独居の管理人はローンでがんじがらめ。
返済は滞っていないのですが
もし死んだらどうすんの?
という算盤(そろばん)を弾いていなかったので弾きました。
家のローン
通常、住宅ローンを組む際には団体信用生命保険(以下、団信)に加入することになります。債務者(住宅ローンを借りる方)が亡くなった場合、住宅ローンを支払えなくなり家族は大変なことになります。そのときに、ローン残債を死亡保険でまかない全額返済するという仕組みです。
管理人の場合も家のローンは団信加入で組んでいました。
「いました」ってのは銀行に直接足を運んで職員に聞いたからです。今さらか、とは自分でも思いますけど、今知って良かったとも感じます。
全部、元の妻に任せっきりで建てたものだから、自分ではわかっていなかったという。怖い怖い。
で、団信の内容は現在はかなり充実していて、各種疾病や癌に罹患した場合も保障される商品があるようです。
管理人の場合は死亡又は重度障害の場合に家のローンが0円になる契約でした。ってなわけで、死んだら家のローンはどうなる問題はこれで一段落。
車のローン
「無担保ですので、ローンは残ります」とのこと。これもローン組んでる銀行に行って聞いてきた。法定相続人に負債が相続されます。
直系卑属が第一相続なので子供に借金が相続されるという、なんとも苦しい状況です。早いことローンを返すに越したことはないのですが、その前に死ぬ可能性は0じゃない。
養育費
家裁の取り決めでは子が何歳の誕生日まで毎月、ってのは決めましたが、管理人が死んだときのことまでは話し合っていません。
旦那様が亡くなられた場合、その時点で養育費はストップします
死亡すると相続が行われますが、養育費の支払い義務は相続の対象になりません
祖父母には孫を扶養する義務がないからですそういった場合、祖父母を養育費支払いの「保証人」にすることができます
保証人にすれば、旦那様が亡くなられた場合はもちろんのこと
生存していて養育費の支払いが滞った場合も祖父母に請求ができます。
一般的に夫が死んだ場合は養育費がストップし、保証人を立てている場合は保証人から支払いが継続される。
管理人の場合は保証人を立てていないので、死んだら養育費がストップすることになりますね。これも問題だ。
以上をふまえて
- 家のローン
- 車のローン
- 養育費
について精査した結果、保険により死亡後の返済や支払いをカバーするという算段をしました。
死亡保険については車のローンと養育費をカバーし、子供の進学に必要なまとまったお金が残るように設定します。さらに要介護状態や重度障害の部分を今までよりも厚くします。現在の団信では癌や介護のサポートがないので。
親と子供、どちらにどれだけ残すかの配分も管理人が設定できますので、「もし、明日に突然死んだら?」と考えて加入する予定です。親の方は葬式代を残せれば。
身辺整理は整いつつある
「もし、自分が死んだら借金はどうなる?」って部分の身辺整理。
これで心置きなく・・・っていや別に死にたいわけじゃないんですけどね。ただ、死っていうのは本人は自覚がないけれど、残された人には実際問題としてローンが引き継がれてしまう。ここをきっちりしておかないで、安心して暮らせないなと考えたのです。
メメントモリではありませんけれど。死を意識して生きるというのは矛盾に感じるかもしれませんがそれでも心残りなく生きようという前向きな姿勢の表れでもあるのかなぁと。
できることは、やっているつもりですよ。食生活とか運動とか、ストレスを溜めない生活とか、ね。けど、運命には逆らえない。いつどうなるのかなんて、ほんと分からんものです。
もし、自分が死んだらどうなる?という部分のシミュレーションが終わっていない人は、是非ともいちど具体的に算盤を弾いて考えてみてください。家族や両親と、そこらへんもリアルに検討すると良いです。
「縁起でもない」って眉をしかめる心情に至るかもしれませんが、実際問題を見て見ぬふりは、予想外の事態に陥った際は足元をすくわれる原因にもなります。