羆の人生記

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吸う場所がないたばこと肩身の狭い喫煙者たち【禁煙5日目)

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吸う場所がない。

 

最近のたばこの辛みは、こういうところにもある。

 

20年前はレストランはおろか会社の事務所でも24時間喫煙OKだった。

 

それが今はどうだろう。

 

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https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000189195.html

 

改正健康増進法によって、2019年8月2日現在では第一種施設で原則屋内禁煙になっている。

 

これは罰則付きで、努力義務ではない。強制力がある。都道府県知事が喫煙者に喫煙中止を命じることができるし、建物の管理権限者に勧告や命令を下すことも可能という、大変ものものしいものである。

 

2019年1月24日の時点では「喫煙する場合は、ほら、周りとかのこと、ちょっと考えてほしいなぁ・・・なんて。ね?お願い」と、逆らえない旦那や嫁に下からお願いするような雰囲気だったのに。

 

2020年4月1日からは事務所ですら禁煙。強制的に禁煙。どんなにブラック企業でも、上役が893でも禁煙(実際に守られるかは知らんが)。

 

うちの職場も禁煙が実施されてからは、喫煙者の肩身は以前にも増して狭くなっている。ただでさえ、臭い、汚い、不健康と罵られているのに、さらに吸う場所まではく奪され、建物外に追い出される。

 

喫煙するたびに遠くの喫煙場所まで、背中を丸めて寂しく移動しなければいけない喫煙者の心中は、察すれば切ないものがこみあげてくる。

 

でも、子供とか将来のある若者もそうだし、ほかの非喫煙者の寿命を縮める権利は、喫煙者にはない。分煙は世界的潮流でもある。吸う場所がなくなるという動きは、避けようがないのだと思う。

 

まだ、分煙のうちはいい。けど、喫煙そのものが法律で禁止されようものなら、もっともっと悲惨な状況になってくるはずだ。売っているだけ、吸えているだけマシだろう。

 

たばこ販売は財務省が株式を多数保有しているうちは、そしてたばこで利権を得ている先生方がいるうちは滅びないと思う。政治の世界に食い込んでいる、いや組み込まれているのがたばこ利権で、どんなに不健康でリーガルドラッグと呼ばれるたばこでも販売がなくなることはない。

 

それに、これだけニコチン依存症が世の中に広まってしまっているのだから、たばこが法律で禁止されてもかつてアメリカで禁酒法が制定されたのちに地下で闇酒が流通したのと同様に質の悪い闇たばこも流通するに違いない。それには現在売られているものの比にならぬほどに癖の強い添加物が入れられて、ますます喫煙者をゾンビのようにしてしまうことが想像できる。

 

こんな暗澹たる世の中がくるくらいなら、吸う場所を指定されて、販売が合法的になされている現在のほうがまだ安定感があっていいのかもしれないな。けど、個人的にはたばこ会社の欺瞞を許すことはできないし、いつかたばこは世の中からなくなってほしいと思うけどね。

 

ま、とりあえずこんなこと考えながら禁煙5日目は終わろうとしている。地元のお祭りを見に行こう。酒は飲んでしまうんだよな。酒については、また語りたいところだ。

 

ではでは。