羆の人生記

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喫煙者を揶揄したり皮肉ったりするのは筋違い

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↑これがえらいバズってるね。

 

良い得て妙、とも読めるが、さて、どうか。

 

新型コロナワクチンの長期的な悪影響を懸念する思慮があれば、たばこを喫煙することによる長期的な悪影響も当然、見通しているのだろうし、まさか、たばこを吸いながらワクチンの心配してないですよね?ってことだろうけれど。

 

ワクチンとたばこの問題が同一にとらえられるとは思えない。人間はなにかにつけて中長期的な視野が悪くなり、客観的には目を疑うような選択をとることもあるし、すべてにおいて最良の選択をするとは限らん。プログラムで動いているわけではないので。

 

何かある物事に対しては長期的に考えて行動しているかもしれないけれど、はたまた、別の物事に対しては非合理な行動をしているかもしれない。

 

合理的に物事を判断しがちな人は、例えばコロナワクチンが長期的に悪影響を及ぼすものだと考えて回避するのであれば、たばこの長期的な悪影響を考えて非喫煙者を貫いているかもしれないけれど、それはあくまでも傾向のことであって、すべての人がそれに当てはまるとは限らんし。

 

で、件のツイートに(否定的に)反応しちゃう人というのは、理由はいろいろだけど、自分が喫煙者だからそれを揶揄されたと感じた人、ワクチンに不安を抱いている人、バズってるのが羨ましい人、暇な人、などいろいろといるのだろうけれど、まるで自分が責められているかのような感覚に囚われて襲い掛かっている人などは、少しばかり、冷静なSNS活動が必要なのかもしれない。

 

僕が反応した理由は、たばこというのは一筋縄ではいかない、非常に難しい問題をはらんだ人災である、ということ。だから、もし、コロナワクチンに恐れおののいている人がいて、かつ、喫煙している人に対して、なんというか蔑視はしてほしくないなと思うんです。たばこは、ニコチンは、国や一部の利権者が金を集めるために、幼いころからあらゆる手段で国民を洗脳してきたんです。個々人が抗ってどうこうできる、些細な問題でもないし、個人のだらしなさ、怠惰で片付けられる問題ではないのです。世界中の人全員がたばことニコチンの欺瞞から目覚め、そんなものなしでも幸福になれることを気づく必要がある。ニコチン中毒者に必要なのは、こういう皮肉っぽい中傷じゃなくって、ニコチン中毒を脱するための啓発や医療なんです。これは真理です。

 

かつて喫煙者を煽ってブックマークを集めるという愚行を犯したことのある自分だからこそ、そんで、その頃とは比べ物にならんほど、たばこの欺瞞を知った今だからこそ、こういう考えに至るんですがね。

 

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