管理人は禁煙グッズを使わない。
禁煙グッズといえば
昔ながらのこんなのや
最近の流行りっぽい、ニコチンの入っていないVAPE。ノンニコチンのリキッドを入れてたばこの煙に疑似的なものを吐き出して気分を紛らわす。もちろん、ニコチン特有のキックはない。
なぜこれらを使わないのかというと、使うと余計にたばこが吸いたくなるからである。唇にこれらをくわえると、どうしても喫煙時代の状況が脳裏に蘇ってしまい、禁煙には逆効果になってしまう。
そもそも、禁煙グッズというのは禁煙の禁断症状を緩和する、あるいは気を紛らわすために存在するわけで、僕のような喫煙欲求の起きない禁煙者などには、あまり意味がないのである。それどころか逆効果なのは先ほど述べた通りで。
でも、これらグッズは無駄じゃない。禁煙初期に吸いたい気持ちを紛らわすのであれば、これらグッズは有効といえる。これらを口にくわえていれば、本物のたばこに手を出さないで済むのであれば、越したことはないだろう。最初の辛い1週間を乗り切れば、しめたもの、なのだからね。
けれど、いつまでもこれを使っているのは、どうなんだろう。もういい加減、2週間とか3週間とかあるいは1か月の禁煙をしているのに、未だ禁煙グッズを使い続けるというのは、禁煙を再び始めてしまうトリガーになりはしないだろうか。
覚せい剤中毒者が、偽の注射器で静脈注射する疑似体験を繰り返すようなものなのではないかと個人的には思う。アルコール依存者がビールジョッキでキンキンに冷えたノンアルコールビールを毎晩飲み続ける、とも例えられる。
自分が何らかの依存症者で、それと疑似的な体験のできるアイテムを持たされて使用し続けたら、ぶっちゃけ、しんぼうタマラン状態になって本物に手を出してしまいかねないと思うんだけど。どうなのだろう?
偽を使い続けることで、本物には一生手を出さないと言えるのなら、いいんだけれど。僕は現在、断酒しているけれど、ノンアルコールビールはおろか、炭酸系まで封印してしまったよ。あの、シュワシュワしたのど越しを思い出してしまうからね・・・。