インターネットや経験者談、専門医の力を借りながら模索し、実践し、自分の人生をより良いものにしていきたいと考えています。
また、それらの得た知識は過食症・摂食障害で苦しむ多くの人の励みになるよう、解決の糸口になるよう、積極的にこの場を借りて発信していく所存です。
無料相談(20歳以上女性)
過食嘔吐について無料で相談できるサイトを見つけたので紹介します。ただし、以下のような条件に該当する方のみ、無料で相談に応じてもらえるようです。
相談対象は、20歳以上の女性で次の項目に1つ以上該当する方です。 ※過食が2週間以上ストップしている方は相談対象外です。
摂食障害(過食症、過食嘔吐、普通食嘔吐、チューイング、下剤常用、拒食症)
食べ物、体重、体型を過度に気にしたり、食べ方がおかしい。
過食と絶食を繰り返す。
月に何度も過食し、食べる事をコントロールできない。
チョコレート依存、アイスクリーム依存等。
摂食障害本人(20歳以上の女性)の両親または配偶者。(ご家族の過食症在宅相談)
女性限定というのが少々残念ですが、体型維持を求めていつのまにか過食嘔吐に陥ってしまうのは女性に多いのかもしれませんし、相談しにくい案件なのでこのようなプラットフォームが設けられているのかもしれませんね。
なお、申し込みに際しては以下の事項を記入する必要があります。
- 記入者は誰か(選択)
- ペンネーム
- メールアドレス
- 性別
- 年齢
- 身長
- 体重
- 妊娠の有無と週数
- 症状の種類(選択)
- 自殺未遂の有無
- 希死念慮があるか
かなり立ち入った質問が目立ちますが、本名を送信する必要が無いので、思い悩んでいる方は申し込んでみてはいかがでしょうか。