羆の人生記

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脳への作用スピードが速いほど依存しやすくなる【禁煙4日目】

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禁煙4日目、特に禁断症状に悩まされることもなし。

 

かなり順調。これなら1週間目は容易に見通せる。が、油断は禁物のため引き続き気を引き締めて禁煙生活に臨みたい。

 

喫煙によるニコチン吸収は「速い」

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photo by https://pixabay.com/ja/

喫煙によるニコチン吸収経路は

  1. 肺の毛細血管
  2. 肺静脈
  3. 左心房
  4. 左心室
  5. 動脈

で、仮にニコチンを静脈注射した場合は

  1. 静脈
  2. 右心房
  3. 右心室
  4. 肺静脈
  5. 肺の毛細血管
  6. 肺静脈
  7. 左心房
  8. 左心室
  9. 動脈

の順番になる。

つまり、煙として肺経由でニコチンを摂取するほうが脳に達するスピードは明らかに速いということになる。

これがなにを意味するか。

 

オペラント強化

ヒトや動物が自発的行動を起こしたとき、その行動に随伴して何らかの外的・内的強化子(餌、快感、薬物の中枢神経作用など)が提示されると、その自発的行動は増加する(オペラント強化).

禁煙学改定3版 8ページより

 早い話、「スグに効く」快感は依存を形成しやすい、という話。

つまり、喫煙というニコチン接種行動はオペラント強化を引き起こすということで、つまり危険な薬物なのである。

あれ、これってたばこだけの話だろうか・・・。

ソシャゲとかどうか。あれもガチャを引いたら速攻、派手なエフェクトでレアキャラを登場させるという強化子を提示しているではないか。

ギャンブルだってそう。光輝いたと思ったら、報酬がすぐに提示される。あれも、依存を形成しやすくするテクノロジーが駆使されているんだねぇ。

って考えると、世の中の依存を引き起こそうと待ち構えている罠に、ハマりたくない!という気持ちが強くなるのではなかろうか。

どう?

 

使用者における依存発生

ニコチン>ヘロイン>コカイン>アルコール>カフェイン

の順番。

だからといって「コカイン、余裕です」とか言って手を出さないように。使用中止の困難さでいうとコカインは1位なので。

でも、ニコチンが依存をどれだけ発生しやすいか、というのはこの記事を読んで多少は理解できたのではないかと思っている。

 

日常生活においても、時間をかけずに得られる快感には注意してほしい。それは依存を容易に形成してしまう。

 

長期間、頑張って得られた成果というのは、時間をかけて獲得したものなので、依存することはあまりない。こういう快楽の得方こそが、依存と戦ううえでは重要なのではないかと考える。

 

人生に近道なし。快楽の近道には、依存という魔物が必ず潜んでいるということを、忘れてはいけない。

 

以上、禁煙4日目。

毎日、何等かの知識をお土産で持って帰ってほしい、と最近は考えるようになった。