今回は可愛らしいキタキツネをご紹介しましょう♪
キタキツネ
- 北半球に広く分布するアカギツネの亜種
- 日本では北海道や周辺の島に生息
- 本州以南に生息するキツネより、全体的にやや大きい
- 耳の裏と四肢の足首の部分が黒い
- 北海道の平地から高山帯まで幅広く生息
- 青森県で見られるようになっている(青函トンネルを越えてくる)
青函トンネルを越えるキタキツネの根性が凄いですね。距離は55km程度でしたか。いかにトンネルといえど、それは生息分布を広げる手段になりえるのですね。
本州の生態系を狂わせるようなことにならなければ良いのですが...。
生態
- ネズミやエゾユキウサギ、鳥類、昆虫などが主で、木の実も食べる。
- 土手に穴を掘り巣穴とする
- 春先に出産~秋にかけて雌が子育てする
雑食性ですね。人間が食べられるものは全て食べることができそうです...
エキノコックス
寄生虫エキノコックスの終宿主となることがあります。
糞便とともに排泄されたエキノコックス虫卵を人間が摂取すると、幼虫が寄生してエキノコックス症を引き起こします。この病は早期発見では治療可能ですが、重篤化すれば命を落とすこともある病気です。
一昔前に大きな話題になっていた「エキノコックス」ですが、最近は聞こえてきません。
餌をあげたり接触してはいけない
野生動物全般に言えることですが、決して餌をあげてはいけません。
キタキツネは人間による餌付けなしで適正な個体数となるよう、自然のバランスが取れています。それに餌を与えることで生態系を崩すほか、前出エキノコックス症の感染リスクも伴うのです。
見て楽しむ分には結構ですが、可愛らしいからと野生動物に餌を与えるのは自然破壊行為です。お子様にもこのことはしっかりと教えておきたいですよね。
キタキツネ物語
流氷を渡ってはるばるやって来た雄キツネのフレップは、雌キツネ・レイラの争奪戦に勝利する。春の初めには可愛い5匹の子供が誕生するが、不幸にもレイラが罠にかかって死んでしまう。やがて短い夏が終わり秋を迎えると"子別れ"の儀式が始まる。フレップは子供たちが親と離れたくましく生きていけるように、巣から追い出しにかかる。だが、そんな子ギツネを密猟者が狙っていた…。 オホーツクを臨む北の大地で懸命に生きるキタキツネ一家の姿を追った、愛と感動のドキュメンタリー・ドラマ
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1978年にメガヒットを記録した『キタキツネ物語』のリニューアル版がこちらですね。なにやら泣けそうな感じのストーリーです。私は見たことがありませんが、機会があれば見てみようかな♬
ギャラリー
なんとも可愛らしいですね。
しかし、キタキツネは愛玩動物ではありませんからね。愛する気持ちがあるのであれば、自然の摂理を狂わせるような行為は慎みたいものです。
以上!