羆の人生記

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交際の清算と大人の責任

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彼女が結婚したいといったが断わった話

デカい釣り針

2021/09/07 07:34

はてなアノニマスダイアリー(通称「増田」)に投稿された、いや投げ入れられたデカい釣り針をダシに、思ったことでブログ記事を書いてみたい。最近、なんやかんやで毎日記事投稿してるし、こうなったら更新を絶やさずにどこまでいけるかやってみよう。

 

さて、件の増田記事。年収1200万円の高尚なエンジニア様が、飲食店勤務でお付き合い2年程度の女性に結婚をにおわされたため、強烈にはね付けたというあらすじ。まぁ、創作ものとしては割とありふれている。

 

よくあるたとえ話が、男性の年収=女性の若さと外観にはならない、女性の若さと外観は逓減していくが、男性の年収は(定年などがなければ)基本は維持されると。だから、こうした意見がなんとなくまかりとおるというか、筋が通った話に聞こえてしまう。

 

ただ、この二人。お付き合いした当初はどんな契りをかわしていたのかと疑問に思う。付き合うのに契りもなにもない、といえばそれまでなんだけど。結婚を念頭にお付き合いしていたのかどうか?

 

男性側で付き合った当初は美辞麗句を並べ立て、「永遠」なんて言葉まで駆使してあの手この手で愛をささやいていたとするならば。年月がたち、愛想が尽きたとして当初の言動は反故にしたという罪が課せられないのだろうか。

 

人の気持ちは移ろいやすく、いつまでも同じ気持ちではない、のはわかる。ただ、先ほどのべた女性の若さ、というのを市場価値として見る、下賤なことであるけれどもここでは文脈上そう見るとして、男性側はその価値が高い期間を「消費」している。このことについてなんら責任が問われないのか?というのはやはり疑問なわけである。

 

で、誠実な対応としては、お付き合い当初から結婚に関する価値観は、いくらかは相手に提示しておくべきではないのか。増田がいうところの、ヘンテコな親戚はまっぴら御免でヘンテコな子孫を残したくない、というのは、あけすけに告知してあげるべきだろう。もし、これを聞いていれば、20代始まったばかりの女性の人生期間が無駄に終わらず済んだかもしれない。優性思想にまみれたおぞましき個体に、結婚などという危険なギャンブルを検討しなかったかもしれないのだ。

 

「時間を返せ」とはいったものの、ではあなたが幾度となく蹂躙したものについては、1回いくらかで金銭的な返還をするのだろうか。もちろん、増田が負担した分をどうするか云々という問題も、全体で考えれば生じてくるのだが。で、結局、こういう話になると「時間なんて返せないし、なかったことにはできない」というのが実情だろうから、それを言っちゃあおしめえ案件なわけである。なのでやめたほうがいい、時間を返せは虚しくなるだけ。

 

だから、賭けたものは取り返すことはできないし、あなたが搾取したものも変換はできない。なので、あとは、大人としてできることは自分が得たものしてきたことに対して責任を負うことです。お付き合いした2年間の清算、まだ終わってないっちゅうことですな。

 

失恋のイメージ

さておき。

 

40年生きてきて思うことは、他人と生涯をともにすることが、いかにままならないかということです。それやり遂げるよりは、徒歩で日本縦断するほうが全然難易度低いと思います。いや縦断したことないから知らんけど!いつかブログで日本縦断シリーズやるよ。30年後くらいに。