羆の人生記

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アクセス公開とキラキラ詐欺

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ブログを書き始めて早5年。ずーっとやってきたことと言えば「アクセス公開」だった。始めの頃は1か月ごとに公開して、その反応を見てキャッキャウフフ。アクセス伸びて公開に反発が伴うようになれば、小出しに、でもずーっとやめずにここまできた。

 

んで、最近考えていることなんだけど、「アクセス公開ってリスクでしかない」って話。ブログ始めたての頃、嬉しくなって公開してるうちは全然可愛いもんだけど、アクセス伸びたりサイトが成長してきてからは、アクセス公開は自殺行為に等しいのではと考えるようになった。もしくは別の目的があるか。

 

自殺行為というのは、アクセス公開してサイトも明らかにすると、上位表示されているページが探られて、そこからノウハウを持っていかれたり、悪質な場合はコピーコンテンツを作られる。最悪、そのコピーコンテンツに検索順位を抜かれる、なんてこともありえる。一時の賞賛は得られても、後に残るのは嫉妬や怨嗟の眼差し、虎視眈々と座を狙う同業者の存在。冷静に考えれば、アクセス公開なんて危険すぎる。サイトが育ってからは特に。

 

だから、収益化して日々の生活を少しでも楽にしたい、という明確な目的を持っている人は、水面下で黙々と手を動かし続けるが吉。ブログやSNSで公開して、その反応で承認欲求を満たしたいという気持ちは分からんでもないけれど、本来の目的が霞んでしまっては元も子もない。

 

ブログやSNSで露出を増やすことで知名度を上げてブランディング~なんて論は、昔、当たり前のように当サイトで語ってきた手法だけれど、今、その手法はおそらく通じない。検索上位は主要メディアや専門家の書く記事が台頭してきて、個人ブロガーが少々、有名になったところで優位になれるとは思えない。勝負するのだったら、ひたすら訪問者のメリットを考え、手を抜かずにコツコツと記事を積み上げるしか手段は残っていない。

 

 

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でも、アクセス公開はなくならない。デメリットを知らずに、経験の浅さゆえに行っているアクセス公開はともかく、ブログ歴が自分よりずっと上なのに、未だにブログやSNS上でアクセス数を公開、誇示し続ける人もいる。その真意は?

 

すべてそうではない、という前提があるとして。

 

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画像引用:PAKUTASO

 

おそらくクローズドなコミュニティに誘導する狙いがあるのではないかと推察する。

 

(新米ブロガーは特に)成功した先駆者を、まるで後光のさした神を羨望のまなざしで見るような振る舞いをしてしまう。公開されるアクセス数が大きければ大きいほど、相手の存在が憧れになる。その相手に見えない場所で1:1でメッセージをもらったりすると、客観視できずに舞い上がる。その後はサロン入会誘導、入会費や教材費として多額のお布施を…。このような詐欺コミュニティの被害談は枚挙に暇がない。

 

善意でブログ塾などを運営している人もいる。そういった人と実際にお会いしたこともあるし、塾費も良心的でマメなサポートをしていた。あれで芽が出なければ自分に向いていないと考えるのもやむなしとすら思えた。そういった善意の人たちも巻き込んで、詐欺サロンの展開が横行するインターネットというのは、リテラシーの低い人にとって地雷原なのだなと、改めて感じた今日この頃。

 

キラキラ詐欺、とでも呼べばいいのかな?成功談をひたすら語ってファンを煽り、思考力がなくなってきたころに有料コンテンツに誘導。挙句「あなたが好きでやったことなのだから、知りません」と突き放す手口。いっときの羨望は本物だったけれど、時間が経ってみれば間違いなく詐欺で許されないということに、遅ればせながら気づく。だけど、気づいた時にはもう、払うものを払っていて取り戻せない。クーリングオフ期間は幻惑作用があって、それが切れる頃にはもう、購入側を守る手段がない。なんという恐ろしさ。

 

結局、半年ROMれってのは、煽り文句でもあるけれど、ひとつの至言でもあるのか。