羆の人生記

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10万、20万PV/月超えブログの秘密は人気記事にあり

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久々にブログPVに関する考察などを。

ここをご覧になっているブロガーさん、PV数どうですか?

PVばかりを追い求めると画一的で面白くないブログが出来上がるなどと危惧されがちですが、面白さとの因果関係はなさそうな気がします。

さて、今回は10万、20万/月PVクラスのブログがどのようにして構成されているのかを考察しましょう。

観測範囲のブログ界PV事情

僕は過去のブログ運営歴を頼りに、ブロガーから無料相談を受けています(リンク先は概要)。件数はばらつきがありますが、平均すると月に10件以上。これにより、運営報告をしていないブロガーの月間PVを把握することができ、普通のブロガーよりも観測範囲がやや広いと自負しています。(もちろん、相談者の情報は完全秘匿)

で、PVなんですけど。少ない人で1桁/日から、多い人で60万/月まで幅広い規模の運営者から相談を受けてきました。後者は自分の最高記録のほぼ2倍ですので、「いやいや、相談したいことなんてあるのかな(-_-;)」とか恐縮してしまうくらい。

本気で相談に来る人はモチベーションが高く、毎日更新したり評価と改善を繰り返しながら苦闘している人が多いです。そんな方々は、万/月を超えていることが多いですね。

じゃ、平均するとどうなの?

って聞かれると・・・これは半ば無理に出す数字なんですけど

3万~5万PV/月

ってところですね。体感的にですよ。10万、20万/月を超えるブログは少ない。全体から見ると僅かです。

それでも、モンスターブログは存在はしています。あれだけの数字を出せるブログ自体に「どうやったらそんなことができるのさ?」って思いませんか?

高みを目指す志のある人も、がむしゃらにやって10万/月の壁を超えられないことがほとんどです。どうしてこれだけやって、次のステージへ移行しないのか。

ロングテール戦略だけで到達するものなのか

記事数を増やし、PVを生む記事の総数を増やしていくことで全体としてPVを底上げしていく「ロングテール戦略」をご存知ですか?当サイトもこの方式です。運営開始から今までに書き続けてきた記事すべてに大小のPVを集めて、それが終結することで月末のPV数がはじき出されます。

約2年前は1日最高20記事更新、平均しても7記事/日という更新ペースでした。とにかくサイトのPVを伸ばしたい、そのためには記事数を積み上げる必要がある。この一心です。結果はどうだったかというと、正直しんどいです。だって、目に見える成果が1か月以内では現れないのですから。なんど心が折れそうになったかわかりません。苦悩の日々もありました。それでも、2~3か月後には全体がジワリと上がっている。例えば5月1日から31日までこのペースで更新したとして、6月中には効果が出ない。横ばいです。しかし、7月~8月にかけてアクセスを解析すると、5月のグラフよりも底が上がっているという具合です。

とどのつまりは、ロングテール戦略は心折れずに継続すれば長期的にPVを上げていく効果があるということです。数打ち更新はかなり前に卒業しましたが、もし今もこれを続けていたならサイトの記事数は3000に達し、全体のアクセス数は今の倍はあったものと思われます。

しかし、この方法は常人には非推奨です。1日7記事を更新できる環境にある人がどれだけいるのか。ほんの僅かでしょう。一般的な社会生活を送っている人にとっては、ブログの更新時間はとれたとしても1日数時間ではないですか?筆の速さや記事の厚さも関係してきますけど、せいぜい1日1記事ってところでしょう。これを踏まえると、3000記事あればPVが高みに行くよ、などという教えは現実味がない。それに、僕自身が実践し結果を出せていないのですから、絵にかいた餅ですよね。

10万、20万PV/月超えブログの秘密、それは「人気記事」にあると思います。

人気記事

雑記を書いている人は特に。ジャンルを絞らずに趣味の話題から日常の気づき、読んだ本や見た映画のことなどを書いていると、思わぬHITを生むことがあります。記事を公開して間もなくPVが一時的に上がるGoogleおすすめのトピック流入は除きます。SNSでの一過性流入も然り。そうじゃなくて、継続的に検索流入からのアクセスが発生し続けるもののことです。このような記事を「人気記事」と呼びます。

狙って書ける人は、さらなる高みにいます。50万PV/月だとか100万PV/月という具合ですね。僕のレベルだと、肩の力を入れずに書いたものが、予想外にHITして生まれるのが関の山です。狙って書くのは難しいし、それに気持ちが入らない。だから、まぐれ当たりを期待しながら、日々何気なく更新を続けているのです。

10万、20万PV/月を超えるブログは、人気記事をいくつか擁しているケースが多いです。みんな、お宝を探り当てたのですよ。狙ってGETした人もいれば、僕のようにまぐれ当たりの人もいるでしょう。どのようにして生んだかは別として、持っているんです。

人気記事の生み方

狙う場合

  • キーワードプランナーでボリューム検索する
  • SEOに強い記事の構成を練る
  • 現在、検索上位の記事を解析する
  • じっくりと記事を書く

といったところでしょうか。うーん、戦略的ですね。のんびり運営とは程遠い。でも、ブログを趣味にして野心を持って打ち込むなら、こういう書き方も面白いのでしょうね。

まぐれHITでいくなら

  • 雑多なジャンルで記事を更新する
  • 肩の力を入れずに、更新数を保つ

これで月に1本~2本の人気記事が生まれるケースが多いです。

 

僕のスタイル「まぐれHIT」方式をさらに掘り下げます。

 

まぐれHIT記事を生むためのポイント

ジャンルをばらばらに

専門特化のブログではできない戦略です。雑記ブログの強みとも言えます。ジャンルをばらばらにして記事を書くのです。昨日は食事のこと、本日はスポーツのこと、明日はゲームのことなど。こうすることで、各ジャンルでまぐれHITする記事が生まれやすくなります。どれかひとつのジャンルで記事を書き続けるよりも、お宝の存在数が多くなるからです。

未開拓分野

最近、認知され始めたもので、まだ多くの人が手を付けていない状態がベストです。これについて自分が興味があると感じるなら、検索サイトと向き合うなり専門書を読むなりして知識を深め、それをまとめて記事にするのです。こうすることで、自分が情報のまとめ役として先駆者になりえます。後発の記事よりも先に多くの有益な情報をまとめた記事の方が、検索順位を高くキープできる傾向にあります。ここは「狙って書く」と重複する分野ですが、気楽に書くという部分でまぐれHITに振り分けさせてもらいました。何気なーく興味があったらで良いのです。無理はしない。

 

人気記事が生まれたら

生まれて放置すると、その記事は劣化していきます。

絶対的には情報の劣化ですね。新たに判明した情報が世間に出始めたのに、それを追記しないで放っておくと、「古い情報」に変化します。こうなると検索順位が落ちるばかりか、訪れた人が情報を得られずに帰っていきます。

相対的には周りのサイトが記事を書いて追い抜いていく場合ですね。こちらよりもSEOを充実させ、さらに見やすくまとめているかもしれません。先に公開したことによるアドバンテージはあるわけですから、周りに抜かれて放置するのはもったいない。記事をさらに見やすくするなど、鮮度を保つ必要があります。

常に人気記事を生み続けることは難しい。であれば、生まれた人気記事を大事に育てていくことが重要になります。ブログを始めて2年が経過したとして、人気記事が10本生まれ、それが現役であるならば、サイトのPVは10万、20万PV/月をゆうに超えていることでしょう。これが、PVの多いブログの秘密です。

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手詰まりのブロガーへ

どんなに頑張っても、次のステップへ到達できない。こんな悩みを抱えているブロガーは、いつもと違うジャンルで記事を書いてみてはいかがでしょうか。それは、もしかすると思わぬ人気記事となる可能性があります。雑記ブロガーには特にこれをおすすめしたい。人気記事が生まれたら、体裁を整えたり情報を追記するなどして、鮮度を保ちましょう。

専門特化ブロガーは、これがなかなか難しい。ライバルに差をつける質の高い記事を作る必要があるでしょうね。そのジャンルにどれだけの経験や知識、情熱があるかというのも、PVを生むか生まないかの分水嶺となりそうです。専門特化ブログは随分前にかじった程度ですので、多くは語れません。想像の範囲です。

 

雑記にしても専門にしても、PVを保つか向上させるには

  • 新しい記事を書き続ける
  • 過去の記事をリライトする

しかないです。

何もしなければ、緩やかにサイトは衰退していく。これは実体験済みです。ここ数か月、リライトを怠っていましたら、ものの見事に検索順位が落ちていきましたから。

これが良いか悪いかは、別のお話です。「べつにPV関係なく楽しんでるから良いよ」という方は、幸せなのかもしれません。成長をひたすら追い求める因果から解放された存在で、本当の意味でブログを楽しめるのでしょう。

しかし、今もなお野心が絶えず、飽くことのないモチベーションがブログにあり、それでいて壁にぶち当たっている人がいるのであれば。今回の記事を参考に「人気記事をいかに生むか」ということを意識してみてはどうかと。

 

まだ、僕も諦めきれないようです。