おっす。
今回はたばこの健康被害について。
生活習慣病になりたい人はだれもいないはず。しかし、生活における様々な要素がリスクとなり、気づいた時には病態が進行している...なんてこともあり。
不健康な食事、運動不足、アルコール多量飲酒などは、とてもわかりやすい生活習慣病のリスクなのだが、それらがもたらす害すべてを包含しているのがたばこ。それぞれの程度は抜きにせよ、だ。
もし、食事に気をつかい、運動を定期的に行っていたとしても、多量飲酒をしたりたばこを吸ってしまえば、健康になりたいのか、不健康になりたいのか?という矛盾した状態となってしまう。
まぁ、ここらへんは、「酒やたばこを楽しむために、ほかのところで節制してんだよ」と言われると、「お、おう。まぁ、わからんでもない」となる。
しかし、突き詰めていくとやっぱり、酒とたばこ、特にたばこ。これは、吸う必要のないものだ。国が認めた麻薬みたいなもんで、吸っている人は自分の意思で吸ってるんじゃなくて、ニコチンに吸わされてりるわけで。売上は税収になるとはいうけれど、JTほか国の幹部連中の、ただでさえあったかい懐を余計に温めることにもなる。つまり、たばこはギルティなのである。
だから、健康になりたい人は、酒はまぁとりあえず置いておくとして、いの一番に止めるべきはそう、たばこだ。
この画像も、子供のころから割と目にしてきた気がする。けど、最近、病気の種類が増えましたねぇ。喫煙の各種疾病の関連性が、時とともに証明されてきたってことだろうか。研究者の方々には畏敬の念を禁じ得ないところである。
短期的に見れば睡眠を妨げたり、体力が低下する。
長期的に見れば、COPDやがんのリスク、糖尿病や循環器疾患のリスクを上げる。
でも、僕が個人的にたばこを忌避する最大の理由は、脳を改変して、幸福を感じるドーパミンの出を悪くしてしまう、というところ。これでは自力で人生を歩んでいるように思えなくなる。ニコチンに脳を乗っ取られているような感覚だ。
美味しい食べ物を食べたとき。きれいな景色を一望したとき。大好きな人と遊んでいるとき。たばこに支配された人生では、これらにも必ず「たばこ」がないと満足できなくなる。本当は、これらすべてで、人間は幸福感を得ることができるはずなのだ。たばこのようにスピード感のある即時性の快楽は、ない。けど、健康的で穏やかだけれども、確実に生きる活力を与えてくれるような喜びが、それらからは得られるはずなのだ。
それなのに、たばこは脳を揺さぶって、幸福の妨害をする。まやかしの幸福で、脳内を燻してくるのである。そんなたばこを、僕はやっぱり許せない。
老後の資産形成がどーたらこーたら、話題になって久しいけれども、キャッシュをどうする、いやフローをだな...こんな議論の前にまずすべきは、健康の形成ではなかろうか。長期的にみて、これが最も健全で、そして誰にでも成しえることのはずだ。(健康リテラシーの形成不全など各々で諸事情もあり、難しさもはらむのは理解しているが...)
ってなわけで、一緒に禁煙。画面の前のあなたも一緒にどうですか!
画像引用:禁煙支援マニュアル(厚生労働省)