ついにやった。乗り越えた。今まで幾度も無残に散ったあのシチュエーション「飲んだ勢いで禁煙失敗」を乗り越えたのである。
昨日は友人とお酒を飲む機会があった。とても盛り上がった。数少ない友人たちと時折飲む酒は格別である。
そんな中で、喫煙者である友人はたびたび喫煙をするために換気扇の下に行く。いつもであれば僕はそのあとをついていって「一本いいすかww」とかいいながら、もらいたばこをしたものである。きまって、禁煙中にそれをやる。
何度もそういうことがあったものだから、今回も友人とたまたま換気扇の方向に歩いた僕に対して友人が後ろ手でバトンを渡すかのように、たばこを差し出したのである。
以前なら「あざすww」とか言いながらスパーっとニコチンシャブを吸い込んでいたところだが、なんと今回は違った。たばこをもらわなかったのである。
では、いったい何が喫煙の誘惑を防いでくれたのだろうか?
そう、ブログである。
Blog
あ、別に英語表記する必要もなかったですね。
とにかくすごいよブログ禁煙はww何が凄いかって、喫煙の誘惑に駆られるたびに脳内に抑制がかかる。「おい、お前、もしそこで誘惑に負けてしまったら、ブログで恥ずかしい失敗体験を書かないといけないよ。それでもいいの?」という警鐘が鳴り響くのである。
要するに禁煙ブログの更新記録を伸ばしたい、が故に喫煙欲求を抑えられているのである。半端じゃないくらい効果が高い。同僚と「吸ったら罰金1万円な!」とかやるより、ずーーーっと効果が高いブログ禁煙、やばい。
で、今回、宴会を乗り越えたというのはすごくうれしいことで、というのは僕が禁煙失敗するケースのほとんどが、この「宴会でのもらいたばこで禁煙失敗」なのである。それを、見事に乗り越えた、となるとやはりうれしいし、今後の自信になる。それに、こうやってブログでワーワー報告もしたくなるのである。
酒というのは大脳の機能を低下させ、それによって理性がいつもより薄くなる。そうすると欲望に忠実になってしまう。食欲、性欲、そして依存性物質への渇望。これらが増幅されてしまうのである。
クロスアディクション、という言葉を聞いたことがあるだろうか。
人によっては2つ以上の依存を合併することがあり、クロスアディクションと言われます。1つの依存を抑制したために、新たな別の対象に依存し始める場合もあります。
酒とたばこの依存が合併した状態もクロスアディクションなのだろう。そんで、酒がトリガーになってたばこにも手を出してしまう、引き金になってしまうという危険性が十分に考えられる。今までの宴席での禁煙失敗も、まさにこのクロスアディクションが影響しているのだと思われる。
ずっと禁煙している同僚が、宴会の席で「たばこ一本くれ」と言ってきた時には、「ああ、酒は恐ろしいな」と心から思ったほどである。
酒は理性を薄め、たばこに対する禁を容易く破らせる効果がある。酒というのは恐ろしい。畢竟、人生において酒さえ飲まなければ、脳がぱっぱらぱーになった状態で判断ミスをしたり、体調不良で仕事に影響を及ぼすなどのリスクはなくなるのである。だから、酒を止めれば今以上に人生が安定するのは目に見えている。
が、今宵も酒をあおりながらブログを更新しているのが現実だ。人は、やっぱり、嫌なことを忘れるために、酒を飲むのだろう。なーんて言い訳をしているけれど、結局は自分が飲みたいだけ、なんだよなぁ。言い訳見苦しいね。
ともあれ!宴席のたばこの誘惑を乗り越えた僕は、無事に禁煙15日目の記事をUPしているのであった。