羆の人生記

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職場で嫌な奴がいても、思ったことを言わず割り切るしかない

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会社で働くってのは実につらい。

何がつらいかって人間関係がつらい。

だって、嫌いな人とコミュニケーションをとらねばならん。

プライベートなら「触らぬ神に祟りなし」で距離を置けばOKだが、職場で同じ部署となればそうも言ってられない。目が会うこともあれば個室で鉢合わせることもある。

どの立場でも嫌だ。先輩なら高圧的に来られるし、後輩なら言うこと聞かない、上司なら公平に扱ってくれないし、部下ならごねる、同期ならただならぬ雰囲気を醸し出すこともある。

では仕事でも「触らぬ神に」をやれば、上から「お前、それは嫌でも仕事なんだからやれよ」とお説教されるわけで、確かに実際問題、仕事が進まなくなる。

地獄だ。

「好きなことで生きていく」のキャッチフレーズが一時期ネットミーム化に近い流行語として持て囃され、あるいは嘲笑の的になったりしていたけれど、今になってこれについて思うのはあながち間違ったことは言っていなく、多くのサラリーマンがこれに憧憬を抱いているのではないかと思うよ。

 

で。

 

最近なんだけど、こういう嫌な人がいたりして、人間関係に悩んでいても、結局「口に出さなければ、それはあったことにならない」って考えるようになった。

 

 

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「お前のことが嫌い」「気に食わない」などとストレートに言うのも、回りくどくジメジメと皮肉交じりに何かを言うのも、すべて外に出ていること。口から外に出て誰かに伝わる。事実として残る。たいていは、それで損をする。いい方向に進むことなど稀である。

なので、言わなきゃいい。腹の中で煮えくり返ろうが、口に出さない。意味のある音として発しない。それなら、事実が残らないし言質もとられん。

態度や行動には出るかもしれない。ただ、それは何とでも言い訳をすればいい。その態度や行動で、誰かのことが嫌いなのか、とか俺のことを気に食わないのだな、と思われてもそれは仕方がない。でも、口には出していないから、事実とはまた違うもの。

こうして後から関係性が改善して普通に接するようになったとしても、その時はその時の関係性で仕事をやればいいわけだし、前にあったわだかまりは、あまり余韻を残さないと思う(口に出さずとも物を投げつけたり暴力をふるったり、形に残ればまた違うことも申し添える。)。

口に出してしまえば、それはずっと残る。「あの時、あいつは、こう言った。」というのが、特に当事者の心に残りやすい。こうなると、関係性の改善が難しくなることは言うまでもない。

結局、黙っていればいい。口に出さず、ムカついていればいい。「いつか退職するんだし、一蓮托生の仲じゃない。」と割り切れればそれで。

 

ああ、そうか、こうして本音を言わず、建前だけで空虚に仕事をするゾンビが世の中に氾濫していくんだな。

 


退職が待ち遠しい。