ポジ熊です。
例えばの話
「A」をテーマに記事を書いて検索上位にインデックスされたとします。
さて、どれくらいの訪問者が見込めるでしょうか?関連するワードは?
今回はそれを調べる方法をお伝えします。
- キーワードプランナー
- Yahoo!キーワードアドバイスツール
- aramakijake.jp
- キーワードウォッチャー
- aramakijake.jpとキーワードウォッチャー、正確性を比較してみた
- Googleトレンド
- Goodkeyword
- 関連キーワード取得ツール
- あとがき
- 関連記事
キーワードプランナー
2016年8月頃からSEOに関わるネットユーザー間で「有料じゃなければ使えなくなった」と話題を呼んだツールです。
調べたところ、これは間違いないようで、月にいくらかお金をかけないと「正確な」ボリュームをサーチできなくなっています。
非常に大雑把なボリュームなら無料でも知ることはできます、例えば「A」の検索ボリュームは10万~100万の間です、など。
なお、お金をかけてキーワードプランナーを使用する方法は
が詳しいので参照すると良いでしょう。
Yahoo!キーワードアドバイスツール
こちらもかつては無料で検索ボリュームを調査できたらしいのですが
yahoo!キーワードアドバイスツールは、この記事を書いている9月13日の時点で月間平均検索ボリュームが出ていたものの、9月14日の時点でタイミングが悪く仕様が変更されてしまったようで、今は、月間平均検索ボリュームを測定することができなくなってしまっています。
googleのキーワードプランナーが仕様変更で使えないツールに?月間平均検索ボリュームの数字が見れない件 | 俺のトレンド|世の中の今を、今すぐ。
残念なことに2016年9月14日より、ボリュームが具体的に取得できない仕様に変わってしまったようです。
なお、有料の場合はボリューム取得可能かどうかは定かでありませんが、料金の最低プランは3000円から、とのこと。これならばキーワードプランナーを低料金で利用したほうがコストパフォーマンスは良さそうです。
キーワードアドバイスツールの具体的使用方法などは
を参照してください。
aramakijake.jp
無料のキーワードボリューム調査ツールです。
同時に関連ワードまで提示してくれます。
さらに、Yahoo!とGoogleで何番目にインデックスされればどれくらいのアクセス数を見込めるのかまで表示されるという至れり尽くせりっぷりです(後述)。
以下使い方
キーワード欄に
ブログと入れて検索してみると
Yahoo!及びGoogleの月間推定検索数が表示されます。あくまでも推定です。
「関連語」が付随するワードを示しています。
「前田敦子ブログ」をクリックすると、さらにこのワードの月間推定検索数を表示できます。便利ですね。
さて、このaramakijake.jpで気になるのは「推定」がどれほど信頼性のある数字か?ということです。
気休めですが以下のように試みました。
「北海道」で調べた結果です。
「旭川」で調べた結果です。
「北海道」にくらべてガクンと数が減りましたね。
旭川「市」で調べるとさらに半分近くに。
ワード選定の繊細さが理解できます。
北海道民でも一部しか知らない旭川市の地域名「神居」です。
データが見つからないほどにボリュームが少ないことを示唆しています。
以上のことから、aramakijake.jpはデタラメとも言えないのでは?というのが所感です。月間検索数のみならず「関連語」の提示し、そこからさらなるボリューム調査をスムーズにできるのは優秀ですね。
キーワードウォッチャー
ユーザー登録するだけで無料で月間20回まで検索ボリュームを調べることができます。これとaramakijake.jpを併用すれば、検索ボリュームの調査は捗るでしょう。
ただ、ちょっと気になることがあって、さきほどaramakijake.jpで調べた「ブログ」が、キーワードウォッチャーでは月間検索数が1万以下だったのですよね。あまりにも数値に差がありすぎて、どちらがより正確なのかが判断できない。
というわけで、ここは身を挺して自分のサイトの看板記事で調べてみましょう。
aramakijake.jpとキーワードウォッチャー、正確性を比較してみた
押しも押されぬ当サイトの看板記事、「HSP(ハイリーセンシティブパーソン)」です。FBでのシェア数も400に迫り、訪問者にも検索エンジンにも認められた稀有な存在と言えます。
これをaramakijake.jpで調べてみますと
このようになりました。
1位にインデックスされた際には、この程度の訪問者を見込める。これがaramakijake.jpが提示する推定数です。
検索ボリュームはyahoo!が多いのに1位になるとGoogleの訪問者が多くなるのも瞠目に値しますが、ここではこれ以上触れません。
次に、当サイトにおけるアナリティクスの解析値で2016年10月1日~10月31日における「HSP」記事へのアクセス数を見てみます。
<アナリティクス>
レポート→行動→すべてのページ→期間指定
これで示された数値は22,300(概数)でした。
記事タイトルやメタディスクリプションの影響もあるため、1位になったからといってクリックされるかどうかはわかりません。ただ、aramakijake.jpが示す数値と大きな差がない、と感じるのは僕だけでしょうか?
翻ってキーワードウォッチャーはどうでしょうか。
このような結果となりました。
やはり、キーワードウォッチャーは数を少なく見積もる傾向にあるようです。
ここにある「HSP」と「HSP 気質」「HSPとは」「HSP 診断」すべてを合計しても6,300程度、とても実数値である22,300には及びません。しかもこれらのアクセスはさらに表示ユーザーによって散るということを考慮せねばならない。
あくまでも参考にしていただきたいのですが、
aramakijake.jpは無料サービスのクオリティを超えた優秀な解析能力を有していると判断します。
でも、サイトのワード順位診断で「ポジ熊」で「圏外」表示してみたり、ワードのボリュームを知る以外の機能について信頼性はいまいちでしたが(笑)
さて、ここからは「関連ワードの調べ方」を速足でいきますね。ここから紹介するものは検索ボリュームの具体的数字を調べることはできませんので留意してください。
Googleトレンド
「A」について検索すれば、人気の推移をグラフで確認することができます。また、関連ワードの人気度も表示されるので記事を作る際に参考になります。
Goodkeyword
Googleが提供する関連ワード検索ツールです。
「A」を調べるとGoogle,Bingでそれぞれ関連ワードが示され、Yahoo!知恵袋の関連記事が表示されます。また、Googleトレンドとも連動していて人気の動向をグラフで簡易表示します。コンテンツ作成者の欲しいデータが盛りだくさん、という感じです。
関連キーワード取得ツール
「A」と検索すればあいうえお、ローマ字順でGoogleサジェストの関連ワード一覧が表示され、それをクリックすると実際に検索した画面にジャンプできます。教えてGoo!やYahoo!知恵袋の関連記事も一覧で表示されます。
以上、駆け足でしたが検索ボリュームと関連ワードを調べるツールのまとめをお送りしました。
あとがき
当サイトではニーズリサーチについて語る際は常に「キーワードプランナー」を提示していたのですが、記事内でも触れた通り2016年8月より有料になってしまい、万人(特に初心者)にお勧めするには憚られるツールとなってしまいました。
過去のキーワードプランナーを主体とした記事たちに修正を施すうえで、今回のまとめ記事作成は避けては通れなかったのですね。
キーワードプランナーとキーワードアドバイスツールに関しては使い方等をリンクを貼る形で引用させていただき、引用先の管理人様には感謝の念に堪えません。ありがとうございます。
収穫だったのはaramakijake.jpの信頼性について自サイトのヒット記事を引き合いに出して検証できたことですね!これに関しては記事を書いている最中に自分で驚きを感じるほどに新たな発見がありました。このような一次情報を皆様に提供できることも、大変うれしく思います。
さてさて、キーワードプランナーが有料となってしまい、途方に暮れていたあなたも、世間の需要を知る術はほかにあることを把握していただけたかと存じます。
検索エンジンに向けた記事ばかりを書くのがブロガーではありませんが、ひとつの目標として訪問者増や収益増はブログ継続の大きな力となることは事実ですからね。記事内の情報を各自で有効に活用して、これからのサイト運営に役立てていただければなと存じます。