最後のタバコに別れを告げる祝盃。 pic.twitter.com/DYaXv2iEIR
— 羆 (@poji_higuma) 2020年9月30日
最後の一本に別れを告げたあと、祝盃を上げようと写メ→ツイートしたものです。
って、今まで何回「最後の一本」を吸ってきたかわかりません。今まで食べたパンの枚数うんたらかんたら。
でも、止めたいんだもん。禁煙って永遠なんだな。
禁煙エントリー
このブログで禁煙についていかに多くの記事を重ねてきたかは
こちらを参照していただきたい。
なんと31本も書いている。31本てwこの記事入れたら32本ですよ。
それだけ禁煙したいんですよ。
禁煙の理由
禁煙の理由なんて無限に列挙できますよ。
- 経済的理由
- 健康上の理由
- 精神衛生上の理由
- 社会的理由
などなど。
でも、何十回やっても戻ってきちゃうんです。依存症ってマジで怖い。
経済的とはいっても1日数百円の出費なので現実的な被害感覚なし。健康上とはいっても数十年後の未来なのでこれまた現実的な被害感覚なし。
精神衛生上・社会的理由が禁煙理由としては最も大きいかも。
精神衛生上は、吸いたくもないタバコを吸っているという認知的不協和、心のモヤモヤ感ですね。これが強い。なんでこんなもん、吸わなきゃならんのだ。おまけに吸ったら臭いわ気持ち悪いわ頭クラクラするわイライラしやすくなるわで良いことなし。
さらに幸福を感じるためのドーパミンも、タバコでしか出にくくなるもんだから、日常で出会うささやかな幸せたちを見過ごして生きる羽目になる。なんて悲しい人生か。美味いもの食っても、タバコを吸わなきゃ完結しないとか、もはや悲劇を通り越して喜劇です。
社会的理由としては、タバコを吸うことで意志薄弱に見られるだとか、周囲の目が気になるってやつですね。なんて弱い人間なんだ、って言われようが結構です。アドラーだけで心がお腹いっぱいになるなら自殺者なんて出ねえよって話で。
あと、内緒にしてる人がいるんですよね。将来の嫁たる現在のパートナーなんですけどね。内緒にしながら吸うタバコが美味いわけないんですよ。なんて弱い人間なんだ、って言われようが(以下略
最後の一本の「ズドン」感
表現として適切かは分かりませんが、禁煙の覚悟を決めた際の「最後の一本」ってなにか不思議な感覚に包まれるんですよね。いっつもそう。
吸い終わって、タバコの吸い殻を眺めるんです。そんで、「おまえが最後の一本か。あばよ」って心のなかで呟いた瞬間、心が震えるというか。ズドン!と小さな稲妻が脳に落ちたような感覚がある。僕は正気ですよたぶん。
こうなれば割としめたもので、禁煙って長く続くんですよね。きっと、本気で止めようと思っている。自分が。「きっと」ってのは、人間は自由意志で動いている、さも自分で自分を完全に統制できているかのような錯覚を持っているようですが、それは大違い。実は自分なんて一切コントロールできてないんです。意思とは無関係に動いていて、意思は後付け。
まぁ、なにはともあれ、本気で禁煙した時の不思議な感覚ってやつを伝えたかったんです。禁煙経験が多ければ多いほど、思い当たる節はあるんじゃないですか?どうですかね、悲しき禁煙ファイターの諸氏よ。
失敗の法則
過去の禁煙失敗、ほとんどが「飲み会の席」です。9割、これで失敗している。酒で自制心が弱まったところに、まわりが美味そうに吸うタバコが誘惑をしてくるんですよ。
極端な話をするなら、覚せい剤を止めたあとで、まだ止めてない中毒者のパーティに参加し、目の前で炙られたり注射器でチューっとやられるようなもんです。本当ならこんなもん耐えられるわけがない。依存症を甘く見てはいけないんですよ。
じゃ、そういう場に参加するのを1年くらい自重する?あるいはもう二度と酒も飲まないし社交の場に行かないことにするか?これって現実味がないんですよね。
やぱり付き合いってものもあるし、一切なしにするには極端すぎる。でも、行ったら失敗してしまう危険性が・・・。
なので、本気で止めたいなら3か月くらいは酒も飲み会参加も止めた方がいいかもしれませんねえー。もしくは、行くとしても、始めに「僕はタバコを止めました」宣言するとか。出発前に心に刻むとかね。相当の覚悟をしなければならない。
でも、もし過去の失敗の局面を乗り越えられたとしたら、「もうこういう会に参加しても大丈夫」という思考になり、今後は乗り越えやすくなるという利点もあります。認知の歪みが正されるってやつですね。
しかし、やっぱり禁煙したての特に1か月目は失敗してきたシーンを避ける必要があると思いますよ。
吸わないだけで丸儲け
禁煙失敗しても大丈夫ですよ。もし1週間禁煙して失敗しても、1週間はタバコを吸わない期間があったんだから、それだけで得をしたと考えるべきです。
それと、吸わない今の時間は、それだけで丸儲けだと思いましょう。これほどイージーなものはないですよ。ふつーに生活しているだけで勝利なんですから。タバコを吸わないだけで勝利。めっちゃ幸せな人生じゃないですか。
ハームリダクションという言葉があって、依存症に苦しむ人も、少しでも減らせたり止められた期間があればそれを喜びましょうという考えに基づいています。いちど失敗したら「何やってんだこのクズ!振出しに戻っただろうが!」という無理解で救いのない接し方をしてしまうのは、かなり古い考え方なんですよ。鞭でひっぱたいても依存症を克服することはできません。
かといって、失敗前提で始めるのもちょっと違う気がします。それでは明日にでも禁煙失敗しそうなもんですから。やっぱり、始めるときは一生止めるつもりでやりましょうよ。けど、失敗してもくよくよしないでまたトライしようなって。
値上げ前に最後の一本、吸い終わりましたか?
明日(令和2年10月1日)からタバコが軒並み値上がりしますよ。ご存じですか?まぁ50円程度の値上げですが、1割UPとなれば長期的なコストは看過できないものになります。なので、ここいらで禁煙するのは時期的にもベターなのではと僕は思うのです。
この記事を見て「よっしゃ、やめたろ」と思った人、思い立ったが吉日なので止めてみてください。3日でも止めれればそれだけで丸儲けです。これをきっかけに一生止めれれば、数百万円の貯金をしたことと同じです。
ただ、思い付きで禁煙をやっても成功率はなかなか上がらいないもの。おすすめは2週間後ですね。10月半ばくらいに禁煙開始日を設定して、それまでは割り切って吸い続けるという戦略もアリでしょう。何度も禁煙に失敗してしまう人は、是非とも禁煙日を先に設定してトライしてみてください。
それではよき禁煙の日々を(^.^)/